スマホ向けのコンパクトスタイルで表示しています。

2017/04/03 作成、2019/11/15 更新

熊谷基地「さくら祭り」

「さくら祭り」を開催している航空自衛隊の熊谷基地の正門

航空自衛隊 熊谷基地で開催された「さくら祭り」に行ってきました。朝方はうす曇りの天気でしたが、熊谷に着いた頃には青空が見えていました。絶好の花見日和です。

航空自衛隊 熊谷基地の位置を示した地図

航空自衛隊熊谷基地は、埼玉県の北西に位置します。地図上で見ても判るとおり、都内からはちょっと距離があります。

航空自衛隊の熊谷基地の「さくら祭り」

今年は全国的に桜の開花が遅れています。熊谷基地の桜も正門付近で5~6分咲き、グランド付近で2~3分咲きでした。満開の桜を見るにはもう少し時間がかかりそうです。

「さくら祭り」の桜の木

そこそこ咲いていますが、まだまだつぼみが多いですね。

咲きかけの桜のはなびらとつぼみ

このくらいの咲き具合も個人的には好きです。咲きかけの花とつぼみが相まって良い感じです。

航空自衛隊の熊谷基地の敷地に展示されている月光ことF-86D要撃戦闘機

熊谷基地の敷地内にも、古い機体が常設されています。まずは、月光ことF-86D要撃戦闘機です。1960年代に航空自衛隊で運用していた機体です。

航空自衛隊の熊谷基地の敷地に展示されている若鷹ことT-33A練習機

続いて、若鷹ことT-33A練習機です。ブルーインパルスが現在使用しているT-4練習機の前身となった機体です。

航空自衛隊の熊谷基地の敷地に展示されている「まつかぜ」ことT-6G練習機

「まつかぜ」ことT-6G練習機です。T-33Aより古い第二次世界大戦時代のレシプロの練習機です。

航空自衛隊の熊谷基地の敷地に展示されている旭光(きょっこう)ことF-86F要撃戦闘機

旭光(きょっこう)ことF-86F要撃戦闘機です。何と言っても機体前面にあるインテークが特徴的な機体です。この機体は、ブルーインパルスでも使用されていました。

航空自衛隊の熊谷基地の敷地に展示されている栄光ことF-104J要撃戦闘機

栄光ことF-104J要撃戦闘機です。この辺りのフォルムを見ると、現代の戦闘機に通じるものがありますね。今回のイベントでは、航空自衛隊がブレイブウィッチーズとコラボしているため、機体側面に雁淵ひかりと第502統合戦闘航空団のロゴがラッピングされていました。

航空自衛隊の熊谷基地の敷地に展示されているF-1戦闘機

最後にF-1です。F-1も全機が退役した古い機種です。

航空自衛隊の熊谷基地の「さくら祭り」

展示機体を全て見終えたところで、グラウンドに向かいます。熊谷基地は、滑走路が無い小規模な基地ですが、それでも地元民を中心に賑わっていました。

自衛官募集のテントと自衛隊員

毎度恒例の自衛官募集のテントです。

ブレイブウィッチーズのブース

コラボしているブレイブウィッチーズ製作元の角川もブースを出していましたが、パネル展示のみでした。一期の放送が終わったばかりなので、出すものが無いのかな? 今日は声優の加隈亜衣さんと水谷麻鈴さんのトークショーが開催されたため、それを目当てに来ていると思われる人もたくさんいました。

深谷市のゆるキャラ「ふっかちゃん」のブース

熊谷市のお隣、深谷市のゆるキャラ「ふっかちゃん」のブースも出ていました。ここ熊谷基地は、熊谷市と深谷市の境目あたりに位置しています。写真には撮っていませんが、ふっかちゃんの着ぐるみも来てました。

日本学生連盟のモーターグライダー

今日は、日本学生連盟のモーターグライダーも飛行展示していました。地上展示している時は、コックピットも公開されており、見学するための長い列ができていました。

茨城県の百里基地の隊員によるエイサー演舞

茨城県の百里基地からエイサー演舞をするために隊員が来ていました。

航空自衛隊の熊谷基地の「さくら祭り」に出展している飲食の野外露天(出店)

飲食の野外露天は、どの店も大繁盛です。多分こうなるだろうと思い、コンビニで昼飯を買ってきたのは正解でした。

航空自衛隊の熊谷基地の「さくら祭り」に出展している飲食の野外露天(出店)

佐世保バーガー、大分から揚げ、気仙沼ホルモンの他、五平餅、肉巻きむすび、ジャンボたこ焼き、タン塩、粉雪かき氷など、おなじみのフード店が多数出展していました。

航空自衛隊の熊谷基地の「さくら祭り」に出展しているキャップなどのグッズ販売店

グッズ販売店も出展しています。キャップ系はいろいろあったのですが、コレと言ったのが無かった為、今回は何も買いませんでした。

航空自衛隊の熊谷基地の「さくら祭り」に出展しているピンズの販売店

懐かしいピンズの販売店もありました。昔は良く見たのですが、最近は少ないですね。身に付けている人もほとんど見かけません。

航空自衛隊の熊谷基地の装備品展示のコーナ

ここから、装備品展示のコーナです。航空自衛隊の通信機器、高射部隊器材、陸上自衛隊のNBC偵察車、除染車が展示されているのですが、見学している人はほとんどいませんでした。

オリーブドラブの自衛隊カラーのトラック

御馴染みオリーブドラブの自衛隊カラーのトラックが多数展示されていました。

移動用多重通信装置J/TRQ-506

一際目を引いたのがコレです。何かわかりますか?

移動用多重通信装置J/TRQ-506

移動用多重通信装置J/TRQ-506です。

正面から見るとこんな感じです。下向きの半円形の物体が閉じた状態のパラボラアンテナです。運用時はこれを開いて円形に広げます。本体を支えている4本足の台座が良い味出してますね。まるでクレーン車のアウトリガーのようです。こういうフォルムは、メカ好きの心を揺さぶります。

航空自衛隊の熊谷基地の「さくら祭り」の花見客

グラウンドは、ブルーシートを広げた花見客で賑わっていました。親子連れが多いですね。基地内は飲酒禁止なので主に昼食を取っているようです。

入間基地所属のCH-47J(37-4501)

グラウンドの中央には、入間基地所属のCH-47J(37-4501)が駐機していました。

後部ハッチが開いた状態の入間基地所属のCH-47J(37-4501)

後部ハッチが開いて機体の中が公開されていました。

輸送ヘリコプターCH-47Jの機内

CH-47Jの機内はこんな感じです。輸送機なので殺風景ですね。横田基地友好祭でもレポートした通り、輸送機の内部はこんなもんです。機内正面にはコックピットも見える状態でした。

航空自衛隊の熊谷基地の「さくら祭り」

ここで13:30までしばらく休憩です。今日は天気が良いので芝生の上で寝ていても気持ちがよかったです。

旋回中のF-15J

13:25、少し早めに到着した石川県小松基地 第303飛行隊第6航空団所属のF-15Jが上空旋回をしていました。

上空を通過する石川県小松基地 第303飛行隊第6航空団所属のF-15J

13:30、展示飛行で 2機のF15-Jが上空を通過。残念ながら入間基地航空祭とは違い、ここ熊谷基地は滑走路が無いため、ローパスするにしても高度が高すぎます。グラウンドから見ると機体の底面を見るのがやっとでした。

接近中のF-15J

基地周辺を旋回して再進入。今度はギアダウンして着陸灯も付けた状態で飛来しました。う~ん、200mmレンズで撮影するとこれが限界です。

上空を通過する石川県小松基地 第303飛行隊第6航空団所属のF-15J

上空通過、下から見てもギアダウンしているのがよく判りますね。残念ながら絵的にはよくありません。

エアブレーキをかけた状態で左旋回するF-15J

エアブレーキをかけた状態で左旋回するとそのまま小松基地へと返っていきました。予想はしていましたが、やっぱり熊谷基地の展示飛行はいまいちですね。かなり物足りません。せめて基地上空で旋回してくれればもう少し絵になるのですが・・・・。もし来年も同じ飛行展示があるのなら、今度は基地の敷地内ではなく、旋回ポイントの周辺で撮影してみます。

航空自衛隊の熊谷基地の「さくら祭り」

F15-Jの飛行展示が終わると、いっきに客が帰途につきました。この後、CH-47Jが入間基地に帰還するために離陸するのですが、今日は夕方から雨予報のため、早めに帰ることにしました。ここまで、海自、空自ときたので、次のイベントは陸自です。

Copyright © 2006-2024 KaK.

このページに掲載されている画像の転載は、再配布条件 をご参照ください。