2014/10/19 作成

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 2014年10月11日~12日に茨城県の自動車安全運転センターで開催された第45回全国白バイ安全運転競技大会のレポートです。この大会では、バランス走行操縦競技、トライアル走行操縦競技、不整地走行操縦競技、傾斜走行操縦競技の 4種目が実施されています。

 下の画像をクリックすると各競技のページへジャンプします。

出走前の白バイ隊列

大会 1日目の午前中は、「バランス走行操縦競技」です。

出場する隊員と白バイが一列になって待機しています。先頭の白バイだけ赤色灯が付いていますが、これはコース確認車、いわゆる試走用の白バイです。

バランス走行操縦競技の看板

バランス走行操縦競技は、3つのセクションから構成されています。

1)8の字走行、パイロンスラローム、小道路旋回
   (タイムトライアル+減点制)

2)ナローコース(制限時間内走行+減点制)

3)回避制動(制限時間内走行+減点制)

バランス走行操縦競技

まずは、「8の字走行+パイロンスラローム」です。

スタート同時に全開で8の字に突っ込み急減速、左旋回→右旋回、そしてスラローム。

この第1セクションは、バランス走行競技で唯一のタイムトライアルセクションなので、どの隊員も急加速、急減速を繰り返していきます。

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白バイ安全運転競技大会の8の字走行

ライダーにとって基本中の基本、8の字走行です。

見ての通り、コースの両端にはマーカが設置されており、コース幅は狭いですがどの白バイ隊員も綺麗にターンしていきます。目線が常に先を見ているのも基本ですね。

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白バイ安全運転競技大会の8の字走行白バイ安全運転競技大会の8の字走行
白バイのステップとバー

タイムトライアルの割にはバンク角が浅いと思われるかもしれませんが、安全運転競技会なので白バイのステップやバーが地面に接触すると減点になるため、これがギリギリなのです。ステップもバックステップではないのでバンク角が深いとすぐに接地してしまいます。 実際、攻めすぎて「ガリッ!」とやってしまい減点される隊員も何人かいました。

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バランス走行で急加速する白バイ

加減速のコントロールは鮮やかですね。

もちろん、急加速で先行車に追いつくのは白バイの取締りの基本です。

 

 

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バランス走行で急加速する白バイバランス走行で急加速する白バイ
白バイ隊員の小道路旋回

続いて、小道路旋回です。

この技も白バイ隊員にとって必須のライディングテクニックですね。

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白バイ隊員の小道路旋回

フルステアリングからバイクを倒しこんでいっきに180度回る小旋回。ライダーなら習得したい技のひとつですが、これをスムーズに決めるのはかなり難しいです。正直、私も苦手です(特に右回りは・・・)。

 

 

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白バイ隊員の小道路旋回白バイ隊員の小道路旋回
白バイ隊員の小道路旋回(小旋回)

小旋回は停止状態からスタートします。もちろん、タイムトライアルなので早く回りたいところですが、これは警察の安全運転競技会。必ず後方確認してから発進します。競技会では確実に後方確認させるために審判員がプラカードを持っています。隊員は、「歩行者!」、「普通車!」のようにプラカードに書かれた文字を読み上げてから発進します。

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白バイ隊員の小道路旋回(小旋回)白バイ隊員の小道路旋回(小旋回)
白バイ競技会の赤旗(減点)

接地やパイロン接触はもちろん、コースマーカに触れても減点です。ちょっとでも接触すれば、審判員が容赦なく赤旗を揚げます。観客席はコースからさほど離れていないのですが、それでもどこで減点になったのか判らないぐらい些細な接触も多々ありました。

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白バイ競技会の転倒シーン

この大会に出場する白バイ隊員は、各都道府県を代表するエース達です。その隊員達がしのぎを削って走るのですが、当然転倒することもあります。ここでは、その厳しさをお伝えするために、あえて転倒シーンも掲載します。

転倒が発生するのは、やっぱりこの小旋回セクションです。フルステアリングで急加速発進する上に、コースもこの狭さですから・・・難しいですね。

 

 

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白バイ競技会の転倒シーン白バイ競技会の転倒シーン
白バイ競技会のトップタイム(29.26秒)

第1セクションのタイムトライアルでは、ほとんどの隊員が 30~31秒台でクリアしていきます。29秒台をマークすると観客席から歓声と拍手が沸き起こります。

その中でも観客席からどよめきの声が上がったシーンがこれ、千葉県の高梨隊員がマークした驚異的なタイム 29.26秒!!

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バランス走行競技第2セクションナローコースの基準タイム看板

続いて第2セクションは、ナローコースです。

このセクションはタイムトライアルではなく、基準タイムの26~30秒以内にクリアすれば減点ゼロになります。

ナローコースの狭路

ナローコースは、狭路からスタートします。

この狭路は直線ではなく、途中で45度→90度→45度に曲がっています。ここ一番、バランス走行競技の腕の見せ所です。ステップの上に立ち絶妙なクラッチワークでコースをクリアしていきます。

 

 

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ナローコースの狭路ナローコースの狭路
一本橋の狭路(くの字、段差あり)

続いて二輪教習所の実技でもお馴染みの一本橋の狭路です。

もちろん、ただの一本橋ではなく、途中に段差がある上にコースも途中でくの字に曲がっています。

さすが白バイ隊員だけあって、ここは余裕のクリーン(減点ゼロ)でクリアしていきます。

 

 

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一本橋の狭路(くの字、段差あり)一本橋の狭路(くの字、段差あり)
ナローコースの狭路

一本橋を超えると再びポールが立ち並ぶ狭路に入ります。

今度は最初の狭路より小さく曲がっています。こんな難コースでも白バイ隊員は、次々とクリアしていきます。

 

 

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ナローコースの狭路ナローコースの狭路
白バイ競技会の回避制動(回避+急制動)

最後の第3セクションは、回避制動です。

指定速度は 50~60km/hで、制動距離 11.5m~16.5m以内に停車します。二輪教習所では、急制動と回避の2つの技能教習がありますが、この回避制動はその2つを組み合わせた競技です。

普通の大型自動二輪教習が 40km/hで 11m以内ですから、それより10km/h以上多い上に回避制動が必要になるのでより難しくなっています。

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白バイ競技会の回避制動(回避+急制動)

分岐点の直前で信号を見て左右に曲がります。これは二輪教習と同じですね。

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白バイ競技会の回避制動(回避+急制動)

停車すると制動距離を正確に測ります。

この回避制動でバランス走行競技のコースは、終了です。

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白バイのバランス走行操縦競技

バランス走行操縦競技の結果が掲示されました。

1位は、やっぱり第1セクションで29.26秒をマークした、千葉県の高梨隊員でした。6位に食い込んできた埼玉県の木村隊員は、この後の競技で素晴らしい活躍を見せてくれます。

 

 

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白バイのバランス走行操縦競技白バイのバランス走行操縦競技
白バイの隊列走行

全員の競技が終了すると、白バイが隊列を組んでコースを後にしました。赤色灯は付いていませんが、それでもこれだけの白バイが集まると壮観ですね。

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