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2010/08/01 作成、2020/02/20 更新

タイトル

0日目:痛恨のミス!!

地図

2010年 6月24日(木)曇り

東京 → 東京 78.2km

出発前

2010年の第二弾は、3年ぶり 5回目の北海道ツーリング!! 久しぶりの北海道です。

17:15、定時でさくっと仕事を切り上げ帰宅。荷造りをして 21:00出発。10回目のロングツーリングにして、初の夜間出発になりました。

いざ、北へ!!

 

が・・・

シートバック崩壊

痛恨のミスをやってしまいました。

結論から言うと、高速走行中に荷崩れを起こして、ツーリング続行不能になり帰宅しました。

今回はキャンプツーリングなのでGoldwinの大型シートバックを使っていたのですが、今回だけループ式のセッティングベルトをいつもと違う付け方でセットしていたところ、走行中に外れてしまいました。運が悪いことにそれに気が付かずしばらく走行を続けてしまった為、シートバックがタンデムから落ちてマフラーに接触。シートバックのファスナー部分が熱で変形して破損。さらに外れたベルトがリアのブレーキパッドに挟まって切れてしまいました。

いざと言う時の為にビニールテープを常備していたので、すぐに路肩に止めて応急処置。急遽、次のICで降りてコンビニで荷造り用のビニール紐を購入してなんとか自宅まで戻ってこられました。

う~ん、自分のミスと言え、これは痛い・・・。

みなさんも荷崩れには十分注意して下さい。

破れたリアバック

少しぐらいの傷ならそのまま走り続けたのですが、こうなってしまうと・・・。

ファスナーが全く閉まらなくなり、手で押さえていないと裂け目とファスナー部分から荷物が次々と落ちてしまう状態です。今回は北海道ツーリングだったので、ただでさえキャンプ用品が満載されていた上に肝心の固定用ベルトまで切れてしまったので、無理をせずにあきらめました。

1日目:再出発!!

地図

2010年 6月25日(金)晴れ

東京 → 新潟 366.3km

ワールドカップ決勝リーグ進出

6:10起床、テレビを付けたら日本が勝っていました。ワールドカップ決勝リーグ進出です。

とても 3:30まで起きて試合を見ている気分では無かったので、朝起きてから結果だけ見ました。

とりあえず、おめでとう! > サムライジャパン

シートバック再購入

9:00、営業開始直後のフェリー会社に電話して予約変更。幸い、10:30出航予定の便だった為、手数料なしで明日の便に予約変更できました。

10:30、開店直後の2りんかんに行って、新しいシートバックを購入。これまで使っていたバックと同じGoldwinのGSM 17906です。2010年モデルはガンメタカラーが無くなりブラックのみになりました。基本的な仕様は同じですが、細かいところがいろいろと変わっています。

今度は失敗しないように、しっかりとタンデムシートに固定しました。ループベルトだけだと万一のことがある為、今回はバックルが外れても落ちないように前後左右四ヶ所をそれぞれ二重に固定しています。これなら大丈夫!!

真夜中の関越自動車道 塩沢石打SA

今日は、昨日よりも早い19:00に東京を出発。

SAで休みながらのんびりと関越自動車道を走って、長岡JCTから北陸自動車道へ。25:30に新潟中央ICに到着。

予定より 1日遅れたおかげで、0時を回ったら土曜日になりました。土曜日の 0時を過ぎてICから降りれば休日夜間割引が適用されるので東京~新潟の高速料金は 1,300円で済みます。ちなみに、当初の予定通り木曜日の夜に走った場合でも、平日夜間割引が適用されるので 4,450円でここまで走れる予定でした。

今日は、このまま新潟市内の「ホンマ健康ランド」で仮眠を取ります。

北海道ツーリングルート1日目北陸自動車道 新潟中央IC

2日目:日本海クルージング

地図

2010年 6月26日(土)晴れ 時々 曇り

新潟 → 新潟港 8.4km

ホンマ健康ランド

ホンマ健康ランドは、新潟港から近くて便利なのですが、料金は深夜割増を含めて3,360円とちょっと高めです。当初の予定では、24h営業のマクドナルドを利用することも考えていたのですが、予定より早く新潟に着いたこともあり、ゆっくりと仮眠がとれる健康ランドを選択しました。

設備は可もなく不可もなく、普通です。お風呂はそれなりにくつろぐことが出来ましたが、強いて言えば、個人用のテレビがあったら良かったかな。

軽く仮眠を取ったところで、8:00出発。

新日本海フェリーらいらっく 新潟港山の下埠頭

新潟港には新日本海フェリーの「らいらっく」号が接岸していました。2002年に就航した比較的に新しい新造船です。

新潟~小樽航路を使うのはこれが 2度目ですが、前回は旧船の「しらかば」でした。ちなみに、この航路は私が初めて北海道へ行くときに利用した想い出の航路だったりします。

 新潟港山の下埠頭

8:45の時点でバイクの数は 5台。今日は6/26(土)です。ちなみに前回利用したときも 6/25と同時期でしたが、そのときは日曜日ということもありバイクはわずか 4台でした。今回は、この後にどんどんバイクが増えて最終的に 24台にまで増えました。

さすがにまだ 6月下旬ということもあり、比較的に年配のライダーさんが多いです。若者はほとんどいません。普通なら仕事で休めない時期ですから当然と言えば当然ですね。

今日は大型観光バスが 2台ほど来ており、ご年配の団体ツアー客が大勢いました。若者や家族連れは全くいません。

新日本海フェリーらいらっく車両甲板

今日は1等~特等が全て予約で埋まっていた為、さぞ混雑しているかと思いきや、車両甲板はガラガラでした。やっぱり、さっきの徒歩乗船の団体ツアー客がいたので、車で乗船する人は少なかったようです。

乗船開始時刻もバイクは 9:45の予定だったのですが、9:38頃に駐車場に戻ったら既に乗船が始まっており、数台を残して既に積み終えていました。

ちなみにこの日は、10:30出航予定で、車の乗船開始が9:15、徒歩乗船開始が9:30、バイク乗船開始が9:45のスケジュールでした。やっぱり、バイクを最後に乗船させる航路が多いですね。

ライダーへの案内板

新日本海フェリーは、他のフェリー会社と異なり乗船後に積載荷物を全て降ろすルールになっています。

ですが、実際にはこのルールは徹底されていません。今回も荷物を積んだままのライダーが何人かいました。

バイク荷物置き場(フェリーらいらっく)

この船は、船尾の車両甲板の壁際にバイクを停めるのですが、この壁沿いにライダー用の荷物置き場となる網棚が用意されています。これは嬉しいですね。ここにヘルメットを置いておけば、船内に持ち込む必要がありません。これまでいろんなフェリーを利用してきましたが、車両甲板にライダー用の荷物置き場が用意されているのは、この船だけです。

私は、念のために、シートバックも外してこの網棚の上に固定してから船室に入りました。網棚は結構頑丈に張られているので少しくらい重い荷物を載せても大丈夫そうです。

新潟港を出航

10:30、定刻通りに新潟港を出港。

小樽港まで18時間の船旅が始まります。この乗船時間って大洗航路とほとんど変わらないんですよね。敦賀航路でも19時間半、舞鶴航路でも20時間ですから、意外と大差がないものです。新潟航路にも敦賀/舞鶴航路で使われている高速船を導入して欲しいですね。

カモメ襲来

新潟港を離れるとすぐにカモメが集まってきました。

フェリーの名物ですね。東京湾フェリーでもよく見る光景ですが、今回もエサやりをしている乗客がいました。カモメの数も徐々に増えて、沖に出る直前には 10羽以上集まっていました。

カモメ襲来カモメ襲来
二等寝台(らいらっく)

今日は一日洋上で過ごすので、らいらっくの船内でも紹介します。

新造船とは言っても就航から既に 8年を経過していますが、私がこれまでに利用したフェリーでは比較的に新しい船です。

二等寝台(らいらっく)

まずは、二等寝台。オーソドックスな作りですが、他船に比べてやや天井が低い気がします。スリッパは用意されていません。小物入れもありません。一番問題なのは、この船の二等寝台にはコンセントがありません。これは改善して欲しいですね。やっぱり枕元にコンセントが欲しいです。今は設置されていない船の方が少ないと思います。

ちなみに、この時期の二等寝台はガラガラです。1部屋24名なのですが、この部屋は 5人しか利用していませんでした。前回利用したときも同じようにガラガラでした。他の乗客に気兼ねすることなくくつろぐことができます。らいらっくには、1段式ベットのS寝台もありますが、こっちはそれなりに乗客がいました。これだけ空いている閑散期に利用するなら二等寝台でも十分かな。

エントランス(らいらっく)

それにしてもこのフェリーは綺麗です!!

これまでに利用してきた船でも間違いなく1番ですね。

まず、エントランスがかなり華やかな作りになっています。エントランスの先にカフェテリアがあるのですが、この作りが良いですね。横長の広いエリアで両サイドから採光している為、明るく開放感があります。フェリー特有の閉鎖的な雰囲気が全くありません。

カフェテリア(らいらっく)らいらっくフェリー船内
フェリーらいらっく通路

船内通路の作りもおしゃれですね。白壁に青ラインで統一された通路が綺麗です。

無機質なベージュ一色で作られたフェリーが多い中で、この船は良いデザインだと思います。

ガラナ自動販売機(フェリー船内)

自販機の中にガラナがあると、北海道航路の船に乗っているという実感が沸きませんか?

フェリーらいらっく(ゲームコーナー)

船内設備も綺麗ですね。そして無駄に広い!(笑)

ゲームコーナーが2部屋に分かれている船も始めてみました。しかも大型筐体まで設置されているし・・・。

ここにこれだけ広いスペースを確保するなら、その分、二等寝台をもう少し広くして欲しいな。利用者が全くいないので、ちょっと勿体ない気もします。

フェリーらいらっく(ゲームコーナー)フェリーらいらっく(シアター)
フォワードサロン(フェリーらいらっく)

今回一番気に入ったのがここ、「フォワードサロン」です。

その名の通り船首に設置されているフリースペースです。かなり綺麗な部屋です。ここにはソファーの両サイドにコンセントがあるので充電もできます。

45度に曲がったソファーの座り心地が良かったので、今回の船旅では大半の時間をここで過ごしました。

フェリーらいらっくデッキ

と、らいらっくの良いところばかりを紹介してきましたが、残念だったのはデッキ。この船のデッキは歩けるエリアが限られています。他船に比べてもかなり狭いですね。もう少し広く歩き回れると良いのですが、残念。

この点を差し引いても、総合的に良い船だと思います。

ちなみに、これは日本海航路の特徴だとは思いますが、やっぱり津軽海峡にさしかかる辺りから若干揺れますね。前回も同じだったので、おそらく今回に限った話ではないと思います。本州沖を航行中は全く揺れませんでした。

フェリーらいらっくデッキ(夜)

19:40、辺りが闇に包まれました。今回は洋上に雲がかかっていた為、残念ながら夕日は見られませんでした。

19:52、小樽発 新潟行きの姉妹船「ゆうかり」とすれ違います。1日前に新潟港を出港した船です。

本当は、あの船に乗っていたはずだったんですけどね・・・。

写真撮影は失敗しました。

北海道ツーリングルート2日目撮影失敗・・・

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