2019/05/17 作成、2022/05/08 更新
国道5号線の地図

2022年 5月 8日をもちまして、国道ルートマップの公開を終了させて頂きます。
函館市国道元標

国道5号線の起点である函館駅前の交差点です。この交差点には、国道1号線 と同様に国道元標が埋設されています。函館にあるのは「函館市国道元標」です。

「函館市国道元標」
北海道の玄関函館市は、また、北海道における国道の起点にもなっている。
前方交差点中央にある国道元標より、北方向へは、一般国道5号が長万部町・小樽市を経由して札幌市に至り、東方向へは、一般国道278号が恵山町を経由して森町で5号に合流する。さらに、南方向へは、一般国道279号が1.8km先の函館市末広町から津軽海峡を渡り、青森県の野辺地町へと向かっている。
いずれの国道も歴史と伝統を誇る幹線道路であり、函館近郊の代表する区間は、5号「赤松街道」、278号「漁大通」、279号「海峡通」の愛称で呼ばれ多くの人びとに親しまれている。
平成 5年12月 北海道開発局
と、刻まれています。
起点の函館市

函館と言えば、やっぱり朝市、夜景、五稜郭ですね。函館山ロープウェイの山麓駅は、国道5号線の起点から 2km弱ほど南に離れた場所に位置しており、国道には面していません。函館港と五稜郭も国道から若干離れたところにあります。
函館~長万部

国道5号線は、函館を出ると普通の道になります。醍醐味のある道路が多い北海道にしては珍しく、普通の道です。残念ながら、走っていても、あまり面白みはありません。函館市街に近い場所は、比較的に交通量も多いです。

小沼・大沼、駒ケ岳を過ぎると国道5号線は、内海湾に沿って北上します。しかし、残念ながら海はほとんど見えません。周辺も殺風景のため、天気が悪いとかなり寂しい道になります。ちなみに、八雲から長万部の間は、長い直線道路になり、覆面パトカーによるスピード違反の取り締まりも多いため、注意が必要です。

国道5号線は、長万部で室蘭方面へ向かう国道37号線と分離します。長万部は、蟹の名産地であり、国道沿いには蟹飯の店がたくさんあります。私が長万部の北海道物産センターで蟹飯を食べた時は、焼きホタテが 1個100円で売っていました。蟹飯だけではなく、実の大きなホタテも美味しかったです。
JR函館本線 長万部駅

今はもう見ることができなくなりましたが、長万部には寝台特急「北斗星」も停車します。走行中の撮影も良いですが、駅から寝台特急を撮影したい人には、長万部は良い駅でした。ここは人気も少なく、じっくりと撮影できます。普段は、1~2両の気動車しか停車しない長万部駅ですが、寝台特急用のホームは、とても長いです。ちなみに、長万部駅は、函館本線から枝分かれしている室蘭本線の始発駅のため、駅の待避線には複数の気動車が停車しています。