第47回SG日本選手権オートレース 5日目
2015年10月30日~11月 3日に川口オートで開催された第47回SG日本選手権オートレースのレポートです。このページでは 5日目の最終日の模様をまとめています。
第12レース 優勝決定戦
車番 | 選手名 | 競争車名 | 一次予選 | 二次予選 | 最終予選 | 準決勝戦 | ランク |
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1 | 荒尾 聡 | デフジャム | 選12R 2着 | 特12R 6着 | 7R 1着 | 12R 1着 | S7 |
2 | 佐藤 貴也 | スケートラブ | 選12R 4着 | 特10R 3着 | 5R 2着 | 9R 1着 | S9 |
3 | 田村 治郎 | イマサラJ | 7R 8着 | 2R 3着 | 9R 1着 | 10R 1着 | S37 |
4 | 高橋 貢 | Rウルフ | 選11R 8着 | 8R 1着 | 10R 1着 | 11R 1着 | S10 |
5 | 永井 大介 | ビズビム | 選11R 1着 | 特12R 1着 | SR12R 3着 | 9R 2着 | S5 |
6 | 若井 友和 | モエルトウコン | 7R 1着 | 特12R 5着 | 11R 1着 | 10R 2着 | S20 |
7 | 鈴木 圭一郎 | カルマ3K | 6R 1着 | 特9R 4着 | 8R 1着 | 11R 2着 | S15 |
8 | 中村 雅人 | Kモンソン | 選12R 3着 | 特10R 1着 | SR12R 1着 | 12R 2着 | S2 |
1着賞金:20,000,000円、2着:6,300,000円、3着:4,500,000円、総投票数:1,979,442枚、走路温度:22.0℃
第47回SG日本選手権オートレースの優勝戦です。
試走の先導車は、ランボルギーニ・ムルシエラゴ LP670-4スーパーヴェローチェです。
ガルウィングを手で押さえながら走る姿は、ちょっと滑稽でした。ここまでしなくても良かったのでは?、と思いますね。
荒尾聡(飯塚)を先頭にコースを試走します。もちろん、SG決勝戦専用の勝負服を身にまとっています。
田村治郎(伊勢崎)の後に、2番人気の高橋貢(伊勢崎)、1番人気の永井大介(船橋)が続きます。
鈴木圭一郎(船橋)の後に前年度日本選手権王者の中村雅人(船橋)が続きます。
試走を終えた後にランボルギーニがデモ走行を見せてくれたのですが、やらかしてくれました。第3コーナで勝手にスピンターンを披露してしまった為、慌ててコーススタッフが路面にこびりついたタイヤかすを清掃していました。
普段は、空席が目立つオートレース場の観客スタンドもSG優勝戦の今日は大勢の観客で賑わっています。特にホームストレッチ裏の正面スタンドはほぼ満席の状態です。コーナに位置しているサイドスタンドや3階席にも観客が多数います。
ゴールラインに設置してある周回表示版の数字は「10」。SG優勝戦は、10周 5100mで争われます。
コース審判員が整列して審判長と一礼。いよいよ優勝戦が始まります。
バックストレッチ裏にそびえるオーロラビジョンには、ピットで待機している選手とバイクの映像が映し出されています。
ピット前には、報道スタッフも集まっています。このレースの模様は、テレ玉こと埼玉テレビでも生中継しています。もちろん、夜のバッハプラザでも放映されます。
発走準備が始まりました。0センのスタートラインに各車が一列に並びます。
整列完了、コーススタッフが退きます。
大時計(発走合図機)の青ランプが1つずつ消えてカウントダウン開始。
各車一斉にスタート! ぎゃぁおーーーん!!(それは飯塚オートだ)
地元川口オートから唯一優出した若井友和、スタートで痛恨のウィリー。
あぁ~、俺の車券終わった!!(笑)
センター勢から頭ひとつリードしたのは、やはり永井大介。
イン勢は、STコンマ01を決めた田村治郎が荒尾聡と佐藤貴也をまくりにかかります。
先行は、やはり最内の荒尾聡。果たして10周回を逃げ切れるか?
好スタートを決めた永井大介が田村治郎を、鈴木圭一郎が佐藤貴也に肉薄します。。
荒尾聡を先頭に密集状態で第2コーナへ。
1周回のバックストレッチ、イン勢をまくった永井大介と鈴木圭一郎が2位と3位に浮上。その後方も混戦です。
1周回のホームストレートは、1-7-5。逃げる荒尾聡、追う永井大介と鈴木圭一郎。
2周回、ここでベテラン高橋貢が2台まとめてまくって4位へ浮上。
4周回、勢いに乗った高橋貢がさらに鈴木圭一郎のインを差して3位へ浮上。着実に順位を上げていきます。
5周回を終えて、1-5-4。荒尾聡が逃げ続けています。しかし、優勝戦は10周回、まだ半分残っています。
6周回、ついに永井大介が来た!! 第2コーナでわずかにアウトに膨らんだ荒尾聡の隙を見逃さず華麗に差す!!
6周回を終えて、5-1-4。昨年の覇者 中村雅人は7位で苦戦中。
トップに躍り出た永井大介がここからぐんぐん加速します。
7周回以降は、永井大介の一人旅。後続を突き放してセーフティリードを作ります。
そして10周回、ゴールラインではチェッカフラッグが振られます。
永井大介が先頭でチェッカー!!
永井大介、会心のレースでした。さすが、8年連続のSGタイトル王者。
5-1-4で確定、2番人気で1,120円と少な目でした。永井、荒尾、高橋では固すぎですね。中村がセンター枠ならもう少し人気が割れたかもしれません。
片手を挙げてスタンドの歓声に応える永井大介選手。
着順 | 車番 | 選手名 | 競争車名 | 試走タイム | 競争タイム | ST |
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1 | 5 | 永井 大介 | ビズビム | 3.29 | 3.355 | 0.09 |
2 | 1 | 荒尾 聡 | デフジャム | 3.32 | 3.371 | 0.07 |
3 | 4 | 高橋 貢 | Rウルフ | 3.29 | 3.375 | 0.10 |
4 | 7 | 鈴木 圭一郎 | カルマ3K | 3.31 | 3.382 | 0.07 |
5 | 3 | 田村 治郎 | イマサラJ | 3.34 | 3.396 | 0.01 |
6 | 2 | 佐藤 貴也 | スケートラブ | 3.34 | 3.398 | 0.09 |
7 | 8 | 中村 雅人 | Kモンソン | 3.33 | 3.404 | 0.10 |
8 | 6 | 若井 友和 | モエルトウコン | 3.33 | 3.406 | 0.10 |
レース結果は、必ず主催者発表のものをご確認ください。
(転載元 : http://autorace.jp/netstadium/RaceResult/kawaguchi/2015-11-03_12)
バックヤードから永井選手が出てきました。スタンドの観客に向かって手を振っています。やっぱり笑顔ですね。
スタンドから拍手が巻き起こる中をバイクを降りて表彰台へと向かいます。
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永井選手がスタンドに向かって帽子を投げ入れたのですが、2階席まで届かず帽子はネット裏の1階席へ(笑)
優勝インタビューを受ける永井選手。あいかわらず、控えめでクールな受け答えです。。
花束贈呈に続いて、
真紅の優勝旗を手にしました。
よく見ると栄えある第1回日本選手権で優勝した広瀬登喜夫さんの名前があるのが判ります。ちなみに第1回大会が開催されたのは 1965年3月23日、今から50年前です。色あせた生地がオートレースの歴史の長さを実感させてくれます。
優勝賞金 20,000,000円のプラカードを掲げる永井選手。まぶしいくらい多くのフラッシュがたかれています。
最後にオープンカーに乗って場内を半周しました。永井選手の前に座っているのは川口市長と元K1選手の魔裟斗です。。
この日本選手権では、7,6,6,6,5と枠番に恵まれなかったものの、1,1,3,2,1着とただ一人連帯率100%の快勝でした。この調子なら年末のスーパースターフェスタも快走が期待できますね。
表彰式が終わると川口オートレース場は、夕闇に包まれていました。SG日本選手権は持ち回りで開催されているため、次に川口オートで開催されるのは数年後です。また、熱い戦いを見に来たいと思います。