アンダーカウルの取り外しと清掃
アンダーカウルの内側は、走行中に跳ねた小石やゴミなどが溜まるため、汚れやすい部分です。カウルの内側に貼られている保護スポンジも経年劣化で剥がれ落ちることがあります。カウルを付けたままでもある程度は清掃できますが、きっちり整備するなら取り外す必要があります。
今日は、このアンダーカウルをメンテナンスします。写真の赤い矢印の部分ですね。
最初に用意するには、ゴミ袋で包んだダンボール。これがあると何かと便利です。
アンダーカウルの下に敷いたら準備OK。
まずは、センターカバーを外します。左右2ヶ所のスクリューを外します。
ZZR400のセンターカバーは、スライド式ではめ込んである為、前方にスライドさせて外します。
取り外したセンターカバーは、かなり汚れていたので、念入りに清掃します。
続いて、アンダーカウルの底面で固定している2ヶ所のボルトを外します。このボルトは、車載工具の10番レンチで取り外すことができます。この時、先ほどのダンボールの上に寝転がると楽にボルトを外すことができます。
続いて、先ほど外したセンターカーバの下にあるネジを外します。右側にある円形のフックがかかっていれば、ボルトを外してもすぐにカウルが落ちることはありませんが、アンダーカウルを下で支えておけば、より安全に外すことができます。
うちのZZRは、片方のアンダーカウルの停め具部分が割れています。久しぶりに外したら、割れ目がかなり広がっていたので、近いうちに修復しなくては。とりあえず、今日はこのままにします。
ZZR400本体からアンダーカウルを取り外しました。
取り外したカウルの内側は、かなり汚れていました。
オイル漏れがまだ完全に治っていないため、オイル溜まりができています。そこに走行中に跳ねた小石が積もってどろどろの状態になっています。カウル内側に貼ってある保護スポンジは、経年劣化でぼろぼろになっています。さすが、19年落ちのZZR・・・。
カウル側面のスポンジもかなり劣化していますが、思っていたほどひどい状態ではありませんでした。当初の予定では、全面のスポンジを張り替える予定でしたが、予定を変更して劣化がひどい部分だけ張り替えることにします。
カウルに溜まった泥を保護スポンジごと拭き取ります。もはや、スポンジを残して泥だけを落とすことは無理な状態です。
ここで役に立つのがチェーンクリーナ。クリーナとルブのセットで買うと、どうしてもルブよりクリーナの方が余ってしまうので、こういう時にクリーナをじゃんじゃん使います。油汚れを落としたいときには、役に立ちます。
普段は、滅多に掃除しないカウルの底面部分もこの機会に徹底的に清掃します。
汚れがひどい部分を中心に綺麗に拭き取りました。
近所のホームセンターで買ってきた耐熱・耐候・耐磨耗・耐薬品のEPDMスポンジです。何種類か用意したのですが、全面を張替えることはやめたので、主に細長いスポンジを使います。
スポンジを貼り終えました。油分が残っていると接着できないので、クリーナでしっかりと洗浄しておく必要があります
取り外し時とは逆手順でアンダーカウルを装着。この状態でしばらく様子見とします。これ以上スポンジの劣化が進んだら、次は全面張替えにしたいと思います。