2006/10/01 作成、2015/05/23 更新
日本の最端
日本本土や本州の一番端っこに関する話です。
本土四端、本州四端、四国四端、北海道最南端の計十三端を制覇しました。このネタは、検索サイトで探せばいろんなページがヒットするので、今更ここで書くほどのことでもないのですが・・・。
本土最北端 「宗谷岬」 | 本州最北端 「大間崎」 | 四国最北端 「竹居岬」 | |||
本土最南端 「佐多岬」 | 本州最南端 「潮岬」 | 四国最南端 「足摺岬」 | |||
本土最東端 「納沙布岬」 | 本州最東端 「魹ヶ崎(トドヶ崎)」 | 四国最東端 「蒲生田岬」 | |||
本土最西端 「神崎鼻」 | 本州最西端 「毘沙ノ鼻」 | 四国最西端 「佐田岬」 |
最北端駅「稚内駅」 | 最南端駅「西大山駅」 | 最東端駅「東根室駅」 | 最西端駅「たびら平戸口駅」 |
本土四端
本土最北端「宗谷岬」
本土最北端「宗谷岬」は、四端の中で最も有名な場所だと思います。他の三カ所は知らなくてもここだけは知っているという人も多いでしょう。さすがに観光名所だけあり観光客も多く、観光バスから大勢の人が降りてくることもあります。
稚内から宗谷岬へと向かう道路は、真っ青な海を眺めて走れる快走路です。
本土最南端「佐多岬」
本土最南端「佐多岬」は、北端に次いで有名な地だと思います。日本の北端~南端を走破するライダーも多いですね。
佐多岬の手前には小高い丘を抜ける有料道路があり、四端の中で唯一駐車場も有料です。
現在は、佐多岬へ通じる道路も駐車場も無料です。熱帯植物も生い茂る南国らしい場所です。
本土最東端「納沙布岬」
本土最東端「納沙布岬」も訪れる人が多く、岬には食堂も何店か営業しています。
根室から納沙布岬へと続く道路は、非常に快適です。一面遮るものが無く、最果てを感じることができます。
ここは夏場でも結構涼しいです。
本土最西端「神埼鼻」
本土最西端「神崎鼻」は、四端の中で最も寂れています。神埼鼻公園の駐車場も車が5~6台止まれるぐらいのスペースしかありません。訪れる観光客も少なく、お店もありません。
周辺には民家が多く、最果てという雰囲気はありませんでした。
本州四端
本州最北端「大間崎」
本州最北端「大間崎」は、函館行きのフェリーも出ていることから店も多く訪れる人もたくさんいます。
大間崎はマグロで有名な大間の町中にあり住宅地になっていますが、少し先の佐井まで走ると果ての雰囲気が広がっています。
津軽海峡のわずか40km先はもう北海道です。
本州最南端「潮岬」
本州最南端「潮岬」は、和歌山県にある為、道を走っている途中で最端に向かっているという雰囲気はありません。
潮岬は芝生の公園になっていて気持ちのところでした。
近くには観光タワーがあり、太平洋を一望できます。
本州最東端「魹ヶ崎(トドヶ崎)」
本州最東端「魹ヶ崎(トドヶ崎)」は、岩手県の宮古の手前にあります。ここへたどり着くためには、国道45号線から県道21号線に入り山道を走り抜け、さらに姉吉キャンプ場から片道 3.8kmを歩く必要があります。私は徒歩で片道 50分かかりました。
ある意味では、本土本州八端のうち一番たどり着くのがやっかいなところかもしれませんね。
本州最西端「毘沙ノ鼻」
本州最西端「毘沙ノ鼻」は、山口県の下関から北へ30kmほど走ったところにあります。下関市街地に近い為、最果ての雰囲気はほとんどありませんね。近くの国道191号線も交通量が多いです。本州四端の中で一番簡単に行ける所かもしれません。下関方面から国道191号線→県道245号線を使った場合は、吉母の十字路で間違って右折しないように注意して下さい。
毘沙ノ鼻は、下関市が本州最西端到達証明書を発行しています。証明書は、下関駅舎のインフォメーションで購入できます。ちなみに、私の証明書の番号は、3035番でした。
四国四端
四国最北端「竹居岬」
四国最北端「竹居岬」は、高松市内のすぐ先にあります。
四国の四端の中では、一番行き安い場所に位置していますね。瀬戸内海越しに本州が見えます。この日は天気も良く綺麗な瀬戸内海を見ることができました。
四国最南端「足摺岬」
四国最南端「足摺岬」は、四国四端の中で最もメジャーな岬です。
ここはテレビの台風中継でも登場しますね。大型バスで来る観光客も多くいつも賑わっています。足摺岬からは荒々しい景色を眺めることができます。
四国最東端「蒲生田岬」
四国最東端「蒲生田岬(かもだみさき)」は、徳島県の外れにあります。
マイナーな場所なので知らない人も多いのではないでしょうか? 蒲生田岬の小高い丘の上には、灯台が建っています。ここから見る太平洋も綺麗です。人気が全く無いのでのんびりと海を眺めることができました。
四国最西端「佐田岬」
四国最西端「佐田岬」は、愛媛県の先にあります。
地図上で見ると愛媛県の左端に長細い半島があるのが判ると思います。この佐田岬半島の先端が佐田岬です。海の先には、大分県の佐賀関半島が見えます。
最端にある鉄道の駅
最北端駅、JR宗谷本線「稚内駅」
最北端駅 JR宗谷本線「稚内駅」です。宗谷岬と同じく、北端が一番有名ですね。四端の中で唯一の終着駅で車輪止めもあるので、一番「最端」らしい駅です。特急が走っているのもここだけです。列車本数は、平日8本、休日9本。(2006/9/16現在)
最南端駅、JR指宿枕崎線「西大山駅」
最南端駅 JR指宿枕崎線「西大山駅」です。指宿枕崎線の終点「枕崎駅」から15駅ほど手前の駅になります。四端の中で一番景色が美しい駅ですね。すぐ近くに見える開聞岳が綺麗です。列車本数は、上りも下りも1日8本。(2009/5/1現在) ホームに立っている看板には、最北端の稚内駅までは 3,126kmと書かれていましたが、駅ネットで調べたら最短ルートで2,896kmでした。単純計算すると乗車券だけで\26,150ですね。ちなみに西大山駅の記念切符(入場券)は、指宿駅で購入できます。
最東端駅、JR根室本線「東根室駅」
最東端駅 JR根室本線「東根室駅」です。根室本線の終点「根室駅」のひとつ手前の駅になります。
駅は住宅地の中にありますが、ホームは板張り屋根なしの無人駅。いかにもローカル線の駅らしい雰囲気です。列車本数は、平日上り5本、下り6本、休日上り4本、下り6本。(2006/9/16現在)
最西端駅、松浦鉄道「たびら平戸口駅」
最西端駅 松浦鉄道「たびら平戸口駅」です。四端の中で唯一の私鉄駅です。
単線ですが佐世保行きと伊万里行きの列車がこの駅ですれ違う為、ホームも3線あり乗降客も多いです。列車本数は、上り19本、下り23本。当駅止まりが、上り4本、下り1本。(2006/9/16現在)
日本四端駅の記念切符です。稚内駅は硬券2枚組、西大山駅は特製切符ですが発売しているのは指宿駅です。たびら平戸口は一番作りが良い記念切符でシリアルナンバー入りです。東根室駅は記念切符を販売していない代わりに、根室駅で硬券の入場券を売っています。 |
番外編:最端あれこれ
日本最北のガソリンスタンド
宗谷岬のすぐ近くに日本最北端のガソリンスタンド「出光安田石油店」があります。このSSで補給すると「日本最北端給油証明書」と小さな貝でできた交通安全のお守りをもらえます。さすがにそれを知っている人が多いのか、私が行ったときは結構たくさんのバイクが給油待ちで並んでいました。反対に最南端の佐多岬の近くにある給油所はあまり知られていませんが、給油時にもらったレシートにはしっかりと「最南端」と書かれていました。(この時のレシートが部屋のどこかに残っているはずなのですが・・・・見つかったらアップします。)
日本最北のホクレンフラッグ
北海道を走るライダーにはおなじみのホクレンフラッグですが、稚内にある最北端のホクレンフラッグには最北端シールが張ってあります。レシートの宛名にもしっかり「日本最北端のライダー様」と書かれています。最北端ホクレンの場所は、国道40号線で「潮見5」の信号から少し南下したところです。ツーリングマップルで確認できます。
本土最西端の港町
上で本土最西端 神埼鼻を紹介していますが、そこから平戸大橋を使えば、さらに西の平戸島へ渡ることができます。平戸島を西へ走ると、最西端の港町「宮ノ浦」に辿り着きます。神埼鼻まで行くのなら、宮ノ浦まで足を伸ばしてみるのは如何でしょうか。
北海道最南端 白神岬
北海道最南端「白神岬」です。ここはマイナーですね、私がここへ来たときも観光客は誰一人いませんでした。ライダーもドライバーも素通りしていきます。白神岬は、少々判りづらい場所にあります。国道228号線に面しているのですが、周辺に看板も無く、うっかりすると通り過ぎてしまう為、要注意です。
日本列島の中心
ここまで日本の四端を紹介してきましたが、ではその中心はどこでしょう?
いろいろと調べると「ここが日本列島の中心!」と主張している地域が幾つかあるようです(笑) 確かに端っこは確実に判りますが、中心は「中心」の定義方法により変わってしまいますしね。そんな日本列島の中心の一つ(?)が能登半島の「禄剛崎」です。ここは能登半島の最北端の地でもあります。小高い丘の上に小さな灯台があります。
日本最端巡り 2周目に突入!
2009年に無事、日本四端、本州四端、計八端を制覇しましたが、2010年から二周目に突入しました。再び、八端を巡りたいと思います。二周目達成はいつになるかな?
本土最北端 宗谷岬 | 本土最南端 佐多岬 | 本土最東端 納沙布岬 | 本土最西端 神崎鼻 | |
1周目 | 2001/ 7/18 | 2001/ 5/ 4 | 2004/ 8/ 8 | 2006/ 8/17 |
2周目 | 2015/ 5/ 6 | 2015/ 4/26 | 2010/ 6/29 | - |