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2017/06/14 作成

タイトルタイトル

トライアル世界選手権

ツインリンクもてぎのバイク駐輪場

去年のMotoGP以来、半年振りにきました栃木県の「ツインリンクもてぎ」です。今日から 2日間、ここもてぎで「FIMトライアル世界選手権 第2戦 日本グランプリ」が開催されます。前節のスペイングランプリに続き、2017年の第2戦です。

初日は、あいにくの天気で早朝から雨が降り続いています。今日は、コース中央のセカンドパドック裏がバイク駐輪場になっていました。

FIMトライアル世界選手権 第2戦 日本グランプリ(ツインリンクもてぎ)のセクションマップ

今年のトライアルコースです。全15セクションで構成されており、前半の第1~6セクションが道沿いに、第 7セクション以降が森の中に設置されています。特定の選手を追って全セクションを回る人もいますが、混雑が予想されるため、今回は観戦ポイントを絞って回りたいと思います。

 

↓ のリンク画像をクリックすると、各セクションのレポートページに飛びます。

1日目

2日目

バイクトライアル競技の基礎

バイクトライアル競技のコースに設置されている三角形のマーカー

バイクトライアル競技を観たことが無い方のために、競技内容について軽く触れておきます。

トライアル世界選手権は、MotoGPと同様に、3つのクラスに分かれています。上から、TRIAL GP、TRIAL 2、TRIAL 125です。

トライアルのコースは、クラスによりルートが異なります。コース上には、マーカと呼ばれる三角形の印があり、TRIAL GPクラスは赤色のマーカ、TRIAL 2は青色のマーカ、TRIAL 125は緑色のマーカの間を走ります。例えば、左の画像は、緑のルートより青・赤のルートの方が岩が高い位置にあり難易度が高いことが判るかと思います。

トライアル世界選手権のゼッケン番号

選手のゼッケンナンバーは、クラスにより分かれています。TRIAL GPクラスは 2桁、TRIAL 2クラスは 200番台、TRIAL 125クラスは 300番台の番号を着けています。今年からレギュレーションが変わり、前年度の順位に関係なく、好きなゼッケンナンバーを着けることができるようになりました。

王者Toni Bouは、もちろんゼッケンナンバー「1」です。Adam Ragaは「2」ではなく「67」、藤波貴久は「3」を着けています。TRIAL 2クラスは、昨年のチャンピオンJack Priceが今年からTRIAL GPにクラスアップした為、昨年 2位のIwan Robertsが「201」を着けています。

トライアル世界選手権の競技時間(制限時間と休憩時間)

トライアル世界選手権は、全15セクションのコースを 2周します。日本グランプリの制限時間は 1周につき 2時間45分以内で、1分遅延するごとに 1点減点となります(通常のレギュレーションは、2時間30分以内)。1周目と 2周目の間には、20分の休憩時間が設けられています。

選手は、1分間隔でスタートします。各セクションは、スタートした順番にトライする必要はないため、途中で試技の順番が入れ替わることがあります。例えば、途中で後からスタートしたTRIAL 2クラスのライダーが先にスタートしたTRIAL 125クラスのライダーを追い抜くこともあります。

バイクトライアル競技のコース審判とジャッジ(減点提示)の例

続いて点数とジャッジです。トライアルは、減点法で足つき1回につき1点で最大3点、停止・転倒・逆行・タイムオーバで5点となりそのセクションは試技中止となります。0点(ノーミス)でクリアすることを「クリーン」と呼びます。オレンジ色のOBSERVERのゼッケンをつけている審判員は、指の本数で点数を示します。グーならクリーン、チョキなら2点です。セクションをクリアすると、Chief Section Observerがそのライダーの点数をプラカードで提示します。

バイクトライアル世界選手権で選手の側で指示を出す緑色ゼッケンを着たライダーアシスタント

トライアル世界選手権では、各選手に緑色のゼッケンを着けたライダーアシスタントが付き添います。このアシスタントが付く点は、白バイのトライアル競技 とは異なりますね。

スタート直前に腕を伸ばすトライアルの藤波貴久

次は、スタート前の選手紹介の様子をお伝えします。

 

右下の「→ スタート(選手紹介)へ」のボタンをクリックすると、次のページへ移動します。

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