2016/11/05 作成、2016/11/09 更新
MotoGP 2016年日本グランプリ
【2017/05/24記】 MotoGPとMoto2のFP1、Moto3のFP2以外のレポートは、現在作成中です。
MotoGP フリー走行 FP1
MotoGP 世界選手権シリーズ第15戦 日本グランプリの初日です。
今日の午前中は、ダウンヒルストレートの末端、90度コーナの手前にあるアウト側のスタンド(Z席)から観戦します。
ツインリンクもてぎのダウンヒルストレートの末端、90度コーナの手前には、イン側にG席、アウト側にZ席があります。ここは、初日のフリー走行時のみ、指定席チケットが無くても入ることができるため、お勧めの観戦ポイントです。最前列は撮影ポイントにもなっています。
FP1 走行開始
09:55、定刻通りMotoGPのフリー走行(FP1)が始まりました。最初にダウンヒルストレートを駆け下りてきたのは、ホルヘ・ロレンソでした。14pt差の 3位で 2位のロッシを追っているだけあり、初日から気合が入っています。
急遽もてぎから召集された為、まだMotoGPマシンに乗り切れていないマイク・ジョーンズのアウトからまくろうと仕掛けているのは、ステファン・ブラドルです。まだ、初日のフリー走行ですが、やっぱり90度コーナー手前からの仕掛けは見ていて面白いですね。
マルク・マルケス (Marc Marquez)
ここから先は、現在のポイント順に、MotoGPの全ライダーを紹介します。
まずは、248ptでダントツの首位、今期 4勝をあげている、Repsol Honda Teamのマルク・マルケスです。前節のアラゴンでもロレンソを抑えて勝利しており、ここツインリンクもてぎでの走りにも期待が持てます。今期は、ここまでリタイアなしで完走しています。このままパーフェクトでシーズンを終えるか?
バレンティーノ・ロッシ (Valentino Rossi)
続いて、現在 2位、誰もが知っている王者、Movistar Yamaha MotoGPのバレンティーノ・ロッシです。残り 4戦でマルケスとは 52pt差と、かなり厳しい状況ではありますが、まだまだ判りません。今期は 2勝をあげているものの、リタイア 3回のノーポイントが悔やまれます・・・。
ホルヘ・ロレンソ (Jorge Lorenzo)
現在 3位は、同じくMovistar Yamaha MotoGPのホルヘ・ロレンソです。ロッシ、ロレンソの2強によりポイントを稼いでるMovistarですが、第 8~9戦の惨敗が響き、Repsolに25ptの差を付けられて 2位に甘んじています。残り 4戦で逆転するには、ここもてぎで大台の40pt以上を獲得したいところです。
ロレンソは、来シーズン(2017)からDUCATIへ移ります。
ダニ・ペドロサ (Dani Pedrosa)
現在 4位は、155ptでRepsol Honda Teamのダニ・ペドロサです。Movistarの逆転を封じるには、やはりこのペドロサが鍵となるでしょう。前々節のサンマリノではマルケス、ロッシ、ロレンソの上位 3人を破って優勝しており、この好調をキープできるか?
マーベリック・ビニャーレス・ルイス (Maverick Vinales)
現在 5位は、Team SUZUKI ECSTARのマーベリック・ビニャーレス・ルイスです。4位ペドロサとは、僅か 6pt差。ここまでノーポイントは 1戦のみと着実にポイントを稼いでいます。スズキの底力を見せてくれるでしょう! 来シーズン(2017)はヤマハへ移る為、ビニャーレスがGSX-RRを操る姿はこれが最後となります。
カル・クラッチロー (Cal Crutchlow)
105ptで現在 6位、LCR Hondaのカル・クラッチローです。スペインとイタリア勢が上位を独占する中で奮闘しているイギリスライダーです。今期は、第11戦チェコGPでMotoGP 6年目にして初の優勝に輝きました。
アンドレア・ドヴィツィオーゾ (Andrea Dovizioso)
104ptで現在 7位、Ducati Teamのアンドレア・ドヴィツィオーゾです。ここまで 2着 2回、3着 1回と去年に引き続き、あと一歩というところで優勝に手が届いていません。DUCATIのワークスチームとしては、やっぱりドヴィツィオーゾの1勝が欲しいところです。
ポル・エスパルガロ (Pol Espargaro)
96ptで現在 9位、Monster Yamaha Tech 3のポル・エスパルガロです。同ポイントで 8位のアンドレア・イアンノーネがシルバーストン以降、戦線から離脱しているため、ここで 1ptでも稼げば 8位へ浮上します。来シーズンは、KTMで参戦します。
エクトル・バルベラ (Hector Barbera)
84ptで現在10位、Avintia Racingmのエクトル・バルベラです。アンドレア・イアンノーネの戦線離脱により、サテライトチームのAvintia Ducatiで走っていたバルベラが急遽DUCATIのワークスチームで参戦することになりました。バルベラ自身もMotoGP 7年目にして初の10位以内が見えてきており、このチャンスを活かして欲しいところです。今期は 5位 2回、6位 1回と、低迷していた前の2シーズンとは異なり、調子を上げてきています。
ユージーン・ラバティ (Eugene Laverty)
71ptで現在11位、Pull & Bear Aspar Teamのユージーン・ラバティです。ここまで14戦リタイアなしの全レース完走です。MotoGPでは一度も表彰台に上っていませんが、地味に頑張っている、唯一のアイルランドライダーです。
アレイシ・エスパルガロ (Aleix Espargaro)
69ptで現在12位、Team SUZUKI ECSTARのアレイシ・エスパルガロです。今シーズンは、序盤は調子が良かったものの、ここ 8戦でリタイア 5回と絶不調。残念ながら、チームスズキの低迷を招いています。このままでは、5pt差で追ってきているDUCATIに 3位の座を譲ることにもなりかねません。ここもてぎが踏ん張りどころです。来シーズンは、Apriliaチームで参戦します。
スコット・レディング (Scott Redding)
アルバロ・バウティスタ (Alvaro Bautista)
54ptで現在14位、Aprilia Racing Team Gresiniのアルバロ・バウティスタです。apriliaへ移ってから苦戦が続いています。上位 4強メーカに引き離されないように、apriliaも頑張って欲しい!!
ダニロ・ペトルッチ (Danilo Petrucci)
ステファン・ブラドル (Stefan Bradl)
ブラッドリー・スミス (Bradley Smith)
ジャック・ミラー (Jack Miller)
42ptで現在18位、Estrella Galicia 0,0 Marc VDSのジャック・ミラーです。第 8戦オランダGP(アッセン)では、強豪のワークス勢を破り、サテライトチームとして大金星の優勝に輝きました。
ティト(エステベ)・ラバト (Tito Rabat)
ロリス・バズ (Loris Baz)
ヨニー・エルナンデス (Yonny Hernandez)
マイク・ジョーンズ (Mike Jones)
アンドレア・イアンノーネの戦線離脱によりバルベラがDUCATIのワークスチームで参戦することになった為、急遽召集がかかったのがマイク・ジョーンズです。バルベラが抜けたDUCATIのサテライトチームAvintia Ducatiで参戦します。
中須賀克行 (Katsuyuki Nakasuga)
おまたせしました! ワイルドカードでMotoGPに参戦する我らが日本人ライダー、Yamalube YAMAHA Factory Racingの中須賀克行です。今年は鈴鹿8耐でも優勝しており期待が持てます。8耐では同じチーム戦ったポル・エスパルガロとMotoGPであいまみえることになりました。
FP1 走行終了
フリー走行 FP1でファステストラップを叩き出したのは、観客の声援に応えていたアンドレア・ドヴィツィオーゾでした。タイムは、1'45.786。続く 2~4位には 46秒台前半でマルケス、ロレンソ、ロッシのランキングトップ3がしっかりと後をつけています。この辺りはさすがですね。45~46秒台は、計11人。内 7人が 0.620秒差の中に入っています。午後のFP2でどれだけタイムを縮めてくるか楽しみです。
1 | アンドレア・ドヴィツィオーゾ | 1'45.786 | - |
2 | マルク・マルケス | 1'46.031 | +0.245 |
3 | ホルヘ・ロレンソ | 1'46.181 | +0.395 |
4 | バレンティーノ・ロッシ | 1'46.222 | +0.436 |
5 | ダニ・ペドロサ | 1'46.314 | +0.528 |