国道11号線の起点は徳島です。ここから、瀬戸内海沿いに高松、四国中央、新居浜を通り松山まで走っています。徳島県内は、市街地から鳴門まで快適に走れる幹線道路になっています。

国道11号線からは少し離れていますが、鳴門市と言えば、「鳴門の渦潮」が有名です。鳴門市街から県道11号線で大毛島の先まで走ると、鳴門公園に大鳴門橋遊歩道の入り口があります。橋の車道の下に遊歩道があり、渦潮の上まで歩いて渡ることができます。渦潮は潮の満ち引きに影響を受けるため、事前にホームページで見頃の時間帯をチェックすることをお勧めします。

国道11号線は、徳島県から香川県に入るとJR高徳線が並走しています。上り下り合わせて１時間に 4～6本が走行しているため、国道を走っていると高徳線の車両を目にする機会があります。高松駅から西は、JR予讃線・瀬戸大橋線になります。残念ながら、予讃線は国道11号線からは少し距離が離れた場所を走行しているため、高松駅を過ぎると国道から走行中の車両はほとんど見られません。

香川県は、国道12号線沿いに四国八十八ヶ所の霊場が多数あります。特に第六十七番札所「大興寺」から第七十七番札所「道隆寺」の間は、国道12号線を挟んで左右に霊場が点在しています。ちなみに新居浜を抜けた先にある第六十一番札所「香園寺」から第六十四番札所「前神寺」も国道12号線沿いにあります。

国道11号線の終点は、松山です。松山市街では、国道11号線に伊予鉄道の路面電車が走行しています。松山城もここから見ることができます。国道からは少し離れていますが、有名な道後温泉も松山市街にあります。