国道32号線は、高松から高知まで四国を縦断している国道のひとつです。起点の高松を出るとすぐに金刀比羅宮の近くを通ります。金刀比羅宮は、「こんぴらさん」の名前で知られた有名な神社です。御本宮と奥社まで続く長い石段が名物になっています。海の守護神としても有名なため、御本宮には数多くの船舶の写真、絵馬、プロペラなどが奉納されています。

国道32号線の北の祖谷口と南の大歩危の間には、祖谷渓を回る県道32号線と県道45号線があります。この県道ルートは美しい祖谷渓の中を走っており、途中には「かずら橋」や小便小僧の銅像などの観光スポットがあります。ただし、大型連休は多くの観光客が訪れるため、道幅が狭いこの県道はすれ違い渋滞が発生することもあります。