2020/05/09 作成、2022/05/08 更新
国道40号線の地図
2022年 5月 8日をもちまして、国道ルートマップの公開を終了させて頂きます。
道北の内陸を走る国道40号線
北海道ツーリングで道北の定番ルートと言えば、やっぱり国道231号線、国道232号線のオロロンラインです。そして、宗谷岬から先は、国道238号線でオホーツク海沿いに知床峠まで走るルートを選択するライダーが多いでしょう。どうしても、内陸を走る国道40号線は、海岸線沿いの国道に比べると走る機会が少なくなります。
名寄(トムテ文化の森キャンプ場)
道北を重点的にツーリングする場合は、日本海側の留萌、天塩、太平洋側の紋別、興部、内陸側の名寄、美幌、幌延、稚内あたりが宿泊地の候補になります。道北でお勧めのキャンプ場のひとつが名寄にある「トムテ文化の森キャンプ場」です。ここは、広大な敷地の中に地面が整備されたキャンプサイトがあります。平らな地面は、キャンプに最適です。ただし、駐車場から少し距離があるため、キャンプ用品を運ぶ必要があります。
名寄智恵文ひまわり畑
美深(森林公園びふかアイランドキャンプ場)
国道40号線沿いにある、もうひとつのお勧めキャンプ場が美深の「森林公園びふかアイランドキャンプ場」です。ここは、設備が充実しており、ファミリー向けのキャンプ場です。北海道らしい自然のキャンプ場とは異なりますが、温泉や機器充電の面では、とても便利なキャンプ場です。
宗谷本線 音威子府駅
サロベツ原野
国道40号線沿いには、サロベツ原野を一望できる「宮の台展望台」があります。天気が良ければ、湿原の先に利尻富士を見ることができます。
上の写真は、幌延ビジターセンターの前にある展望台から撮影した画像です。左はゴールデンウィーク中の 5月上旬、右は 7月中旬に撮影した画像です。訪れる季節により、茶色の草原が広がっていたり、一面鮮やかなに戻りになったりします。湿原の先に見えるのは、利尻島の利尻富士です。
トナカイ観光牧場
幌延町で国道40号線から少し外れると「トナカイ観光牧場」があります。ここは、その名の通り観光用の牧場ですが、多数のトナカイが飼育されています。餌を買って柵に近づくと、トナカイを間近で見ることができます。下の画像のトナカイは、目つきが怖いですが(笑)
沼川
国道40号線から少し外れますが、沼川周辺の道道はお勧めの快走路です。この辺りは、交通量も少なく、快適に走ることができます。北海道らしいサイロのある牧場や広大な草原を眺めながらのツーリングは楽しいです。
稚内駅
新駅舎(2011年 4月~)
国道40号線の終点は、最北端の駅「稚内駅」の駅前交差点です。稚内駅は、2011年 4月に新庁舎に建て替えられました。新しい駅舎は、これまでの稚内駅とは異なり近代的なガラス張りの建屋です。正面入り口から駅舎に入ると、改札口までのフロアが2階まで吹き抜け構造になっており、開放感があります。駅前のロータリーも綺麗に整備されました。
稚内駅の新駅舎移転に伴い「最北端の線路」の看板も移動しました。以前は、駅舎の外にありましたが、現在は構内のガラス張りのホームの内側に設置されています。
稚内駅の外には、旧稚内駅の駅舎が存在した場所まで、廃線となった線路の跡が残っています。
旧駅舎(1965年10月~2011年 4月)
2011年 4月まで使用されていた稚内駅の旧駅舎です。旧駅舎は、現在の新駅舎より約100メートル先に位置していました。ホームの端には「日本最北端の駅」の標識が建てられていました。同じ標識が最南端の西大山駅のホームにも設置されています。
線路の先端の車止めには、「最北端の線路」の看板が建てられていました。現在の看板とは異なり、道路のすぐ脇に設置されていたため、ここで記念撮影することができました。2001年は柵も何も無かったのですが、2007年には敷地内に立ち入らないようにパイプフェンスが設置されていました。
ノシャップ岬(野寒布岬)
オロロンラインや国道40号線を使って北上してきたライダーなら、最北端の宗谷岬へ行く前に必ずここに立ち寄るのではないでしょうか? 稚内の先端ノシャップ岬(野寒布岬)の景山泊漁港公園です。ここには、北海道をツーリングするライダーにはお馴染みのイルカのオブジェが設置されています。稚内市内に宿泊すれば、ノシャップ岬(野寒布岬)の水平線に沈む綺麗な夕日を見ることができます。