2020/05/15 作成、2022/05/08 更新
国道45号線の地図
2022年 5月 8日をもちまして、国道ルートマップの公開を終了させて頂きます。
国道4号線と国道45号線(仙台~青森)
国道4号線 と国道45号線は、どちらも仙台と青森間を繋いでいますが、国道4号線が内陸側を走るのに対して、国道45号線は太平洋岸のリアス式海岸沿いに走ります。距離的には、国道45号線の方が遠回りになります。
仙台フェリー埠頭
国道45号線の起点である仙台の近くにあるのが太平洋フェリーの仙台フェリーターミナルこと仙台フェリー埠頭です。現在は、東北自動車道から仙台南部道路、仙台北部道路、仙台東部道路の順に乗り継げば、下道の国道45号線を使わなくても、フェリーターミナルまで辿り着くことができます。
松島
苫小牧行きフェリーに乗る際に、仙台に早く着きすぎたライダーにお勧めの観光スポットが「松島」です。いわずと知れた有名な観光名所ですが、仙台港に近いため、時間調整にはうってつけの観光スポットです。時間に余裕があるライダーは、大高森の展望台から見る松島の景色もお勧めです。
石巻
石巻と言えば、石ノ森章太郎さんの故郷です。石巻駅前にあるマンガロードには、石ノ森さんの作品に登場するキャラクターの像がたくさん設置されています。中でも有名な像のひとつが、サイボーグ009の主人公「島村ジョー」です。
歌津崎(泊崎)
南三陸町の伊里前で国道45号線から宮城県道225号線に入ると、泊崎の先端「歌津崎」まで走ることができます。ここは、マイナーな観光スポットなので、観光客もほとんどいません。岬の先端から太平洋を眺めることができるのですが、手前に伸び過ぎた松の木が生い茂っているため、いまいち眺めがよくありませんでした。
大谷海岸駅
国道45号線沿いにある気仙沼線の駅のひとつが「大谷海岸駅」です。ここは、道の駅とJRの駅が合体している、少し変わった駅です。正面は、「はまなすステーション」と書かれた普通の建物ですが、反対側には大谷海岸駅のプラットホームがあります。ちょうど、ホームには気仙沼行きのキハ40系気動車が入線していました。
※ここに掲載している画像は、震災前の2008年に撮影した写真です。
大谷海岸駅は、東日本大震災により被害に会いました。この影響により、国道45号線も従来の場所より内陸側に移動しています。このページにアップしている国道45号線のルートデータ(GPX)は、現在の国道の位置を示しています。ルートマップページに掲載している、2008年に私が走行したルートデータと比較すると、国道の位置が異なることが分かります。
岩井崎
大谷海岸の少し先で国道45号線から右折すると、「岩井崎」があります。ここは、岬に広い公園が広がっており、ファミリー向けの観光地になっています。敷地内にはレストランも何件かあり、昼食休憩を取ることもできます。岩井崎には、打ち寄せた波が岩肌にぶつかって水しぶきを上げる「潮吹岩」があります。
高田松原(青森まで361km)
国道45号線で高田松原まで走ると、「青森361km」と書かれた道路標識(距離標識)が登場します。青森を目指して国道45号線をひたすら北上しているライダーには、ワクワクする距離標識です。
この距離標識は、震災により一旦は無くなりましたが、2019年11月に撮影されたGoogleのストリートビューで確認すると、再び同じ場所に看板が設置されていました。ただし、震災前に撮影した左の画像に映っている店舗は、全て無くなっています。現在は、バイクの右横に見える白色の建物「道の駅 高田松原」だけが、当時の姿を残していました。
広田崎
陸前高田で国道45号線から岩手県道38号線に入ると、先端の「広田崎」まで走ることができます。駐車場は、観光バスが数台停まれるほど広大ですが、私が訪れた時は車が1台も止まっていませんでした。広田崎からは青松島と椿島が見えます。椿島はウミネコの生息地ですが、青松島の後ろに隠れている為、ここからは良く見えません
碁石岬
釜石
三陸鉄道の釜石駅です。JR東日本の釜石駅のすぐ隣にあり、ここから久慈方面へ向かう北リアス線(旧山田線)と盛方面へ向かう南リアス線が運行しています。ここに掲載している画像は、2008年に撮影した写真であり、当時はJR東日本が山田線を運行していました。
トドヶ崎灯台(本州最東端)
国道45号線の山田から重茂半島線こと岩手県道41号線に入り、やたら狭く急なカーブが連続する山道を10kmほど走り続けること「姉崎」に辿り着きます。ここから先は道路が無いため、バイクを降りて歩道を歩きます。目指すは、本州最東端の地「トドヶ崎灯台」です。
姉崎からトドヶ崎灯台へと通じる歩道は、比較的に綺麗に整備されています。埼玉県内の某オリエンテーリングのパーマネントコースに比べると、はるかに歩きやすい道です。ただし、距離は片道3.8km、往復7.6kmあるため、それなりに時間を要します。私は、片道 50分、往復 1時間40分かかりました。トドヶ崎灯台を目指す人は、水分補給の飲み物を忘れずに。
ここが姉崎が3.8km歩いた先にある本州最東端「トドヶ崎灯台」です。ここまで歩いてくる観光客は少ないため、観光地化されておらず、荒々しい岩山と綺麗な海が広がっています。「本州最東端の碑」と書かれた銅板が埋め込まれた岩山があり、ここで記念撮影すると良いでしょう。
ちなみに、このトドヶ崎灯台から太平洋を眺めると、茨城県の大洗港と北海道の苫小牧港を結ぶ商船三井フェリーが洋上を航行している姿を見ることもできます。
浄土ヶ浜
国道45号線沿いにある有名な観光地と言えば、「浄土ヶ浜」です。ここはあまりにも有名なため、ここで語る必要も無いかもしれません。とても綺麗な浜なのですが、いかんせん観光客が多すぎです。行くなら空いている早朝を狙った方が良いと思います。
鵜ノ巣断崖
三陸海岸の岬の中でも屈指の美しさを誇る場所が「鵜ノ巣断崖」です。ここから見る太平洋岸のリアス式海岸は、絶景です!! 間違いなくお勧めできる観光地です。国道45号線沿いに「鵜ノ巣断崖」の看板があり、脇道に入って 1kmほど先にあります。遊歩道も整備されています。
北山崎
鵜ノ巣断崖と同じく美しい三陸海岸を見ることができる観光地が「北山崎」です。ここから見たリアス式海岸の美しい景色は、JRの観光パンフレットにも掲載されました。それが、北山崎断崖にある、この波の浸食で出来た岩山の大穴です。
青森
国道45号線は、十和田市の野崎交差点で 国道4号線 と合流して、ここから終点の青森までは供用区間になります。国道45号線は、走行中に海が見える区間が限られていますが、それでもところどころで脇道の県道に入り、美しい三陸海岸を眺めながら北上する東北ツーリングは、とても楽しいです。