2014/01/14 作成、2020/11/12 更新
1.コンテナ港を作ろう!
このホームページのアクセスログをチェックしていたところ、「A列車で行こう9 港 建設できない」のワードで検索されている方がいた為、急遽ページを追加しました。このページでは、コンテナ港の作り方について説明します。
2.建設できる場所
A列車で行こう9のコンテナ港を建設できる場所の条件は、水深が30m以下 です。条件を満たしていないと「海が浅すぎて港を配置できません。」というメッセージが表示されます。
クレーンを海側 にするのも忘れずに。
盲点になりやすいのですが、
v3以降に追加されたマップは、岸辺の水深が20m になっています。つまり、初期状態では港が建設できない岸辺が多いです。Geoモードにして、「水面を表示」のチェックを外すと視覚的に水深を確認することができます。
港を建設するために、水深30mまで護岸工事します。Geoモードで「-30m」に高度指定して海底を掘り下げます。この時、港と沖合い(港の約2倍の長さ)を掘削 する必要があります。また、水深を30mにする必要があるのは、港の周辺だけです。沖合いの航路は、それより浅い水深でも大丈夫です。
3.船舶の衝突と回避行動
複数の港を建設する場合は、航路が交差しないように 注意する必要があります。航路が交差していると海上で貨物船同士が衝突(停船)する場合があります。貨物船の衝突が発生した場合は、港を撤去すると衝突している貨物船も撤去することができます。
ただし、衝突した船舶が自動的に撤去される場合もあります。この時、次から航路が変更される場合があります。
4.貨物船が離着岸できる条件
4-1.必須条件と理想的な航路
船を就航させるための 重要な条件は、以下の5つです。
1)外洋(マップ外)に接続していること
2)航路上に障害物がないこと(橋脚、高度30m未満の線路または道路、航空機の離着陸近辺の航路など)
3)航路が単純であること(複雑な航路は、 港建設から就航までに4~5ヶ月を要する場合があります)
4)船舶同士が衝突しないこと(衝突が発生すると、航路変更の再計算により、船が来なくなる場合があります)
5)マップコンストラクションモードではないこと(意外と忘れがちです)
以下の項目は、理想的な航路(就航までの日数が短い航路)の条件です(この条件を満たしてなくても就航できます)。
1)港の延長線上(正面方向)に外洋(マップ外)があること
2)港の延長線上に外洋がない場合は、沖合の左右どちらか一方の延長線上に外洋があること
3)外洋の水平線に十分な幅があること(マップの四辺に陸地が少なく、海面が多いこと)
以下の項目は、港に船が来る条件に関係しません。
1)電力供給量(発電所が無くても船は来ます)
2)街の発展度(人口ゼロでも船は来ます)
3)港の建設方向(斜めに建設した港にも船は来ます)
4)資材置き場、工場の有無
4-2.航路上の障害物
盲点になりやすいのが、空港です。航空機が低高度でアプローチするルートの下は、船舶が航行することができません。もちろん、着陸側だけではなく、離陸側も同様です。
港の後に空港を建設した場合は、航空機の航路の下で船舶が停止します。空港の後に港を建設した場合は、港に船が来ない場合があります。
貨物船の航路上に橋を建設する場合は、高度を30m以上 にする必要があります。特殊建設の「鉄道道路併用橋」を使用する場合は、上を走る道路を基準に建設高度が適用されるため、Height Barの高度指定は40mに設定します。また、十分な高度があっても、橋脚が邪魔をする場合は、貨物船が通過できません。
5.航路
港を出航した船は、原則として、マップの外枠まで進んでから進行方向を90度転換します。その後、全体マップで1~2マス程度進んでからマップの外へ出ていきます。この航路上に障害物が存在しなければ、比較的に短時間で船舶が就航します。反対に、この航路上に障害物が存在すると、港に船が来ない場合があります。
ただし、港が外洋(マップの端)に近すぎると、進路変更後に 5~6マス進んでからマップ外に出る場合があります。船舶の入出港インターバルを短くしようとしても、反対に長くなる場合があるので注意してください。
前述の航路上に障害物が存在する例を紹介します。左のマップでは、港の東方向に陸地があります。A列車で行こう9は、この陸地を迂回する航路を自動的に算出します。結果、左記の航路により港が船に来るようになりました。この迂回航路が算出できないと、港に船が来ません。
左のマップの航路を見ても判ると思いますが、原則は、東西→南北 か 南北→東西 のいずれかのルートがベースになります。