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2008/06/29 作成

成田空港ツーリング

朝4時・・・

朝 3時に起きるつもりで、前日21時に寝たら、2時半に自然覚醒。出かけるつもりで意識していると目覚ましが鳴る前に自然と目が覚めますね。

6月になり夜明けが早くなったとはいえ早朝 4時ではまだ外は薄暗いです。東の空は既に明るくなり始めているので走っているうちに夜が明けそうです。

酒々井PA

今日の目的地「成田空港」までは、約100km。ずっと下道を走っても間に合うとは思うのですが、少し余裕を持って着くために篠崎から京葉道を使います。まだ 5時台なのに既に混み始めています。京葉道はいつも早朝から渋滞しますね。NEXCOの渋滞予想でも 6時台から 5kmになっていました。酒々井PAに着いたのが 6時前でしたが、駐車場はかなり埋まっていました。

地図
さくらの山

6:40、「さくらの山」に到着。

5年ぶりにここに来ましたが、いつのまにか大きな駐車場ができていました。トイレまで整備されて観光地っぽくなりましたね。

それにしても人がいない・・・・・なんとなく予想はつきますが、とりあえず丘の上へ。

さくらの山

丘から滑走路を眺めると、案の定、反対側から接近してくる機影が見えます。34L/34R使用中です。今朝の着陸機は、南側からのアプローチでした。

すぐに駐車場へ戻ると、「さくらの丘」へ移動します。

さくらの山とさくらの丘の位置関係(地図)

成田空港の離発着パターンを簡単に説明しますと、北から進入する16L/16R、南から進入する34L/34Rの2パターンがあります。16R-34LのA滑走路は、滑走距離が長い大型機、16L-34Rは、滑走距離が短い小・中型機が使用します。

国際線を使ったことがある人なら経験があると思いますが、例えばアメリカ方面から帰ってくる場合は、霞ヶ浦の上を通過してそのまま直進して降りるのが16R、一度太平洋の方まで出て大きく右旋回してから着陸するのが34Lです。

北側の16R付近にある撮影ポイントが「さくらの山」、南側の34L付近にあるのが「さくらの丘」です。

さくらの丘

「さくらの丘」にくるとかなりの航空ファンの方々いました。

それにしてもみんな良いカメラを使っていますね、うらやましいです。

B747-200F Northwest CargoB747-400F 日本貨物航空
B747-200F Northwest Cargo

まずは、前座を2機。

Northwestと日本貨物航空のフレイター(貨物機)でした。

← 写真には2機しか写っていませんが、上空を見ると3~4機がアプローチ中でした。滑走路の数が多いシカゴのオヘア空港の上空は、かなり楽しいことになっていたりします。

A380-800 シンガポール航空

やがて南の空からかなりゆっくりとした速度で接近してくる機影を見つけました。本日のメインディッシュ、定刻通り 7:30の到着です。

A380-800 シンガポール航空

既にニュースでも何度も取り上げられているのでご存じだとは思いますが、シンガポール航空のA380-800です。

初めて実物を見ましたが、やっぱりでかいですね。「よく作ったな~」、と思いますよ。いや、「よくゾ作ってくれた!」かな。Boeingが大型機設計を断念してしまっただけにAirbusはよくやったと思います。デザインはお世辞にもかっこいいとは言えませんが、単純に座席数を増やすならやっぱりこの形ですかね。胴体延長すれば少しはスマートに見えると思います。A380-900に期待しましょう。

しかし、おでこが広いな~。勝手に命名「メガエラジェット!」(判らない人はF.S.S.9巻を読んで下さい。)

成田空港第1ターミナル駐車場

7:30に到着したSQ638は、11:30にSQ637として出発します。

インターバルが 4時間ほどあるので、ターミナルへ移動します。ちなみに見学で成田空港に入る場合は、身分証明書が必要です。ライダーなら免許証を携帯しているので問題はないと思いますが、電車やバスで行こうと考えている人は忘れずに。

成田空港には、第1ターミナルと第2ターミナルがありますが、A滑走路の離発着を見る場合は、第1ターミナルへ行きましょう。

A380-800 シンガポール航空

駐機中のA-380は、他の機体に隠れて見えませんでした。

それでも二階部分は、はっきりと見えますね。

B747-400F Cathay Pacific Cargo

ここから先は第1ターミナルの展望デッキから見た機体を書き綴づっていきます。

まずは、キャセイパシフィック貨物航空(Cathay Pacific Cargo)のB747-400F。フレイターで良く見る、銀色機体です。

A340-600 Virgin Atlantic Airways

ヴァージン アトランティック航空(Virgin Atlantic Airways)のA340-600です。さすがダッシュ6、胴体が長いですね。スマートでかっこいい機体です。

コックピットの下に描かれたLadyBirdとウィングレットに描かれた英国旗が印象的です。

A340-600 Virgin Atlantic AirwaysA340-600 Virgin Atlantic Airways
B747-400 Garuda Indonesia

ガルーダ・インドネシア航空(Garuda Indonesia)のB747-400です。この尾翼に描かれたデザインもかっこいいですね。

この後に離発着パターンが変わり、34Lから16Rになりました。

これ以降、機首が左を向いている写真は離陸or着陸しているところ、右を向いている写真はタキシング(地上滑走)です。

A340-300 Scandinavian Airlines System

スカンジナビア航空(Scandinavian Airlines System)のA340-300です。

エンジンがオレンジ色に塗装されていますが、このサイズだとちょっと判りづらいのでアップにしてみます。

A340-300 Scandinavian Airlines System

残念ながらピントが合っていませんが勘弁してください。アップにするとこんな感じです。

エンジンは、CFM International製ですが、このエンジンはリバーサ(逆噴射)をかけると側面のエンジンカウルが開きます。なかなか面白い形ですよね。タキシングに入ると閉じてしまうので、着陸した瞬間しかカウルが開いているところを見ることができません。

B747-400 KLM Royal Dutch Airlines

KLMオランダ航空(KLM Royal Dutch Airlines)のB747-400です。

鮮やかな水色塗装の機体です。

B747-200F Northwest Cargo

ノースウェスト貨物航空(Northwest Cargo)のB747-200Fです。

最初にさくらの丘で撮影したNorthwestのフレイターとは、少し違っているのが判りますか?

こっちの機体は、最初からフレイターとして作られているので側面に窓枠がありません。旅客機から貨物機に変更したり、旅客機ベースで改造した場合は、窓枠を後から塞ぐので形跡が見て取れます。こっちの方が貨物機らしくて良いですね。

MD-11F FedEx

フェデックス(FedEx)のMD-11Fです。

個人的に好きな三発機(エンジン3基搭載)です。ダグラスの機体デザインは、良いですね。

前のSASでリバーサの話をしましたが、P&W等のエンジンはリバーサをかけると左下の写真のように水平方向にエンジンカウルがスライドします。この機体は、エンジンにフェデックスのロゴが書かれているので、カウルが開いている様子がよく分かると思います。下の写真を見ると、尾翼に搭載されているエンジンもしっかりカウルがスライドしています。

MD-11F FedExMD-11F FedEx
B747-400F JAL Cargo

JALカーゴ(JAL Cargo)のB747-400Fです。

この機体を見ると民営機に見えないのですが・・・・・・一昔前の軍用機っぽいですよね?

B777-300ER JAL

日本航空(JAL)のB777-300ERです。

前に紹介したヴァージン アトランティック航空のA340-600に比べると若干胴体長が短いのですが、それでもかなり長いです。スリムな機体ですね。777シリーズでは一番好きです。

スポット22

スポットは、機体の到着が近づくと徐々にスタッフが集まり準備が着々と進められます。到着案内版を見ていなくても、この様子を見ていれば、もうすぐこのスポットに機体がタキシングされることが分かります。

成田空港のスポット22とグランドスタッフ成田空港のスポット22とグランドスタッフ
B777-200ER アリタリア航空

↑で準備していたスポットに到着したのがアリタリア航空(Alitalia)の777-200ERです。

同じ777でも、前の300ERに比べると短いですね。

B777-200ER アリタリア航空B777-200ER アリタリア航空
B747-400 大韓航空

大韓航空(Korean Air)のB747-400です。

機体後部にモナリザが描かれています。

コメントを書くのも疲れてきたので次からいっきに写真のみ掲載します。

B747-400 British Airwaysブリティッシュ・エアウェイズ (British Airways) B747-400
B777-200ER シンガポール航空シンガポール航空 B777-200ER
B747-400F エールフランスカーゴエールフランスカーゴ B747-400F
A330-300 NorthwestNorthwest A330-300

B747-400 ルフトハンザドイツ航空ルフトハンザドイツ航空 B747-400
B767-300 カンタス航空カンタス航空 B767-300

A330-200 フィリピン航空フィリピン航空 A330-200
B777-200 タイ国際航空タイ国際航空 B777-200

B777-300 キャセイ パシフィックキャセイ パシフィック B777-300
A330-300 チャイナエアライン(中華航空)チャイナエアライン(中華航空) A330-300

A340-300 スイス インターナショナル エアラインズスイス インターナショナル エアラインズ A340-300
B767-300 アエロフロートアエロフロート B767-300
B767-300 アエロフロート

リージョンジェットでは見ますが、大型機では見られない、荷物1個づつ積み風景。

ボーディングブリッジ

ボーディングブリッジを渡って飛行機から降りる到着客。

海外から帰ってくるとほっとする瞬間ですよね。

第1ターミナル展望デッキ

11時近くになると徐々に見学客が増えてきました。

大半の人たちの目的はきっと同じでしょう。


B767-400ER コンチネンタル航空コンチネンタル航空 B767-400ER
B747-200F Northwest CargoNorthwest Cargo B747-200F

B777-200 タイ国際航空タイ国際航空 B777-200
B747-400 日本航空日本航空 B747-400/B777

B777-200ER マレーシア航空日本貨物航空 B747-400/マレーシア航空 B777-200ER
B747-400 Garuda Indonesia/MD-11F FedExGaruda Indonesia B747-400/FedEx MD-11F

B777-200 アメリカン航空B777-200 アメリカン航空
A340-300 エア タヒチ ヌイA340-300 エア タヒチ ヌイ

B747-300C エア・インディアB747-300C エア・インディア
A330-300 アシアナ航空A330-300 アシアナ航空
A380-800 シンガポール航空

12:10、定刻より27分遅れの11:57に出発したA380がタキシングしてきました。

A380は南ウィングに駐機していると、16R離陸時に南から北へ移動するので、ちょうど展望デッキの前を移動します。離発着パターンによりタキシングが見られる場合と見られない場合があるので注意して下さい。

A380-800 シンガポール航空

やっぱり、でかいです。存在感がありますね。

A380-800 シンガポール航空

A380の離陸には興味があったのですが、予想通り機首上げ角がめちゃくちゃ浅いです。←の写真を見ても一目瞭然ですが、「ふわり」というより「よっこらしょ」という吹き出しを付けたくなるような離陸でした。あらためて前の方に掲載したA330-300の離陸写真を比べてみると違いがよく分かると思います。

離陸滑走距離は思いのほか短かったです。

これで今日の目的は達成しました。

国道295号線

帰り道、成田空港から成田市内へと続く国道295号線で少し寄り道をします。

←まずはこの国道標識が目印。

国道295号線の上空通過

ちょうどこの国道295号線の標識の上を着陸機が横切ります。

あまり面白みはありませんが、機体の真下を見ることができますよ。

国道295号線より撮影

続いてその少し先に国道を横切る橋があるのですが、その橋の上から着陸機を見ることができます。

さくらの山に比べると滑走路まで若干距離があるので高度が高いですが、進入路に近いため、こちらの方が機体までの距離が近く感じます。

写真的には、下から見上げるようなアングルになるのであまり好まれないかも知れませんが、個人的には好きなポイントです。

国道295号線より撮影した成田空港へ着陸寸前の飛行機国道295号線より撮影した成田空港へ着陸寸前の飛行機(FedEx)
国道295号線より撮影した成田空港へ着陸寸前の飛行機(JAL Boeing747-400)国道295号線より撮影した成田空港へ着陸寸前の飛行機(大韓航空 Boeing777)
国道295号線より撮影

成田空港に乗り入れているA380は、まだシンガポール航空しかありませんが、近いうちにエールフランスも導入すると聞いています。日本の航空会社でもANAが検討に入っているそうなので、これからが楽しみです。その前にイベント的には、ANAのB787の就航がありますね。

さすがに朝が早かったので今日は疲れました。久しぶりの成田空港でしたが、とりあえず目的のA380が見られたので満足です。今度は夜に来てみるのも楽しそうですね。

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