2010/10/20 作成、2019/06/09 更新
東伊豆ツーリング
10月に入ってから夜が明ける時刻がどんどん遅くなってきました。まだ外が暗い 4:00に起床、東の空が明るくなってきた 5:30に出発。この時間はちょっと肌寒いですが、それでも日中の気温は24度まで上昇するそうです。
出発~♪
今日の目的地は東伊豆です。
普段、伊豆半島に行くときは東名高速を使って御殿場や沼津方面から入ることが多いのですが、今回は相模湾沿いに走ってみます。
国道129号線で平塚まで出てから、相模湾沿いに伊豆半島の東海岸を南下します。
まずは、西湘バイパスの「西湘PA」へ。
この時間で既にバイクの駐車スペースは埋め尽くされ、壁沿いに大量のバイクが停まっています。さすがライダー達の朝は早いな。
今日は良い天気なので絶好のツーリング日和です。
ちなみに西湘バイパスは現在無料実験区間になっている為、通行料は無料です。このシーサイドラインがタダで走れるのは良いですね。
西湘PAから見た相模湾です。
まだ、朝早いので上空には雲がかかっていますが、すっかり秋空です。
海岸線に沿って鮮やかないわし雲が広がっています。こういう雲を見ると秋を感じますね。
真鶴駅前から県道739号線に入り「真鶴半島」をぐるっと一周します。
(曲がる場所を間違えて 2kmほどオーバランしたけど・・・)
真鶴半島って知名度が低くないですか? 実際、先端までの距離は 3km足らず。あまりにも小さな半島なのでこれまで 半島リスト にも書いていませんでした。地図上で房総半島や伊豆半島と比べると一目瞭然です。
真鶴半島の「お林展望台」へ来ました。
ここは小さな公園になっています。熱帯植物が生い茂っているあたりは南国を感じさせます。
が、肝心の展望は全然ダメでした。海岸に面している小高い公園なのに、松が生い茂っているため、海がほとんど見えません。これじゃ観光客も集まらないはずだ。実際、ここには私しかいませんでした。
そういえば、宮城県の泊崎の展望もこんな感じだったな。
お林展望台の隣にある真鶴消防署のガレージは、シースルーになっています。見てくれ、と言わんばかりに鎮座している消防車。
実は、石原プロが西部警察で実際に使用した高所放水車でした。寄贈品だそうです。
このガレージは良いですね。車愛好家ならこういう屋内ガレージに憧れそうな気がします。
消防車のスペック表とは珍しい。
放水量は、3800リットル/分。うちの洗濯機なら満水状態でも 0.07秒で空っぽに、風呂の湯船でもわずか 2.4秒で空っぽになる驚異の放水の能力。
ん? 逆に考えれば、2.4秒で満水にできるのか(水だけどさ)。
真鶴半島の先端「真鶴岬」です。この辺りでは、やたらと「ケープ真鶴」と書かれていました。カタカナで書くとなんか変ですね。干潮に近い時間だったので岬の周辺にはごつごつとした岩場が広がっていました。
真鶴岬の「三ツ石」です。2つの岩が海面から突き出ています。
完全に干潮になっていると、岩の下まで歩いて渡れるそうですが、残念ながらこの時間はまだ水が引いていなかったので渡ることはできませんでした。
真鶴半島を後にして、熱海ビーチラインこと「熱海海岸自動車道」を走ります。
全長わずか6.1kmの有料道路ですが、海沿いを走る快走路です。ちなみにバイクは150円。缶ジュース1本分なので国道135号線とどっちを走っても良いかな。
「熱海温泉」まで走ってきました。都内近郊の代表的な温泉地のひとつです。海沿いにずら~とホテルが立ち並んでいます。箱根や熱海は手軽に来られるから良いですね。新幹線だと東京駅からこだまで43分。あまりにも近すぎるかな?
国道135号線で海沿いにさらに南下します。
この辺りはシーサイドラインで景色が良いです。伊豆半島は国道135号線と136号線がぐるっと一周しているのですが、走りながら海が見られる場所は限られています。初めて走る人には、シーサイドラインを期待して走るとがっかりするかもしれません。しかし、この辺りの国道は、海が見えるので走っていても楽しいですよ。
道の駅「伊東マリンタウン」まで来ました。
時刻は 11時前なのでまだ昼ご飯にはちょっと早い時間なのですが、それでも駐車場はびっしりと車が停まっています。さすがは人気の道の駅です。
関東近郊の道の駅の規模としては比較的に大きい方ですね。テナントの数も多く店内も賑わっています。屋外には、足湯とマリーナが併設されています。マリーナからは遊覧船も出ています。
ここでちょっと早い昼食を。
地魚三種丼を食べました。1枚1枚はやや小ぶりの切り身ですが、それでも量はたっぷり入っています。ちょうど今日から新米に切り替わったそうで、御飯も美味しかったです。もう新米の季節ですね。
「地魚」なのになぜか鮪が入っていましたが、まぁ近海物だけではないと考えればよいか。
伊東から少し南へ下ったところに「一碧湖」という湖があります。
マイナーな湖なので知っている人は少ないと思います。実は、ここは十年以上前に私が新入社員研修で合宿した場所だったりします。久しぶりに訪れてみました。
湖の周りは全長 4kmの遊歩道になっていて、当時もここを歩いて回ったのを覚えています。確かグループごとに回って途中で指定された山草を拾ってくる、という課題があったな
ちなみにこの遊歩道を歩いていると大量の鯉が集まってきます。人影を見つけるとエサをもらえると思っているのでしょうね。
湖畔のひなびた店でソフトクリームを注文したのですが・・・
!?
残念なソフトクリームでした。
これもTOMIのスジャータミディアムシリーズのソフトクリームなのですが、やっぱりこのシリーズはダメですね。冷蔵状態が悪いとこんな感じになります。以前にも 2~3度ほどスジャータ系ソフトでこんな感じのきめの粗い状態のソフトに遭遇したことがあります。でも、ここまでひどいのは初めてだ・・・。
それでも味は大丈夫です。悪いのは見てくれだけ。ちなみに紫芋味でした。スジャータシリーズで唯一美味しいと思ったのは、玄米味かな。
伊豆高原の手前にある「城ヶ崎海岸」まで走ってきました。
ここには「門脇吊橋」という吊り橋があり、その奥には城ヶ崎海岸の岸壁が広がっています。ここは、東伊豆周辺で一番メジャーな観光スポットかもしれません。
なかなか見事な景色です。伊豆半島の先端にある石廊崎も見事な岩山の景色が広がっていますが、ここも見事です。周辺も深蒼色の海面と白い波が立っており、絵になります。ここは、吊り橋と合わせてドラマの撮影にもよく使われているそうです。さすがに福井県の東尋坊にはかないませんが、それでも綺麗な景色ですよ。
ここまでゆったりと走ってきたのでかなり時間を使ってしまいました。
この先へ進むかどうか迷ったのですが、今日は少し早めに切り上げることにしました。ちなみにこの日の渋滞予測は、東名高速が17:00~20:00の間が渋滞 25km。思いっきり時間を使って遅い時間帯に帰る手もあるのですが、今日は 4:00起きだったのであきらめました。
帰りは久しぶりに「伊豆スカイライン」を使います。伊豆スカイラインと言えば、奥多摩周遊道路と並ぶ、都内近郊の走り屋スポットのひとつです。今日も走り屋さんからツアラーまで大勢のライダーが走っていました。途中のパーキングエリア「スカイポート亀石」もあいかわらず車よりバイクの方が数が多いです。
ちなみに伊豆スカイラインは、現在、通行料が上限200円に設定されている為、通常バイク560円のところ360円引きになっています。
山吹峠では、パラグライダーをしている人達がいました。
優雅に大空を舞う姿はかっこいいですね。気持ちよさそうだ。スカイスポーツは、まったくやったことがないのですが、きっと楽しいんだろうな~。
全長40kmほどある伊豆スカイラインの中でも景色が綺麗な場所のひとつ「玄岳」です。
伊豆スカイラインは、気持ちがよいです。道も景色も綺麗ですね。その名の通りの快走路です。今日は天気にも恵まれました。伊豆スカイライは、北側と南側で全然景色違います。やっぱり北側の方が展望は良いですね。
伊豆スカイラインを走りきり、箱根峠を越えて「芦ノ湖」の湖畔まできました。ここへ来るのも久しぶりです。さすがに日が傾くのが早くなり、すでに西日が強さを増しています。芦ノ湖名物の海賊船も運行中。
ところで、
← の景色に見覚えはありますか?
ここはお正月名物「箱根駅伝」往路ゴール/復路スタート地点です。
歩道にはこんな標識が立っています。
「東京箱根間往復大学駅伝競争往路ゴール」そしてその反対側には「復路スタート」と記されています。
ちょうど今日10月16日は、箱根駅伝予選会が行われました。法政、大東文化、亜細亜、順天堂と本選常連校が予選落ち。大東大の連続出場が43年でストップ。順天堂も連敗と本選に残れなくなってきました。ここ数年はやっぱり上武大学の躍進が目覚ましいですね。
箱根からの帰り道はいつも渋滞に巻き込まれます。
東名は早い時間帯から混雑が予想されるので箱根新道→小田原厚木道路のルートで帰ってみました。が、箱根新道は16時前なのに既に渋滞。これも無料化の影響かな?
ちなみに、今回使用した有料道路をまとめてみましたが、軒並み値下げされています。ETC割引が始まる前なら合計 1,860円の通行料が、今日は 650円で済みました。浮いた分のお金で美味しい物が食べられます。
混んでいたのは箱根新道だけで、その先はスムーズに流れていた為、まだ外が明るいうちに帰宅できました。
2010年も残り 2ヶ月ちょい。本格的に寒くなる前にもう少し走りに行きたいですね。