2010/11/15 作成
秩父中津峡ツーリング
今回も最初にツーリングルートを書きます。
飯能方面から国道299号線で秩父まで走り、秩父から国道140号線で浦上ダム、秩父湖を通り、埼玉県の紅葉の名所「中津峡」まで走ります。
紅葉狩りツーリングの定番ルートです。
まずは、国道299号線沿い、西武秩父線吾野駅の近くにある「秩父御嶽神社」、「東郷公園」に立ち寄ります。
埼玉県の紅葉の中では比較的に標高が低い場所にあります。
神社の鳥居には、もみじまつりの垂れ幕がかかっていました。鳥居にこんなもの付けて良いのかな?
ここは駐車場の裏山にすでに綺麗な紅葉があります。
ちょっと時期が遅かったかな? 全体的に落葉が始まる直前でちょっとくすんだ赤色でした。それでも綺麗ですね。
神社を上がるとその先は東郷公園です。
この石段の周りにも綺麗な紅葉がたくさんあります。先ほどの駐車場の紅葉とは違って、この辺りは見頃直前です。赤/黄/緑のコントラストが綺麗ですね。
石段を登り切ったところに銅像があるのですが、この周辺がここ秩父御嶽神社/東郷公の一番の見所です。まだ完全に赤色に染まってはいませんが、それでも見事です。あと 1~2日ぐらいでピークを迎えそうですね。でも、一週間後だと絶対に見頃を過ぎているんですよね。それが紅葉狩りツーリングの難しいところです。
御嶽神社の近くの家の軒先に何か干してありました。
柿にしては小さすぎるな、と思ってよく見たらプチトマトでした。
トマトも干すんだ。干しトマトか・・・・・・ん、干しトマト?
・・・(30秒経過)・・・
あっ!? どこかで聞き覚えがあると思ったら、
これか(笑) ↓
国道299号線を秩父まで登り切り、「浦山ダム」まで走ってきました。
埼玉周辺には紅葉スポットがたくさんあるので、ここは比較するとどうしてもマイナーな部類に入ってしまうのですが、観光客は少ないのでのんびりと楽しめます。
浦山ダム周辺の紅葉は色づいていますが、ちょっと迫力に欠けます。
この辺りはひっそりとした静寂に包まれているのですが、時より遠くで国道を走るバイクの音が響いてきます。
浦山ダムの両端にはこんな入り口があります。
入り口を入るとこんな感じです。
ず~~~っと下までつづら折りの階段が続いています。
これくらいたいしたことないと思いますか?
横から見るとこんな感じです。
どうですか、たいしたことない?(笑)
こんな張り紙がありました。
「熊出没注意」
ここは国道のすぐ近くなのですが、今年はこんなところにまで熊が出没しているんですね。
熊の目撃場所も書いてあったのですが・・・近!!
ダムを回る道路沿いじゃないですか。
駐車場の近くに別のクマ出没注意張り紙がありました。
さっきの目撃情報とは別情報のようですが、
目撃場所ってココじゃん!! Σ( ̄ロ ̄lll)
まぁ、今年の北海道ツーリングでは、「ここで熊出ました」という看板がやたらとあったけどね。でもココは北海道じゃないし・・・。
ちなみに浦山ダムの周辺には野生の猿も生息しています。
←の写真には、2匹しか写っていませんが、群れで降りてきていたので全部で 5~6匹はいました。
国道140号線でさらに先へ進みます。
国道140号線は国道299号線より標高が高いところ走っているため、11月中旬だとこの辺りから先が紅葉のピークを迎えているはずです。
国道140号線は荒川沿いに走っているのでちょっと脇道に入れば川沿いの紅葉を眺めることができます。
なかなか良い眺めです。綺麗に色づいていますね。
国道沿いにある「大血川ドライブイン」です。
と言っても店は営業していません。駐車場が狭いので車は常時いっぱい。でもバイクならOK!
崖から生えている紅葉が綺麗でした。ピーク直前かな? でもこのくらい緑が残っている方が私は好きです。
ここ秩父周辺には国道沿いを中心にこんな感じの小さな紅葉スポットがたくさん点在しています。
同じく国道140号線からちょっと脇道に入ったところです。
車はほとんど素通りしてしまうのですが、そこはバイクの機動性を活かしてこまめに立ち寄ります。
前の方の写真と比べてみると一目瞭然ですが、ここはまさに今がピークですね。鮮やかな赤色の紅葉です。
三峰口、大滝温泉、大滝ループ橋を越えて、本日のメイン「中津峡」入り口に来ました。
ここから先が季節限定の快走路になっています。
中津峡に入るとすぐに全面が紅葉した山々が出迎えてくれます。ここ中津峡が埼玉県でも屈指の紅葉スポットなのはこの隙間無く紅葉している景色が見られるからですね。今日はあいにく天気が曇っていて青空の下の紅葉とはいきませんでした、それでも十分に綺麗ですよ。
道路沿いに生えている紅葉も今がピーク。
美しいです。
この景色は、走っているだけで楽しいですね。辺り一面紅葉している山の中は走り抜けます。
秋ツーリングは、夏ツーリングとは違った趣があるので好きです。
この辺りのガードレールは部分的に茶色に塗装されています。
走っているとすぐに気が付くのですが、ちゃんと絶景の紅葉撮影ポイントの場所だけ茶色になっています。こういうさりげない配慮が良いですね。
GJです! と惜しみない称賛を贈ります。
中津峡の中心に休憩ポイントがあります。
さすがに今日はライダーもたくさん休んでいました。ナンバーはやっぱり近県が多いです。
小腹が空いたので「秩父味噌おでん(こんにゃく)」購入。
見ても判るとおり、かなり濃厚な甘辛い味噌です。2個で200円。
中津峡の中でも一番の絶景紅葉ポイント「持桶女郎もみじ」に来ました。
ここは毎年大勢の観光客が集まります。
路肩沿いに三脚とカメラを構えたおじさん達がずら~っと並んでいます。
さすが人気No.1の紅葉、素晴らしいです。
ここ中津峡は何度も訪れていますが、やっぱりここが一番綺麗です。絵になる景色ですね。
このアングルはいろんな観光雑誌やホームページにも写真が掲載されているので見たことがある方も多いと思います。
中津峡の絶景ポイントはここまで。
ここから先の道は、道幅も細く交通量も激減します。
私は物好きなので、もちろんこの先も走りますよ。
「たつまの吊り橋」です。
一度に10人以上で渡ることができない小さな吊り橋ですが、この辺りから見る荒川支流沿いの紅葉も綺麗です。
ただ、かなり標高が高くなってきたので、この時期では既にかなり散っています。
ず~っと走って、中津峡の先端まで来ました。
厳密に言えば、中津峡の先端はオフロードになっているので、その脇道にある、ふれあいの森の中の道の先端です。
大量の落ち葉の中に佇むZZR400。
本当は諏訪山を越えて直接国道299号線に戻りたかったのですが、かなりのんびりとしたペースで走ってきた為、今来た道を戻り、秩父湖経由で戻ることにしました。
国道140号線は、行きに来た彩甲斐街道ではなく、久しぶりに旧国道の秩父往還の方を走ってみました。
あいかわらず狭い道です。交通量は少ないのでそれなりに楽しいですが、突然対向車が出て来ると焦ります。ミラーが無い場所もあったり、わき水で水たまりが出来ていたり、落石もあるので注意。
秩父湖まで来ました。
本日 2回目の吊り橋。この吊り橋はかなりの距離があるので、すたすたと早足で歩くとそれなりに揺れます。
中津峡ほどではありませんが、秩父湖周辺の紅葉も綺麗です。
と、こんな感じで今日は一日中紅葉の中を走り回っていました。埼玉、東京、千葉はこれから紅葉ピークを向かえます。かなり寒くなってきましたが、まだまだ秋は終わりませんよ。
帰宅時には、すっかり日が暮れていました。
日没も日に日に早くなりますね。
今年は、あと何回走りに行けるかな?