2011/06/08 作成
水上ツーリング
朝 5:00起床、のんびりと準備をして軽く朝食を取ってから 6:30出発。
今日は朝から雲一つ無い快晴です。この分だと日中はかなり暑くなりそうだな。
新治を出発してから、群馬県道53号線で中之条へ、28号線で榛名山へ。
早朝と言うこともあり交通量は少なく気持ちよく走れました。
それでも榛名山が近づくとライダーの数が増えてきます。この辺りは走り屋さんが多いですね。特に郷原から榛名山までの県道28号線は快走路でした。
1時間ほど気持ちよく走り続けたところで、あっと言う間に「榛名湖」まで来ました。
榛名山は、途中に峠や展望台が無いので、観光できるところはここ榛名湖畔ぐらいです。良い青空だ~。
ここから群馬県道33号線に入ります。
気持ちの良いストレートがありました。こういう景色を見ていると北海道を思い出しますね。
道路の両脇にはちょうど山ツツジが満開を迎えていました。ツツジと言うと赤紫や白が一般的ですが、山ツツジは鮮やかな朱色をしています。周囲の木々の緑や青空とマッチして栄えますね。
伊香保方面へ降りる途中に「高根展望台」があります。
土曜日の午前中なのでこの辺りは渋皮方面から走ってくるライダーもたくさんいました。
高根展望台から渋川方面を眺めてみました。
良い景色なのですが逆光だった為、空が白く飛んでしまいました。
市街地を横切り、先ほどとは反対側に位置する国道353号線沿いから渋川市内を眺めてみます。今度は西向きで太陽を背にしている為、青空までくっきりと見えました。雲は出ていますが、清々しい青空です。
国道353号線 → 県道4号線と走り赤城山の山頂を目指して走っていたのですが、残念ながら山頂を目前にしてタイムアップ。
ちょっと短いですが、本日のツーリングはここで終了です。ここから急いで渋川市内まで引き返します。赤城山はまた次の機会に走りたいと思います。
ここから先は鉄道ネタになります。
今日は 6月 4日、C61-20号機の復活運転初日です。
ニュースでご存知の方も多いと思いますが、JR東日本は、静態保存されていたC61-20号機を復元して春先から試運転を続けていました。そして、いよいよ今日から「快速SL C61 復活号」として営業運転を開始します。
まずは上越線の定番撮影スポット「第一利根川橋梁」へ来てみましたが、既にかなりの人がいたので場所を変えることにしました。
今回はここ敷島駅の手前のストレートでC61を眺めてみたいと思います。
上越線は撮影ポイントが豊富なので、比較的にみんな散らばりますね。事前に試運転していたので初見の人が少ないことも影響したかな? この敷島駅の手前でカメラを構えているのは十数人でしたが、近所の人達や近くで畑仕事をしていた人達も集まって賑やかでした。
上空ではヘリがホバーリングしています。
明らかにC61を空撮してますね。
徐々にお祭り気分になってきました。
11:20、予定通過時刻より10分以上遅れてやっと黒煙が見えてきました。
SLを待ちかまえているときは、この黒煙が見えてくるとわくわくしますね。
きたきた!
6両編成の旧型客車を引いたC61-20号機です。
やっぱり蒸気機関車にはこの古い客車が良く似合ってますね。
これまでC57、C58、D51、8620といろんなSLを見てきましたが、走行中のC61を見るのはこれが初めてです。
かっこいいですね。C61は2C2(先輪2軸、動輪3軸、従輪2軸)なので他の蒸気機関車より車軸が多い分だけ力強く見えます。
さて、ここからいっきに終点の水上駅まで先回りします。
現在時刻は11:21、水上駅の到着時刻は定時で12:04ですが、すでに10分以上遅延しているので予想到着時刻は12:18前後と考えるとまだ50分以上あります。ここから水上駅までの距離は約40kmですが、高速を使えば余裕で間に合う時間です。
赤城ICから関越自動車道に乗り、4つ先の水上ICで降ります。
11:58、上越線「水上駅」に到着しました。
駅周辺はすでに多くの鉄道ファンで賑わっていました。
この辺りの定番撮影スポットは、小日向駅手前の陸橋と水上駅手前の右カーブですが、今回はあえて駅構内で待ちかまえてみます。
ホームでは、着ぐるみやはっぴを着た近くの旅館や商店の人達が集まっていました。C61-20復活の垂れ幕まで出てちょっとしたお祭りムードです。
反対側のホームには、フジテレビの撮影スタッフもいました。
先ほどの空撮もそうでしたが、メディアも注目していますね。
12:17、定刻より14分遅れで水上駅に入線してきました。
無事に営業運転初日の往路を走り終えたC61-20号機「快速SL C61復活号」。
う~ん、やっぱりかっこいい!!
パレオエクスプレスの三峯駅とは違って水上駅では蒸気機関車は到着するとすぐに転車台へ向かいます。
SLが転車台で回転する姿は、何度見ても迫力があります。
ここ水上駅では単純に180度回転して進行方向を変えるだけではなく、一度180度回転してから反対方向に360度回転するファンサービスがあります。
Google mapで水上駅を上空から見るとこんな感じです。
最初に水上駅2番ホーム(図の1)に入線した蒸気機関車は、引き込み線上で折り返して転車台(図の2)へ移動します。ここで進行方向を変えてから再び引き込み線上で折り返して保線区の留置線(図の3)に入線します。
留置線上では、じっくりとSLを眺めて楽しむことできます。
営業運転初日とあって周囲にはもの凄い数の鉄っちゃんがいました。
この20号機は、38年ぶりに復活した国内唯一の現役C61車両です。
せっかくなので、他の形式の蒸気機関車と軽く比較してみます。
まずは、C57。
やっぱりスレンダーですね。白のラインが入るといっそうスリムに見えますね。さすが貴婦人の愛称を持つ機関車です。
そして、復活したC61。
C57と比べると一回り太く見えますね。
C57が2C1(先輪2軸、動輪3軸、従輪1軸)なのに対して、C61は従輪がひとつ多い2C2なのがひとつの理由だと思います。
続いて、C58です。
←の写真はC61とはズーム比が異なりますが、やっぱりC61と並べると一回り小さいですね。C57やC61と違い先輪がひとつ少ない1C1なのが画像から判ると思います。
最後に、D51です。
動輪の大きさが小さく1D1の 4軸ではありますが、外見はC61に良く似ていますね。理由は、C61が元々D51だった車両を改造した機関車だからです。
ちなみに、C61-20号機は元々D51-1094号機だったそうです。
ここまでC61を紹介してきましたが、ついでに牽引されてきた旧型客車も紹介しておきます。
C61の復活に合わせて旧型客車もリニューアルされました。この旧型客車は、1938年以降に製造された車両です。
今回は、スハフ32、オハ47×4、オハニ36の 6両編成でした。
1号車はオハニ36、荷物車と客車の混成車両です。
ボディは綺麗に再塗装されて鮮やかな光沢を放っていますが、よく見ると随所に昭和の香りが残っています。
特に床板が木製なのは、いかにも古い車両らしいですね。
C61に気を取られていたら、1番ホームにE655系「なごみ(和)」が入線して来ました。
なごみは、お召し列車として製造された車両ですが、皇室専用車を外した編成が不定期にジョイフルトレインとして臨時運行することがあります。
この日は、かたや昭和の旧型客車、かたや新鋭のE655系が水上駅のホームで対面するという、なんとも心憎い演出を見せてくれました。鉄道ファンには嬉しい限りですね。
C61が復活したことにより、今夏の臨時列車スケジュールは華やかです。注目は 7/ 2、C61-20号機、C57-180号機、D51-498号機の三両が高崎駅に集結します。翌日の7/ 3には、Boeing787のテストフライトもあるので、鉄道も飛行機も両方好きな人にとっては悩みの種が増えましたね。
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このまま復路の出発を見届けても良かったのですが、今日は早めにツーリングを切り上げて、お土産を持って実家に立寄ることにしました。
が、うちのボーダーコリーはあいかわらずのカメラ嫌い。
昨日泊まったホテルにいたゴールデン・レトリーバーと違って横顔すら簡単には撮らせてくれないのでした・・・。