第47回SG日本選手権オートレース 5日目

コースの中央には、SG日本選手権オートレースの優勝旗が準備されています。今日の最終レースで第47回の日本選手権優勝者が決定します。

スタンドはホームストレッチ裏だけではなく、サイドスタンド側もかなり混雑してきました。発走時間が近づくと２階席のフェンス越しは観客で隙間が無くなります。３階席はまだ余裕がありますね。

第９レースは、特別一般Ａ戦です。このレースは４日目の準決勝戦で７～８着の選手８名で争われます。

注目はやっぱり地元川口オートの益春菜選手。今大会では３日目の最終予選でスーパーライダー戦に進出するなど好成績を挙げています。惜しくもSG戦の優出は逃したものの、これからの活躍が期待できます。

第９レースのスタートです。この時期のこの時間は既に日が傾き始めて、ホームストレッチにはスタンドの影が落ちています。残念ながら、写真を撮るには良い条件ではありません。

第９レーススタート！！　２番 佐藤裕二、３番 益春菜、地元川口オートの二人が好ダッシュ。

第１コーナで５番 篠原睦（飯塚）がいっきに先行勢をまくりにかかります。

１周目のバックストレッチ、佐藤選手が篠原選手にかわしを許さずトップをキープ。

第４コーナからホームストレッチの立ち上がりで篠原選手が佐藤選手を差してトップへ浮上。

２周回以降は、篠原選手が佐藤選手を追随を許さず先行。一方、３番手は益選手と内山選手が攻防を繰りひげています。篠原選手のヘルメットは、この読売ジャイアンツのロゴが目立っていますね。

結局、最後まで１、２着は体制変わらず、３着に益選手をかわして内山選手が入り、５－２－１で決着（1,650円、4番人気）。

第10レースは、選抜戦です。４日目の準決勝戦で５、６着の選手が走ります。

スタートライン上の影は見る見るうちに伸びて、完全にスタンドの影に隠れてしまいました。カメラのファインダー越しに見るとかなり暗いです。

外枠から６番 濱野淳（山陽）、７番 森且行（川口）がイン勢に迫ります。

第１コーナから第２コーナへ、イン１－２－３とアウト６－７の攻防。

コース全体が日陰に包まれかけていますが、かろうじてここだけは日が差しています。ここなら縦に☆が描かれたSG選抜戦の専用勝負服もよく見えると思います。

昨日の第９レースで５着と惜しくも優出を逃した森選手。果敢に前走の３番 浦田選手を狙って走ります

佐々木選手と浦田選手が熾烈な２位争いを演じるも、結局最後まで大勢変わらず、１－２－３で決着（2,030円、7番人気）。

インから先行逃げ切りで１着となった飯塚オートの東小野正道選手。浦田選手が先行する佐々木選手をかわすのに時間を要している間に確実にリードを広げて逃げ切りました。

第11レースの発走時間が近づくと、バックヤードには優勝戦に出場するレーサが集結しました。もうすぐ、今年の日本選手権王者が決定します。

第11レースは特別選抜戦です。このレースは惜しくも準決勝で３～４着に敗れた選手達が走ります。このレースの１着賞金は90万円。優勝戦なら最下位でも180万円ですからこの差は大きいです。

第11レースがスタートしました。２番 木村武之（浜松）、４番 田中茂（飯塚）が先立ちで出遅れ。

第１コーナの突っ込みで、１番 青山周平（船橋）、３番 早川清太郎（伊勢崎）、５番 桝崎陽介（飯塚）、６番 金子大輔（浜松）が横一線に並びます。

先手争いを征したのは、金子選手。さらに大外から８番 岩崎亮一（山陽）がまくってきました。

１周回を終えてトップは、金子選手。その後に岩崎選手と桝崎選手が続きます。

SG特別選抜戦は、Ｖの字が描かれた特別勝負服を着て走っていますが、金子選手はランキングトップの証である一番勝負服を身にまとって走っています。

３周目、桝崎選手が岩崎選手のインを差して２番手に浮上。

トップは、金子選手が快走。少し離れて桝崎選手と岩崎選手が追います。１番人気の青山選手と２番人気の木村選手のイン勢２名は後方の集団に埋もれて前へ出ることができない波乱の展開に。

５周目の第２コーナからバックストレッチにかけて、田中選手が岩崎選手のインを差して２番手へ上がります。

田中選手が勢いに乗って金子選手を猛追しますが、ここは金子選手が譲らずトップをキープ。

終始先行した金子選手が実力を見せて１着、イン勢２名が敗れて６－４－３は高配当となりました。（30,980円、68番人気)

いよいよ、最終第12レース、第47回SG日本選手権オートレース優勝戦の試走が始まりました。