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2019/11/22 作成

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KORG D1

KORG製の88鍵キーボード、デジタルピアノ(エレピ)のD1

現在、メインで使用しているキーボードの KORG D1 です。安価なエレピ(ピアノ音源)としても、キーボードとしても使用できます。D1の良い点は、他の製品レビューページやブログ等でもたくさん語られているため、このページでは あえてD1の残念なところ(欠点) について書きます。

鍵盤の傾斜角度

KORG D1の鍵盤の傾斜角度

まず、KORG D1を購入して最初に気になったのが、この鍵盤の傾斜角度です。これは、すぐに慣れましたが、購入した直後は 鍵盤の傾斜角度が大きい と感じました。使用している椅子の高さによっても、鍵盤のタッチ感覚がかなり変わると思います。

ソフトウェア電源スイッチ

KORG D1のソフトウェア電源スイッチ

KORG D1の電源ボタンは、ハードウェアスイッチではなく、ソフトウェアスイッチです。つまり、物理的なスイッチにより電源がON/OFFするのではなく、ソフト的に電源をON/OFFしています。この仕様により、パワーディストリビュータ(外部電源スイッチ)によりD1に電源供給を開始しても、ソフトウェアスイッチは自動的にONになりません(KORG D1の電源が入りません)。それだけなら問題はないのですが、電源が供給されてからこのソフトウェアスイッチが動作するまで 約1秒間のタイムラグ があります。つまり、外部電源を入れる → 1秒待つ → D1の電源を入れる、という一連の操作が必要になります。この点は改善して欲しいところです。

プログラムチェンジの自動送信

MIDIのプログラムチェンジ信号により音色が変更される

KORG D1は、起動時にMIDIのプログラムチェンジ信号を自動送信 します。KORG D1のピアノ音源を使用している場合は問題になりませんが、MIDIで外部の音源モジュールを接続している場合は、MIDIのレシーブとプログラムチェンジを同一のチャンネルに設定していると、KORG D1の電源投入時に勝手に音色が変わる、という問題が発生します。この問題は、音源モジュール側でプログラムチェンジのチャンネルを変えれば済む話なので、それほど大きな問題ではありません(無論、勝手にプログラムチェンジ信号を送信しない方が適切なのですが)。

キータッチ・コントロール設定

KORG D1のキータッチ・コントロールの設定変更

KORG D1は、キータッチ・コントロール(ヴェロシティカーブ)の設定パターンを変更することができますが、変更可能なパターンが 5種類 しかありません。しかも、設定パターンが、軽、標準、重、安定、一定と使い勝手がとても悪いです。例えば、ENSONIQ KS-32は、軽から重までヴェロシティカーブを7段階から設定可能であったため、このD1の設定には不満があります。また、電源をOFFにすると初期設定に戻る という致命的な欠点があります。外部音源を使用するなら、MIDIフィルターをかませば解決します。

設定保存

電源をOFFにするとほぼ全ての設定が初期されるKORG D1

1つ前で指摘した設定の件ですが、キータッチ・コントロールに限った話ではなく、KORG D1は ほぼ全ての設定が保存されません。 音色もエフェクト設定もメトロノームのBPMも全て電源を落とすと初期設定に戻ります。恐らく、KORGが本体価格を抑えるために不揮発記憶領域を付けなかったものと推測しますが、そこまでする必要があったのか、多少疑問は残ります。

サステインペダル(ダンパーペダル)

KORG D1に付属しているサステインペダル(ダンパーペダル)と一般的なペダルCASIO製SP-20のサイズの比較

KORG D1に付属しているサステインペダル(ダンパーペダル)は、一般的なペダルよりひとまわり小さいです。ご参考までに、左の画像は、左がKORG D1の付属ペダル、右がCASIO製のペダルSP-20です。本体価格を考えれば、これはやむをえないと考えます。

譜面台

KORG D1に付属しているシンプルな譜面台

KORG D1の譜面台は、かなりシンプルです。あえて、悪く言うとチープです。これも、本体価格を考えれば、やむをえないと考えます。不満があれば、別途、譜面台を用意すれば良い話です。

ヘッドフォン

KORG D1に付属しているヘッドフォン

KORG D1は、スピーカが付いていない代わりに、ヘッドフォンが付属しています。このヘッドフォンは、見た目通り、とても実用レベルの品ではありません。素直にスピーカか別のヘッドフォンを使用しましょう。ちなみに、本体のヘッドフォン端子は、フォン端子ではなくピン端子です。

88鍵ピアノKORG D1

と、ここまでKORG D1の残念なところ(欠点)について好き勝手に書いてきましたが、価格以上の製品 であることには変わりありません。ピアノタッチに近い88鍵キーボードが 4万円台で買える点は、大きく評価できます。私は、長年使用してきたKS-32の後継機として、このD1を使い続ける予定です。

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