2019/10/29 作成
YS-11FC リハーサルフライト
今年も例年通り、入間基地航空祭で所属機体の展示飛行が実施されます。今日は、10月28日(月)に実施された、「YS-11FCのリハーサルフライト」の様子をレポートします。なお、このページに記載しているフライトルートマップ(飛行コース)には、推測のルートを含んでいます。あらかじめ、ご承知おきください。
ローパス
いきなり不意を付かれました。出遅れたため、テイクオフは見逃したのですが、北から離陸(R/W17)したので同じく北からローパスすると思いきや、基地の南側で180度旋回して南(R/W35)からのローパスでした。いつも通り、入曽多目的広場 で見ていたのですが、高台へ移動する時間が無く、こんな写真しか撮れませんでした。
ご参考までに、今日は、R/W17テイクオフでしたが、ほぼ無風でした。航空祭当日にどちらから進入するかは不明です。
上空旋回
ローパスしたYS-11FCは、大きく左旋回して、そのまま旋回しながら基地上空(航空祭の会場)を通過しました。基地の祭会場からは、旋回中の機体を背面から見ることができますが、入曽多目的広場 から見ると底面しか見ることができません。
航空無線でYS-11FCと入間基地のTWRの通信を聞いていたところ、上空旋回の後のウェイポイントに川越と上福岡を指定していました。なので、恐らく左の図のようなフライトルートでターンしているものと推測できます。
8の字旋回
上福岡方面からYS-11FCが戻ってきました。東から進入しますが、次の演技開始ポイントが滑走路南端の 入曽多目的広場 からは、かなり離れているため、200mmの望遠レンズではこの程度の写真しか撮れませんでした。
ここから目玉の飛行「8の字旋回」です。ブルーインパルスのLetter 8 のような演技飛行ですが、YS-11FCの飛行ルートはブルーインパルスとはかなり異なります。
入曽多目的広場からYS-11FCのデモフライトを見学する場合は、最初の右360度旋回はあきらめてください(笑) ご参考までに、200mmの望遠レンズで撮影したトリミング無しの画像をアップしておきます。機体は、この位のサイズでしか撮影できません。
入曽多目的広場から見る場合、チャンスは左360度旋回です。ただし、旋回開始ポイントが滑走路中央付近(基地内会場の上空)と、やや遠いため、撮影場所によっては、200mmの望遠レンズでもかなり苦しいです。
旋回中のYS-11FCを正面から捉えて撮影したい場合、撮影ポイントに注意が必要です。この日は、入曽多目的広場のテニスコート付近をかすめる辺りで上空通過したため、位置取りによっては真正面から捕らえることができないかもしれません。この日は、西の高台でもやや近すぎると感じました。航空祭当日に今日のリハーサルと同じルートを飛ぶ保障も無いため、若干運に左右されると思います。
YS-11FCが上空を旋回していきます。今日のリハーサルフライトは、14:00~14:30に実施されたため、機体の右サイドに西日が当たっていますが、入間基地航空祭の当日は午前中(10:00前後)の展示飛行を予定しているため、ここまで右サイドに影は映りこまないと思います。
YS-11FCが機体の底面を見せながら旋回して行きます。高度がかなり低いため150mmの望遠レンズがあれば十分に撮影することができます。ちなみに左の写真は、140mmで撮影して若干トリミングしています。
タッチ&ゴー
最後は、タッチ&ゴーです。ローパスは滑走路南(R/W35)からのアプローチでしたが、タッチ&ゴーはテイクオフと同じ北(R/W17)からの進入です。航空祭当日は、風向き次第ですが、ご参考までに去年のブルーインパルスはR/W35離陸、R/W17着陸でした。
入曽多目的広場 からは、タッチ&ゴーの瞬間は見ることができません。その代わりに上昇中にYS-11FCがギアアップしているところを見ることができます。ALS(進入灯)の中心から撮影すれば、真正面から機体を撮影することも可能です。
南側の空域で大きく左旋回すると、再び北からアプローチしてR/W17に着陸しました。
航空無線で「8の内6まで」という会話があったため、他にも演技飛行があるのかもしれません。YS-11FCのリハーサルフライトは、あと 3回予定されているため、時間が取れればもう一度見に行ってきます。