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2021/12/12 作成、2022/05/08 更新
国道12号線の地図
2022年 5月 8日をもちまして、国道ルートマップの公開を終了させて頂きます。
直線道路日本一
国道12号線と言えば、直線道路日本一で有名な北海道の国道です。全長29.2kmの長い直線は、美唄から奈井江町、砂川を通り滝川までの区間です。美唄と滝川の両端には、「直線道路日本一 29.2km」と書かれた大きな立て看板があります。ただし、実際には、交差点などで微妙に車道の幅が増減しており、完全な直線道路ではありません。
ちなみに、北海道の有名な直線道路は、こちらのページ で紹介しています。
※以下の文章は、奈井江町の国道12号線の路肩に立てられた看板に記載されている内容の転載です。
国道12号が通る沿線のプロフィール
国道12号は、札幌~旭川間(全長約140km)を結ぶ北海道の大動脈で、沿線には下記のように9市1町があります。この内、奈井江町は国道12号のほぼ中間、そして日本一長い直線道路(美唄~滝川間)区間でも、ほぼ中間に位置しています。
国道12号の概要
国道12号は、北海道における政治・経済・文化の二大拠点である道都札幌市と旭川市を結ぶ広域幹線道路の中でも最も重要な陸上交通路(全長約140km)となっています。将来は札幌~旭川間の全線で4車線(片側2車線)化する計画もあり、本道の産業・経済、情報・文化の大動脈としてより一層の充実が期待されています。
国道12号の歴史
国道12号線の前身である通称上川道路は、当時の市来知(現三笠市)から空知太(現滝川市)を経て忠別太(現旭川市)に至る全長22里15町(87.9km)余りの路線として、明治19年(1886)に開通しました。明治23年(1890)に樺戸監獄署の囚人らの手により道幅が最狭4間(7.2m)から最広5間(9.0m)の道路として完成しましたが、囚人の労働は過酷を極め、工事中に突然クマが出没したり、やぶ蚊の群れに襲われるなどの事故は日常茶飯事だったということです。いわゆる「国道」になったのは旧道路法が施行された大正9年(1920)のことで、昭和27年(1952)の新道路法により一級国道12号と名付けられました。昭和40年(1965)に現在の一般国道12号となりました。
日本一長い直線道路
石狩平野を南北に貫く国道12号の美唄市光珠内跨線橋から滝川市新町までの3市1町にまたがる29.2kmの区間は、「直線道路日本一」となっています。これは明治時代の公文書「上川道路工事復命書」に「上川道路ハ、将来、根室国ニ通ズル中央道トモ、世ニ評称サルル重要路線ニ付キ、本堂ヲ築カルルニハ、他日不十分ナキヨウ、ナルベク直線道路ト為スヲ主トシテ、実測ニ尽セリ」とあることから、このように日本一長い直線道路ができたものと思われます。現在、この「日本一長い直線道路」を合言葉に、奈井江町をはじめ、沿線のまち(美唄市、砂川市、滝川市)の若者達を中心としたまちおこしグループ「夢街道一直線」が、この29.2kmを駅伝形式でつなぐ「たいまつリレー」や「ウオークラリー」など多彩でユニークなイベントを開催しています。北へ北へと向かって突き進んだ北海道開拓の先人達の熱い魂や力を受け継ぎ、「日本一長い直線道路」を舞台に新しい形の道づくり、街づくりが進められています。
直線日本一アラカルト
高速道路直線日本一:関越自動車道、水上~湯沢間の関越トンネル 9.1km
鉄道直線日本一:JR北海道室蘭線、沼ノ橋~白老間 28.7km
新幹線直線日本一:東北新幹線の白石蔵王~仙台間 25.7km
滝川
国道12号線の滝川から国道38号線に入ると短時間で富良野・美瑛方面まで辿り着くことができます。このルートの詳細は、国道38号線 のページに記載しています。