国道38号線の起点は滝川です。新日本海フェリーで早朝の小樽港から北海道に上陸したライダーで、いち早く富良野・美瑛方面を走りたいライダーが使用するメジャーなルートが国道38号線の滝川～富良野ルートです。小樽ICから札樽自動車道、道央自動車道を使い、滝川ICで降りて国道38号線に入ります。反対に富良野からオロロンラインへ向かうライダーにも便利な道路です。

国道38号線で富良野から帯広へ向かう途中にある峠が「狩勝峠」です。狩勝峠の頂上にはパーキングエリアと展望台があります。狩勝峠は、標高664mで隣の日勝峠に比べるとかなり高度が低い峠です。

国道38号線は、帯広市内を東西に横断しています。帯広には、六花亭や柳月など有名な製菓店の本店があります。六花亭は、帯広の本店限定の「さくさくパイ」を売っています。帯広の柳月には、ここだけのオリジナルメニューが食べられる「柳月スイートピアガーテン」があります。

豊頃には、十勝川流域にある草原の中にぽつんと２本だけ立つ「ハルニレの木」があります。マイナーな観光スポットですが、観光客がほとんどいないため、お勧めです。距離は短いですが、ハルニレの木の近くまで歩いて行ける遊歩道があります。

帯広から釧路へ向かうルートは、国道274号線の釧勝峠越えルートと、比較的に高低差が少ない国道38号線ルートがあります。国道38号線側のルートを選択すると、太平洋側に出てから休憩できるポイントが「しらぬか恋問岬」です。この道の駅には、夏場でもお湯が出る水道があり、冷たい雨の中を走行してきたライダーには、とても貴重な休憩場でした。晴れていれば、綺麗な太平洋の海岸線を見ることができます。

国道38号線の終点は、釧路です。釧路駅前の道道22号線で幣舞橋方面へ向かうと、国道38号線の終点で且つ 国道44号線 の起点となる交差点があります。

夏に開催されている「くしろ港まつり」では、釧路駅前から国道38号線の終点までの道路が車両通行止めになり、山車などが出ています。道路には、多くの観客が集まっていました。