国道28号線は、神戸から淡路島を経由して四国の徳島までを結ぶ国道です。元々、明石港～岩屋港と福良港～鳴門港にはフェリーが就航していたため、航路が海上区間に指定されていました。しかし、神戸淡路鳴門自動車道 が開通した影響によりフェリー航路が廃止されたため、現在は高速道路が国道28号線に指定されています。

このページに掲載しているルートデータ(GPX)は、神戸淡路鳴門自動車道の色を変えてGoogleマップ上に表示しています。

淡路島を通る国道は28号線の１本のみです。岩屋港と淡路インターチェンジの２ヶ所が起点となり、淡路島の東側を海沿いに南下して福良港まで走っています。途中、路肩に「ようこそ淡路市へ」と書かれた国道標識が立てられています。

国道28号線は、所々で海が見える区間がありますが、内陸部を走る区間が多く「淡路島を走っている」という気分に浸るのは難しいです。また、信号も多くやや走りが単調になります。一方で国道28号線の反対側を走る淡路サンセットラインこと兵庫県道31号線は、海が見られる場所も多く走るなら県道の方がお勧めです。淡路島の観光スポットも県道側に多く存在します。

淡路島まで来たら必ず訪れて欲しいスポットが野島断層保存館です。ここは、1995年に発生した阪神淡路大震災によりずれた野島断層を見ることができます。震災により地層がずれて破損した道路、側溝、塀、家屋など跡が当時の状態で保存されています。地震の恐ろしさを実感して日頃から震災に備えるためにも、一度は訪れることをお勧めします。

淡路島の西側には、慶野松原があります。残念ながら、気比松原、虹の松原、三保の松原と比べると見劣りしますが、訪れる観光客が少ないため、のんびりと松林を散策することができます。