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2022/01/31 作成、2022/05/08 更新

国道44号線の地図

Googleマップ上に描画した国道44号線の地図

釧路

釧路駅前のロータリーと駐車場

国道44号線の起点は、釧路です。釧路駅前の道道22号線で幣舞橋方面へ向かうと、国道44号線の起点で且つ 国道38号線 の終点となる交差点があります。国道44号線が通る交差点の東側には、「根室124km、厚床92km、厚岸49km」と書かれた道路距離標識があります。

国道44号線の起点である釧路の地図釧路の国道44号線の起点にある道路標識(根室124km、厚床92km、厚岸49km)
「くしろ港まつり」の開催で通行止めになった釧路駅前の道路と路上に集まる観客

夏に開催されている「くしろ港まつり」では、釧路駅前から国道44号線の起点までの道路が車両通行止めになり、山車などが出ています。道路には、多くの観客が集まっていました。

2022年 5月 8日をもちまして、国道ルートマップの公開を終了させて頂きます。

厚岸

道の駅厚岸グルメパークから見た厚岸大橋

釧路から国道44号線で東に49kmほど走ると厚岸に着きます。厚岸の名産品である牡蠣は、道の駅グルメパークを始めとしていろんな店で味わうことができます。厚岸駅の手前で国道44号線から道道123号線に入り厚岸大橋を渡ると厚岸湖の南側を走ることができます。この道道123号線は、原生花園あやめケ原や藻散布、霧多布岬などを回ることができます。

ちなみに、釧路~厚岸間の国道44号線は比較的に交通量が多く、曜日や時間帯によっては予想以上に移動時間を要する場合があるため、注意が必要です。

国道44号線と厚岸の地図厚岸の原生花園あやめケ原

霧多布

霧多布湿原

霧多布湿原の遊歩道

前述の道道123号線で国道44号線の東南側を走ると霧多布湿原があります。北海道には数多くの湿原がありますが、ここは比較的に観光客が少なく、のんびりと散策することができます。霧多布湿原の西側に位置する道道808号線沿いに霧多布湿原センターがあります。

国道44号線と霧多布岬の地図霧多布湿原

霧多布岬

霧で何も見えない真っ白な霧多布岬の展望台

霧多布湿原の東にある小さな半島の先端に霧多布岬があります。ここから絶景の太平洋が見えるはずなのですが、私は2回訪れて2回とも霧に隠れて何も見えませんでした。北海道の中で同じ場所を複数回訪れて霧のため全敗しているのは、ここ霧多布岬と室蘭の 地球岬 の2ヶ所だけです。

展望台が霧で覆われている真っ白な霧多布岬霧で霞んでいる霧多布岬の遊歩道

風連湖

鮮やかな青色の湖面が広がる美しい風連湖の湖畔

国道44号線で根室市に入ると進行方向左側に大きな風連湖が広がっています。北海道には美しい湖が多数ありますが、個人的に風連湖は摩周湖に並ぶ美しい湖だと思います。湖畔が湿原になっており多数の草が生えています。また、湖がオホーツク海と繋がっているため、時間帯により湖畔の景色が変化します。根室へ行く時は、行きと帰りの2回立ち寄って見ることをお勧めします。

国道44号線と風連湖の地図草が生い茂っている風連湖の湖畔

根室本線(花咲線)

根室本線(花咲線)の別当賀駅のホームと待合室として使用されている車掌車ヨ3500

釧路から根室まで国道44号線の近くを根室本線(花咲線)が走っています。根室本線は、改装されて綺麗なった駅舎が増えてきましたが、以前は古びた駅が多数でした。別当賀駅もそのひとつで古い車掌車が待合室として使用されています。列車交換用の側線は、廃線となりレールが雑草で覆われていました。秘境駅ほどではありませんが、それでも周囲に何もない地に点在する寂れた駅と路線を巡る旅も楽しいです。

根室本線(花咲線)の別当賀駅の構内に残る、雑草で覆われた列車交換用の側線のレール根室本線(花咲線)の別当賀駅のホームと線路
日本最東端の駅、根室本線の東根室駅のホームと記念碑

根室本線の終点である根室駅のひとつ手前にあるのが日本最東端の駅「東根室駅」です。駅と言っても、階段と板張りのホームがあるだけの簡素な駅で、駅舎も待合室もありません。ホームの下とホームの中央に「日本最東端の駅」と記載された記念碑が立てられています。

日本最東端の駅、根室本線の東根室駅を出発するキハ54-516根室本線の東根室駅のホームに設置されている「日本最東端の駅」の記念碑

根室

根室市街地へと続く国道44号線の道路標識と路肩に停めたバイク

国道44号線の終点は根室です。厚岸から先は周辺に殺風景な草原や湿地帯が広がる国道44号線ですが、根室市街が近づくと住宅の数も増えて生活感が感じられるようになります。

国道44号線の終点である根室の地図国道44号線と道道780号線の道路標識(↑納沙布岬・根室市街、→花咲・西和田)
ロシア語で書かれた日本の根室にある道路標識

根室市街には、ロシア人も訪れるため、ロシア語で記載された道路標識や看板が多数あります。この道路標識には、以下のように記載されています。

Мыс Носаппу:納沙布岬(Мыс=岬)

Нзмуро Центр:根室市街 (Центр=市街地)

Порт Ханасаки:花咲

Нисивада:西和田

根室市街地にある国道44号線の終点となる交差点から見た国道

国道44号線の終点は、常盤町3丁目・幸町1丁目・大正町1丁目・弥栄町1丁目交差点です。この交差点は、東西南北で異なる4つの交差点名称が付けられています。国道44号線が通る交差点の西側には、「釧路123km、厚岸77km、厚床32km」と書かれた道路距離標識があります。賢明な方は、この時点で

「あれ、おかしくない?」

と気が付くでしょう。つまり、こういうこと です。

ちなみに、反対の道道35号線へと続く東側には、納沙布岬23kmの看板があります。

国道44号線の終点にある道路距離標識(釧路123km、厚岸77km、厚床32km)道道35号線の起点である根室市街地に設置されている納沙布岬23kmの看板

納沙布岬(本土最東端)

本土最東端「納沙布岬」にある木製の記念碑と北海道ツーリング中のバイク

国道は根室市街で途切れていますが、ここから先は道道35号線で本土最東端「納沙布岬」まで走ります。納沙布岬は、宗谷岬と同じように岬の周辺に食事ができる店があります。灯台の近くでは昆布を天日干ししている風景を見られることもあります。宗谷岬とは異なり納沙布岬は記念碑の前が駐車場になっており、隣にバイクを停めて記念撮影することができます。現在は、納沙布岬灯台の前にも駐車場が整備されました。

国道44号線と本土最東端「納沙布岬」の地図納沙布岬灯台側から見た本土最東端「納沙布岬」の景色
根室から本土最東端「納沙布岬」へと続く道道35号線の長い直線道路と何も遮るものがない地平線が見える草原

根室から納沙布岬へと続く道道35号線は、北海道の道道の中でも走っていて楽しい道路のひとつです。道路の周辺には遮るものが無く、草原が広がっています。納沙布岬へ向かって走っている時は、「最果てまで来た」という気分を感じることができます。途中、北海道の中でも有名な難読地名のひとつである「珸瑤瑁」の道路標識もあります。

何もない草原地帯を走る本土最東端「納沙布岬」へと続く道道35号線根室半島を一周できる道道35号線と道路標識(根室22km、珸瑤瑁2.7km)
根室半島にある北方原生花園で放し飼いされている可愛いポニー(馬)

道道35号線の北側には北方原生花園があります。ここは、園内に多数のポニーが放し飼いされており、間近に触れ合うことができます。ポニーは、観光客慣れしており、とても人懐っこいです。出入口付近で多数の馬が待ち構えていますが、おとなしいため、普通に出入りできます。園内に出入りする時は、忘れずに扉を施錠しましょう。

根室半島にある北方原生花園で放し飼いされている可愛いポニー(馬)根室半島にある北方原生花園で出入口の前で観光客を待ち構えている可愛いポニー(馬)の群れ
根室半島の道道35号線沿いで放牧されている馬の群れ

北海道を走っていると至る所で放牧されている馬の姿を見ることができますが、ここ根室半島でも見ることができます。私が訪れた時は、路肩にバイクを停めて眺めていたら、額に綺麗な白い流星がある馬が興味深げに近づいてきました。

根室半島の道道35号線で路肩に停めたバイクと興味深げに見ている馬人懐っこく近づいてきた額に綺麗な白い流星がある馬(根室の道道35号線にて)

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