国道52号線は、甲府から南アルプスと富士山の間を富士川沿いに南下して太平洋が見える清水まで走る道路です。途中、富士川町から富沢まで中部横断自動車道とほぼ同じルートを走行しています。また、富士川を挟んで国道の反対側には、沿線に秘境駅があることで有名なJR見延線が並走しています。国道52号線は富士川の手前から身延町にかけて意外と移動時間を要する場合があるため、中部横断自動車道でショートカットする方法も良いと思います。

国道20号線 のページでも紹介しましたが、国道52号線の起点となる甲府市街から山梨県道７号線へ移動して峠道を登っていくと昇仙峡があります。昇仙峡は、荒川沿いにできた美しい渓谷です。渓谷沿いに遊歩道があり、覚円峰や石門、仙娥滝などの観光名所を散策することができます。

国道52号線は、身延山 久遠寺のすぐ近くを通ります。久遠寺は、日蓮宗の総本山です。三門（山門）を抜けると本殿まで続く急勾配の石段「菩提梯」があります。年配の参拝者のために駐車場から斜行エレベーターもありますが、久遠寺まで来たからには菩提梯を歩いて登ることをお勧めします。出羽三山神社や金刀比羅宮の石段に比べれば、全然楽です。