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2014/01/14 作成、2017/12/10 更新

1.乗客の基礎

A列車で行こう9の乗客数の基礎

A列車で行こうシリーズは、やはり乗客数がゲーム進行上の重要なポイントになっています。ゲームをプレーしたことがある方なら既にご存知の情報も多いかと思いますが、あらためてここで整理してみたいと思います。

A列車で行こう9の駅の乗客数を調査する

まずは、基礎的な乗客数と発車本数の関係の確認です。

5線ホームを利用して、駅の発車間隔を 1分、4分、12分、36分、72分に変えて、ぞれぞれ累計乗客数を計算します。もちろん、同一のセーブデータを用いて、同一ゲーム日時で計測しています。

A列車で行こう9の駅の乗客数を発車時間の間隔別に調査した結果のグラフ

このグラフは、累計乗客数の調査結果です。1~36分の間では、12分間隔(緑)が最も乗客数が多くなっていますが、最も少ない36分間隔との差は約26%です。 1分間隔(オレンジ)と 4分間隔(黄)は、ほぼ誤差なしで線が重なっています。

72分間隔(青)だけ異常に乗客数が多いのは、1編成で全乗客が乗り切らなかった為、2編成で乗客数を計測したための同時発車ボーナスの影響です(詳細は後述します)。

A列車で行こう9の駅の乗客数を調査するための検査用駅

今度は、条件を変えてテストします。テスト用の駅を建設して、駅の発車間隔を30分、1時間、2時間、3時間に変えて、ぞれぞれ累計乗客数を計算します。

A列車で行こう9の駅の一日の乗客数を発車時間の間隔別に調査した結果のグラフ

このグラフは、累計乗客数の調査結果です。最も乗客数が多かったのは 1時間間隔で13,538人、最も乗客数が少なかったのは 2時間間隔で10,663人で、差は約27%でした。

 

判ったことは、
1)最大乗客数を超えない範囲で運行すれば良い
2)発車間隔により1日の累計乗客数は、多少増減する

と、言ったところでしょうか?

A列車で行こう9の夜間の乗客数の推移

ただし、ひとつ例外があります。

(街の発展状態にも依存しますが)極端に乗客数が減る夜間は、乗客が駅に留まらなくなります。従って、発車間隔に関係なく
夜間の乗客数はほぼ一定
になります。とは言え、夜間の乗客数は、極端に少ないため、わざわざ発車間隔を短くするほどではない(攻略には影響しない)と思います

 

実用性はありませんが、夜間は 1分起きに発車すれば、1時間で 最低乗車人数×60人 の乗客を確保することができます。

2.同時発車ボーナス

A列車で行こう9の同時発車ボーナス乗客数

A列車で行こう9は、同時刻発車時(厳密には± 2分)に少しだけ乗客数が増加します。

簡単な例を紹介します。前述のグラフを作成した駅は、1分単位に 54~102人の乗客が集まり、24分間隔では05:24に1,771人が乗車します。

A列車で行こう9の同時発車ボーナス乗客数の具体的な例

ところが、05:24に四線同時発車すると、1,771+308+53=2,132人が乗車しました。361人(+20%)ほど乗客が増えました。

A列車で行こう9の発車時刻を 1分単位に変化させた場合の同時発車ボーナス乗客数

次に、05:24から 1分間隔で発車すると、05:25~05:27発は、乗客が少しだけ増えています。一方で05:28発は増えていません。従って、± 2分までは影響を受けることが判りました。

 

いずれにしろ微差のため、同時発車ボーナスは、
ほぼ影響しない(攻略には関係ない)
と考えて良いでしょう。

3.隣接駅

A列車で行こう9で街に駅が隣接している場合の乗客数の調査

次に隣接駅の影響について検証します。前述の乗客数調査で使用した駅の隣にもうひとつ駅を設置します。これで、1つの街に駅が1つと2つの場合の差を調査します。

A列車で行こう9で街に2つの駅が隣接している場合の乗客数の変化を示したグラフ

結果は、1駅運用の場合1日の乗客数は、駅1が10,924人、駅2が12,182人、2駅同時運用の場合は18,389人になりました。これは、駅1単体より 7,465人(+68%)、駅2単体より6,207人(+50%)増えています。この値は、無視できないほど大きいです。つまり、街の発展度が同じでも
駅の数が多いほど乗客数は増やせる
ということになります。

4.駅までの距離と乗客数

A列車で行こう9で駅までの距離と乗客数の関係を調査するための街

続いて、建造物から駅まで距離と乗客数の関係を調査します。メッシュ表示に切り替えてマス目に沿って駅を建設して、それぞれの駅で乗客数を調査します。

A列車で行こう9で駅までの距離と乗客数の関係を示したグラフ

結果は、非常に簡潔です。
距離に比例して乗客数は減少する
という結果でした。今回調査した街は、隣接駅(1マス目)で671人乗車しましたが、そこから1マス毎に約20人減少して、36マス目で 4人になりました。やはりA列車で行こう9では、駅の近くに建物を建設することが重要なポイントであることが判ります。

5.隣町からの乗客数

A列車で行こう9で隣町に接続した場合の乗客数

隣町からの乗客数は、街全体の発展度(人口) に依存します。つまり、街全体が発展していれば、過疎地でも隣町から大量の乗客を確保することができます。例えば、「砂浜とウォーターフロント」のマップでは、最初から600~700人前後の乗客が乗車するため、郊外から離れた場所でも簡単に発展させることができます。

逆に言えば、街が発展していない初期マップでは、隣町に接続しても乗客数はゼロになります。

A列車で行こう9における、街の発展度(人口)と隣町からの乗客数の関係を示したグラフ

街全体の発展度(人口)と隣町からの乗客数の関係をグラフ化すると左の図のようになります。

法則は極めてシンプルで、人口約140人につき乗客が 1人 発生します。街がまだ発展途上の「町(人口 50,000以下)」や「街(人口 200,000以下)」の状態でも、隣町からそれなりの乗客が見込めます。ちなみに、E233系の最大乗客数である2,750人に必要な人口は、約385,000人です。

A列車で行こう9で隣町に接続した列車の乗客数

隣町からの乗客数には、一般の駅とは異なる、2つの特殊な仕様 があります。

1)複数の列車が同時に発着しても乗客数が減少しない

2)夜間でも乗客数があまり減少しない

この仕様を上手く利用すると、次の 運賃とリニア新幹線編 に記載した通り、運賃収入で資金を稼ぐことができます。

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