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2011/10/14 作成

国道152号・寸又峡ツーリング 1日目

朝焼けで輝く雲と夜明けの街並み

2011年度上期の終了と共に、怒濤の残業ラッシュも終わりました!

上期だけで残業の法定上限オーバも 6回中 3回を使ってしまった・・・・・・これは下期が厳しいな(苦笑)

と言うことで、久しぶりのツーリングです。今回は 1泊 2日で長野、静岡方面へショートツーリングに行きます。

平日の早朝で空いている中央高速の談合坂サービスエリアの二輪駐車場

まずは、恒例の中央高速「談合坂SA」へ。

今日は平日なのでさすがにバイクの数も少ないです。今回は体育の日を含んだ 3連休に会社休業日が 1日プラスされて金、土、日、祝の 4連休なのですが、後半 2日は麻雀などの予定が入っているので前半の 2日間を使って走ります。

諏訪大社 上社本宮の白い鳥居

高速でいっきに160kmほど走り、諏訪ICのすぐ近くにある「諏訪大社 上社本宮」へ来ました。

諏訪大社は、上社本宮、上社前宮、下社春宮、下社秋宮の二社四宮に分かれています。ちなみに上社の前宮は本宮のすぐ隣にありますが、下社は上社から見て諏訪湖の対岸に位置しています。

御柱祭で使用された諏訪大社の境内に立てられた本宮一之御柱

諏訪大社と言えば「御柱祭」。

6年に一度のお祭りですが去年はちょうどその祭りの年だったので、テレビで木落しを見た方も多いと思います。

全部で16本の大木を使用するのですが、これはその内の 1本、「本宮一之御柱」です。画像は載せていませんが、神楽殿の先には二之御柱もあります。

ひっそりと静まり返った観光客がいない諏訪大社の上社本宮の境内

さすが平日だけあって観光客の数も少ないです。のんびりと境内を回ることができました。

やっぱり神社仏閣を回るのは観光客が少ない日や時間帯を狙って行くのが良いですね。

諏訪大社上社本宮の神楽殿に設置されている大太鼓諏訪大社の上社本宮にある長い木造の廊下

諏訪大社上社本宮にある長い廊下諏訪大社上社本宮の本堂と境内
国道152号線の道路標識(距離標識)伊那33km、高遠25km

さて、ここからが本日のメインです。

ここ諏訪から国道152号線を使って南アルプス沿いに浜松まで約200kmを走破します。

国道152号線のツーリングルート

諏訪から先の国道152号線は、ほぼ一直線で浜松まで続いています。

が、関東甲信越編か中部北陸編のツーリングマップルを見てるライダーなら気が付いている方も多いと思いますが、この国道152号線は途中で 2ヶ所ほど線が途切れています。

最初から開通する予定の無い未通区間を含む国道はここ152号線以外にも存在しますが、ここは元々開通予定だった区間が難工事のため工事を中断して未開通になっています。

国道152号線のツーリングルートの高低差(標高グラフ)

今日はそんな酷道のひとつを走ってみたいと思います。途中、杖突峠、分杭峠、地蔵峠、青崩峠、兵越峠の計 5つの峠を越えるアップダウンの激しい道です。

国道152号線の杖突峠にある駐車場に停めたバイク

まずは、最初の峠「杖突峠」です。

ここは諏訪に近く、道も完全二車線なのであっと言う間に辿り着きます。

国道152号線の杖突峠から見た茅野市内の景色

杖突峠から見た諏訪、茅野市内です。

良い眺めですね。ここから見る夜景はきっと凄い綺麗だろうな。

国道152号線の杖突峠から見た茅野市内の全景

ちなみに杖突峠の全景はこんな感じです。

今回は、時間が無いのでSilverlight版のパノラマ画像はパスしました。

道の駅「南アルプスむら長谷」

続いて道の駅「南アルプスむら長谷」まで来ました。

道の駅っぽくない道の駅です。いかにも南アルプスらしい良い雰囲気の場所ですね。

道の駅「南アルプスむら長谷」で購入した総菜パンと菓子パン

あまりにも良い香りが漂っていたのでおもわずパンを買ってしまいました。焼きたてのパンの香りには勝てません(笑)

右は野菜ピザパン、具だくさんで美味しかったです。

左はおまけで買ったシューパイなのですが、これが当たりでした。カスタードシュー+ベリー+レーズンの組み合わせがこんなに美味しいとは意外でした。

三峰川沿いに走る国道152号線の快走路

国道152号線は、三峰川沿いに南へ向かって走ります。

この辺りは景色も良いです。今日は快晴で絶好のツーリング日和になりました。

国道152号線の分杭峠から見た景色

2つ目の峠「分杭峠」です。

手前に深い木々があり峠からの眺めはいまいちですが、気持ちのよいところです。

国道152号線の分杭峠にある標高1424mの看板分杭峠を超えて道幅が狭くなった渓流沿いに走る国道152号線
国道152号線

分杭峠を越えると国道152号線は再び渓流沿いに走ります。道幅は少し狭くなりました。

国道152号線沿いの道端に群生しているススキ

今日は至る所で群生しているススキを見かけました。

すっかり秋らしい風景になりましたね。日差しは暖かいですが気温はやや低く、走るにはちょうど良いくらいの陽気です。

大鹿村の落合にある国道152号線の道路標識

国道152号線は大鹿村の落合の交差点で左折して・・・・・・ん??

珍しい道路標識のひとつでヘリコプターが描かれた注意標識

なんだコレ??

ヘリコプター飛び出し注意!?

こんなところにヘリが飛んで来るの??

これはレアな標識ですね。初めて見ました。

この後、しばらくエアーウルフのBGMが脳内でヘビロテしてました(笑)

(このネタは今の若いライダーには判らないだろうな・・・・)

どうせなら、こんな感じ でどうよ?

道幅が狭い山間部の国道152号線の路肩に停めたバイク

冗談はこのくらいにして本編に戻ります。

道幅がかなり狭くなってきました。1~1.5車線の道が続きます。都内近郊に在住のライダーさんなら国道299号線の十石峠に近い雰囲気、と言えばイメージが掴めると思います。

たまに対向車が来ますが、車同士だとすれ違いが難しそうです。

国道152号線の地蔵峠の路肩に停めた酷道ツーリング中のバイク

3つ目の峠「地蔵峠」まで走ってきました。

地蔵峠で大きく左にカーブした国道152号線は、ここで途切れています。

↓の写真で木製の扉が見えますが、ここから先は国道ではなく「蛇洞林道」になります。本来なら国道は、この右手から峠を下る方向に続くはずなのですが、まだ開通していません。

標高1314m地点にある国道152号線の地蔵峠の看板国道152号線の地蔵峠にある蛇洞林道の入り口
国道152号線の地蔵峠の先にある蛇洞林道

蛇洞林道ですが、林道の割には意外と綺麗な道でした。国道の迂回路になっているから、整備されているのかな?

この辺りは、平日の割には対向車の数が意外と多かったです。地元車より観光客の車が多かったのも意外でした。

国道152号線の蛇洞林道の終点(国道合流地点)

蛇洞林道で峠を下りきり再び国道152号線に戻ってきました。

←の写真で、左側へと続いてる二車線の道が蛇洞林道、正面に見える細い道が国道152号線です。どう見ても左の方が国道に見えますよね。

国道152号線の青崩峠の分岐点

国道152号線と兵越林道の分岐点まで走ってきました。

ここを右折すると 6km先の青崩峠で国道は途切れています。とりあえず先端まで走ってみよう、と思ったのですが・・・

国道152号線の青崩峠の分岐点にある通行止め看板

2km先、通行止

残念ながら落石で通行止めでした。

国道152号線の青崩峠の分岐点(通行止め)

青崩峠まで行けないと意味がないので、今回は断念します。

さすが酷道、切り羽すら辿り着けないとは・・・。

酷道と言えば四国の与作道(439号線)が有名ですが、ここ152号線も良い勝負です。439号はやたらと落石が多かったと記憶していますが、152号線はそれほど落石はありませんでした。落石だけなら299号も酷い時がありましたが・・・。152号線の舗装状態は思っていたより良かったです。

ちなみにツーリングマップルには、以下のように書かれています。

「あまりの崩落の激しさに日本のトンネル技術が敗退」

国道152号線と並走している兵越林道の兵越峠

兵越林道を走り 5番目の峠「兵越峠」まで来ました。

この峠はその名の通り、1573年に武田信玄が上洛を志し約二萬五千の大軍を率いてこの峠を越えたことに由来しています。 と、看板に書かれていました。

兵越林道の兵越峠に立てられている看板兵越林道の兵越峠に停めたバイク
兵越林道と国道152号線の合流地点

兵越峠を下りきり再び国道152号線に合流します。ここが合流地点なのですが、旧道の方は通行禁止になっていました。左下の写真の右側に見える荒れた舗装道路が旧道です。標識も国道マークの上に張り紙がされて国道ナンバーが読みとれなくなっています。

いつか開通する日が来るのでしょうか?

152号線は、全般的に細い道が多いですが、バイクなら問題ありません。

途中に観光スポットが無いのでひたすら走りを楽しむだけの道ですが、たまにはこんなツーリングも良いですね。対向車にはくれぐれもご注意を。

国道152号線 合流地点国道152号線 合流地点
天竜川

国道沿いに走っていた水窪川はやがて天竜川に流れ込みます。

エメラルドグリーンの水面が綺麗です。そして日がかなり傾いてきました。

グランドホテル浜松国道152号線ツーリングルート
グランドホテル浜松

浜松市街に入ったところで渋滞に巻き込まれたせいであっというまに夕暮れになってしまいました。

今日の宿は「グランドホテル浜松」、ここはニューオータニグループの系列ホテルです。普通に泊まると 1泊 1万円以上しますが、週末ネット割引で 4,900円/泊でした。

旧館の部屋はビジネスホテルとさほど変わりませんが、それでもサービスはブランドホテルクラスです。ホテルの中央も吹き抜けになっていました。

 

ツーレポは2日目へと続きます。

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