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2011/10/14 作成

国道152号・寸又峡ツーリング 2日目

グランドホテル浜松

ショートツーリング2日目です。

5:00起床、6:30出発。

今日は、前々回のツーリングの続きを走ります。7月のツーリングでは、最終日に台風6号が接近中で朝から雨風が強くなってきた為、浜名湖から東京へ直帰しました。あの時に行くはずだった場所へあらためてチャレンジします。

遠州灘 同笠海岸

まずは浜松市内から南へ走り太平洋へ。

遠州灘の「同笠海岸」へ来ました。

この辺りは砂浜に鮮やかな波紋が広がる、綺麗な海岸です。

朝日が眩しい!!

中部電力 浜岡原子力発電所

さてここはどこでしょう?

中部電力 浜岡原子力発電所

正解は、浜岡原発こと中部電力の「浜岡原子力発電所」でした。

最近何かとニュースで話題になっていますね。原発については賛否両論あるかと思いますが、まずは安全第一でお願いします。

中部電力 風力発電

浜岡原発のすぐ近くには、風力発電の風車がたくさん建っています。

ここは風車の間隔が広いため、苫前のウィンドファームや天塩のオトンルイのように整然と並んではいないのですが、それでも青空に白い風車の景色は栄えますね。

御前崎

静岡県の最南端「御前崎」まで来ました。ここは伊豆半島の石廊崎より南に位置しています。

ここもテレビの台風中継で頻繁に登場するスポットですね。台風中継の名所と言えば、伊豆半島の石廊崎、紀伊半島の潮岬、高知県の室戸岬、足摺岬、そしてここ御前崎が有名かな? この中では室戸岬だけまだ行ったことがありません。

御前崎御前崎
大井川ツーリングルート

ここから針路を北に変え、国道473号線を使っていっきに北上します。目指すは寸又峡。

大井川鐵道 新金谷駅

まずは、大井川鐵道(鉄道)の「新金谷駅」に来ました。

この3連休は、SLフェスタ2011が開催中で、大勢の観光客で賑わっていました。これまで大井川鉄道には金谷側に転車台が無かった為、SLが後進していたのですがここ新金谷駅に転車台が完成した為、これからは常にSLが前進することができるようになりました。

大井川鉄道 新金谷駅大井川鉄道 新金谷駅
大井川鉄道 C56-44号機

「C56-44号機」です。

やっぱり小さいですね。これまで見てきた現役で活躍中のC57、C58、D51、C61と比べてもやや小型のSLです。パレオエクスプレスのC58よりさらに小さいです。

C56は従輪が無い1C(先輪1軸、動輪3軸)タイプの蒸気機関車です。テンダーも一回り小さく、軸が 1本少ない 3軸になっています。

大井川鉄道 C11-190号機

続いて「C11-190号機」が登場。

C11は、C56よりさらに小さなミニサイズのSLです。

C56と同じ1Cタイプですが、テンダーが無い一体型のタンク機関車です(タンクを含めれば1C2)。都内に通勤しているサラリーマンなら新橋駅前広場でこれと同じC11を見たことがある方も多いと思います。

C56-C11連結作業

C56とC11連結作業です。今日はこの二両が重連で運転します。

先日のJR東日本の重連運転と言い、今年は鉄道ファンにとって嬉しいイベントが多かったですね。ちなみに大井川鉄道の重連運転は7年ぶりだそうです。

重連になると小型のSLでも迫力がありますね。むしろ2両合わせても全長が短い分、写真を撮る際に構図が収まりやすくて良いかも知れません。

C56-C11重連C56-C11重連
昭和86年のC56

新金谷駅の構内は、旧型車両が多くどこか懐かしい雰囲気が漂う場所です。一昔前の停車場の面影が残っていますね。

せっかくなので、ちょっと画像を加工をしてみました。

どうですか? どことなく昭和の香りがしませんか?

昭和86年の新金谷駅の写真です(笑)

昭和86年の新金谷駅昭和86年の新金谷駅
昭和86年の新金谷駅昭和86年のC11
昭和86年の新金谷駅昭和86年のC56
うなぎアイス!?

新金谷駅の駅舎でこんなものを見つけました。

 

 うなぎアイス!?

 

久しぶりにきました、ウニ、マグロ、ホタテに続く、魚介類系アイスクリーム第四弾!!

食べてみると意外と普通でした。強いて言えばうなぎのタレの甘さがありますが、うなぎの味はほとんど感じられません。

が、全部食べ終わってから気がつきました。

このアイス、あと味が鰻だ!!

鰻重を食べ終えた後のあの後味がどことなくこのアイスにもありました。ちなみに山椒もついてきます。

うなぎアイスうなぎアイス
静岡県道77号線

ここから静岡県道77号線を使って北上を続けます。

大井川

県道から見える大井川の景色が綺麗でした。

この辺りは川幅も広く絵になりますね。今日も良い天気です。この連休は天候に恵まれました。

大井川鉄道 千頭駅

大井川鉄道本線の終着駅「千頭駅」です。

こっちもSLフェスタで盛り上がっていました。

16000系(旧近鉄車両)

千頭駅には、旧近鉄車両の16000系が停車中。カラーリングがそのままですね。

この車両も懐かしいです。当時、近鉄ビスタカーは二階建て車両の先駆けでしたね(16000系は違いますが)。ここ大井川では、2両編成で運行しています。

49616/E10-3号機

構内には、9600形49616号機とE10-3号機が静態保存されていました。

どちらもかなり古い車体ですね。

旧西武鉄道E31形

そして久しぶりに旧西武鉄道E31形に再開しました。

2010年 9月に西武鉄道から大井川鉄道に移籍した車両です。長年、西武線沿線に住んでいた私には馴染み深い車両です。もちろん現役で活躍中です。

C56-C11重連千頭駅入線

11:05定刻通り、重連編成の「かわね路11号」が入線してきました。

C56-44機とC11-190号機の重連運転で千頭駅に入線した蒸気機関車
C56-44機とC11-190号機の重連運転で千頭駅に入線した蒸気機関車
C56-C11重連(千頭駅)

到着と同時に大勢の鉄道ファンや観光客でホームが埋め尽くされました。

さすがに人気がありますね。今年は群馬県が総力を挙げて実施した群馬デスティネーションキャンペーンが大成功でしたが、やっぱりSLは観光の起爆剤になっています。

C56-C11重連(千頭駅)C56-C11重連(千頭駅)
千頭駅千頭駅
肉

肉!

また香りに釣られました~。

井川線

ここ千頭駅から先は、「南アルプスあぷとライン」こと大井川鉄道の井川線が走っています。

線路も車両も小型のミニ列車です。

次はこの列車を追っかけてみたいと思います。

寸又峡入り口

千頭から走ること約15km、「寸又峡」の入り口まで来ました。

ここでバイクを降りて歩きます。

駐車場には20台弱のバイクが止まっていました。ナンバーも中部から関東まで幅広く、ここがツーリングスポットになっているのだと感じます。

寸又峡への道

寸又峡まではずっと舗装されたアスファルトの道が続いています。う~ん、散策するにはちょっと物足りないかな。

寸又峡

眼下にはこんな感じで渓谷が広がっています。もう少し荒涼とした場所かと思っていましたが、想像していたほどではなかったかな。

寸又峡 夢の吊り橋

寸又峡の「夢の吊り橋」です。

定員は10名。渡ると大きく上下に揺れます。写真を撮るのも一苦労です。(今どき無いとは思いますが)手ぶれ補正機能が無いカメラだと間違いなくブレます。

寸又峡 夢の吊り橋

足元は板が2枚。1人で渡るには十分な幅ですが、このままではすれ違いが困難です。途中に何カ所がすれ違えるように幅が広い場所がありました。

寸又峡

吊り橋の上から見た渓谷です。

ここは時期によっては鮮やかなブルーの清流が見られる場所なのですが、残念ながら今日は川の水が濁っていました。

とろろ蕎麦

寸又峡の入り口まで戻り、茶屋で「とろろ蕎麦」を頂きました。

すっかり暖かい蕎麦が美味しい季節になりましたね。

長島ダム

再びバイクに乗り「長島ダム」まで来ました。

←の写真の中央に赤い建家が見えますか? あそこが大井川鉄道井川線の長島ダム駅です。

距離にして約500mほど離れていますが、今回はここから150mm望遠レンズを使ってアプト鉄道をじっくりと眺めてみたいと思います。

大井川鉄道井川線の長島ダム駅

まず、駅の待避線にアプト式電気機関車ED90が待ちかまえています。

大井川鉄道井川線の長島ダム駅

井川方面から長島ダム駅に列車が入線してきました。

牽引してきたのは、DD20形です。

DD20とED90の連結(大井川鉄道井川線の長島ダム駅)

ここでDD20の前にED90が連結します。

ここから約1.5km、長島ダム~アプトいちしろ駅間をアプト式電気機関車が牽引運転します。

ちなみに逆方向へ進む場合は、一番後ろにED90を連結して推進運転します。この光景は、もう見ることができない信越本線のEF63を使った碓氷峠越えを彷彿させますね。

大井川鉄道井川線(アプト式鉄道)

ED90による牽引運転が始まりました。ここから非常に低速で列車は進みます。

こうやって真横から見ると車両の大きさの違いが一目瞭然ですね。先頭のED90も普通の電気機関車に比べるとかなり小さいのですが、2両目のDD20はそれよりさらに小さいです。

大井川鉄道井川線(アプト式鉄道)

短いトンネルを抜けるとここからいよいよ下り急勾配が始まります。

90‰(パーミル)という日本最大の急勾配です。これは 1km進むと90mの高低差で、判りやすく例えてみると新宿駅を出発した山手線が次の新大久保駅に着く時にビルの32階にあるホームに到着するのと同じ勾配です(こんな表現で伝わるかな?)。

ちなみに箱根登山鉄道でも最大80‰なのでここはそれよりさらに角度が急です。碓氷峠は66.7‰です。

大井川鉄道井川線(アプト式鉄道)

この写真ならいかに勾配が急か伝わると思います。こんな感じで下りでは電気機関車が先頭でブレーキをかけながら進みます。

ちなみにアプト式鉄道について詳しく知りたい方は、鉄道博物館 か碓氷峠の鉄道文化むらを訪れることをお勧めします。

県道388号線から林道

さらに先へ進むと静岡県道388号線から林道へ入ります。

この辺りもほぼ 1車線の細い道が続きます。今回のツーリングはこんな道ばっかり走ってるな・・・。

県道388号線から林道

この林道は路面コンディションが最悪でした。

舗装状態はそれなりなのですが、至る所で細かい砂利が一面に撒かれているので滑る滑る。バイクだと迂闊に突っ込むとコケそうです。そう言えば乗鞍の林道でコケた時もこんな感じの路面だったな・・・・。

富士見峠

静岡県道60号線を走り「富士見峠」まで来ました。

ここからいっきに峠を下り静岡市内へ・・・・・と思ったら、

全面通行止め

またか・・・・・青崩峠に続き、今回2回目の通行止めでした。

仕方がないので遠回りになりますが、少し戻って県道27号線で静岡市内を目指します。

が、この県道27号線もコンディションが良くありません。大量の湧き水で路面は水浸し。落石の後にも何度か遭遇しました。

寸又峡ツーリングルート静岡県道27号線
登呂遺跡

静岡市街に入り「登呂遺跡」まで走って来たら、既に17時を回っていました。

おまけに隣で盛大に祭りが開催されていて、賑やかでした。とても遺跡を回るような雰囲気ではなかったので早々に退散。

登呂遺跡登呂遺跡
駿河湾

本当はこの後、日本平、三保の松原、宇津ノ谷、薩捶峠などを回りたかったのですが、日が暮れて急速に暗くなってきた為、ここでタイムアップ。

あとは次回に持ち越して、もう一度静岡へ走りに来ることにしました。

国道152号線&寸又峡ツーリングルート

仕事が忙しかったので久しぶりのショートツーリングになりましたが、なかなか楽しかったです。

2011年のツーリングシーズンもいよいよ後半戦ですね。これから先は紅葉ツーリングが本番ですが、今年はどこへ行こうかな?

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