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2017/03/27 作成

静岡ツーリング 富士宮・清水編

静岡県富士宮・清水ツーリングルート(地図)

今年一発目の1泊2日ショートツーリングです。今回のツーリングの目的は、清水港の日の出埠頭で開催される護衛艦「はたかぜ」の一般公開です。静岡ツーリングを兼ねて富士宮で前泊します。

まずは、圏央道で厚木へ、小田原厚木道路に乗り換えて箱根口を目指します。

圏央道の厚木PAのバイク駐車場

圏央道の厚木PAで小休止。2014年に圏央道の高尾山IC~相模原相川ICが開通したことで、東京都西部や埼玉県から下道を使わずに東名まで走ることができるようになりました。国道16号を使う必要が無くなったため、これは非常に便利です。ここ厚木PAもまだ開設してから 3年しか経過していないため、綺麗です。

箱根駅伝の名所「函嶺洞門」のバイパス

箱根口から国道1号線で芦ノ湖を目指します。左側に見えるサイドが開けたトンネルは、正月恒例の箱根駅伝でも見覚えがあるのではないでしょうか?

通行止めになった箱根駅伝の名所「函嶺洞門」

箱根駅伝の名所「函嶺洞門」です。残念ながら2014年にバイパスが開通したため、現在は通行禁止です。3年経過した現在もこの姿で残されています。歴史のあるトンネルなので、このまま維持管理されるかもしれませんね。

箱根の富士屋ホテル

箱根には有名なホテルが多数ありますが、その代表格とも言える「富士屋ホテル」です。見るからに歴史を感じる建物がそのまま残されており、現在も営業を続けています。

箱根駅伝の名所「宮の下」交差点

この交差点も箱根駅伝でよく見る景色ですね、「宮の下」交差点です。国道1号線と箱根裏街道こと国道138号線の分岐点で、箱根駅伝はここを左折して芦ノ湖を目指します。直進すると箱根山を反時計回りに進んで仙石原や御殿場方面に行けます。

路肩の電光掲示板の気温表示は「3℃」

標高が上がると気温もぐんぐん下がっていきます。左の写真では、路肩の電光掲示板の気温が「3℃」と表示されていますが、この先に進むとさらに気温が下がって1℃になりました。

雪が降りしきる芦ノ湖の湖畔にある箱根駅伝の往路ゴール地点、且つ復路スタート地点

芦ノ湖の湖畔まで走ってきました。この標識がある場所が、箱根駅伝の往路ゴール地点、且つ復路スタート地点です。

で、

雪が降ってきました。

もちろん、完全防寒の冬装備で走っていますが、それでも寒いです。

バイクのタンクバックに降り積もる雪

路面に積もるほどの雪ではありませんが、それでもバイクのタンクバックの上には白い雪がちらほらと見られるようになりました。この天候ではここ芦ノ湖に滞在しても楽しめないので、来て早々に退散することにしました。

日本一長いつり橋「三島スカイウォーク」の入場口

2年ほど前に箱根峠の先に日本一長いつり橋「三島スカイウォーク」が完成しました。天気が良ければ渡ってみたかったのですが、今日はあいにくの空模様で富士山も姿が見えないため、あきらめました。入場料 1,000円払ってたいした景色が見られなかったら残念ですしね。

岳南電車(旧岳南鉄道)の路線地図

箱根峠から三島まで降りると、そのまま国道1号線で沼津市内を経由して富士市まで走ってきました。ここ富士市にはローカル線「岳南電車(旧岳南鉄道)」が走っています。吉原駅から岳南江尾駅までの全長 9.2km、駅数10のローカル線です。

岳南電車(旧岳南鉄道)の主力車両7000系(京王電鉄の旧3000系)

岳南電車の主力車両7000系は、京王電鉄から譲渡された3000系です。井の頭線で使用されていた車両のため、都内近県に在住の方なら見覚えのある方も多いのではないでしょうか? 1両編成で走行できるように、先頭車両を両運転台に改造しています。

岳南富士岡駅のプレハブ駅舎

岳南富士岡駅まで走ってきました。こういうプレハブ駅舎は、いかにもローカル線っぽくって良いですね。

岳南富士岡駅にある小さな車両基地と7000系の車両(京王電鉄の旧3000系)

岳南富士岡駅には、小さな車両基地があります。1両編成の車両が2編成留置できるだけの小さな車庫です。中には整備中の7000系の車両が停まっていました。

岳南富士岡駅の留置線に停められている電気機関車ED402、ED403、ED291、ED501

岳南富士岡駅の留置線には、主に貨物列車の営業運転をしていた頃に活躍していた4両の電気機関車が停まっています。どれも古い車両ですが、順番に見て行きます。

岳南鉄道から売り出されているED40型電気機関車「ED403」

まずは、松本電気鉄道から譲渡されたED40型電気機関車の「ED403」です。これは最近のニュースで見た方も多いかと思いますが、「ED403 欲しい方売ります」という衝撃的な一文が掲載された岳南鉄道のホームページで有名になりました。2017年 3月24日現在、まだ売りに出ています。価格は要相談、輸送費は購入者負担だそうです。相場はいくらなんでしょうか? 想像も付きません。

岳南鉄道のED40型電気機関車「ED402」

同型車両のED402です。広告の帯塗装が無いとイメージも変わりますね。

上田温泉電軌から譲渡された岳南鉄道のED50形電気機関車「ED501」

上田温泉電軌から譲渡されたED50形電気機関車「ED501」です。この凸形の車体が良いですね~。国鉄のEF十番台の電気機関車と同じで歴史を感じるデザインです。岳南富士岡駅構内で雨ざらしになっているため、車体に無数の縦線が付いていますが、こういう貴重な車両は是非維持管理してもらいたいものです。

岳南鉄道のED50形電気機関車「ED501」と「ED29-1」

ED501の反対側に留置されている車両は、豊川鉄道から譲渡されたED29形電気機関車「ED29-1」です。 貨物事業の廃止に伴い 4両も廃車されましたが、こうして岳南富士岡駅構内に静態保存されている限り、見物にくる客は多いと思います。

田子の浦の海岸線と砂浜

再びバイクで南西方面へ走り「田子の浦」まで来ました。

田子の浦に うち出でてみれば白妙の 富士の高嶺に雪は降りつつ

百人一首の山部赤人の歌でも有名な地ですね。海岸線は整備されており、砂浜が続く公園になっていました。

あいにくの曇り空で田子の浦から見えない富士山

残念ながらあいにくの天気で田子の浦から富士の高嶺は見えませんでした。

富士川に架かる新幹線の富士川橋

富士川に架かる新幹線の富士川橋に来ました。本来なら富士山を背景に新幹線が撮影できる著名な撮影ポイントなのですが、今日は富士山が見えないのでバイクと新幹線のツーショットで撮影してみました。

富士宮市内のキャビンホテル

富士川に沿って走っている頃から急激に天候が悪化して雨が降ってきました。今日は早々にツーリングを切り上げて富士宮市内に入りました。

今日は富士宮市内のキャビンホテルに宿泊します。今月オープンしたばかりの新しいホテルでオープン特価 1,800円で泊まることができました。

富士宮・清水ツーリング二日目のルートマップ

2日目です。今日は、富士宮から新東名を使って清水港を目指します。

旧東名高速の清水IC

新富士ICから新東名に乗り、新清水JCT~清水JCT経由で旧東名の清水ICで高速を降ります。

清水港の日の出埠頭に停泊している海上自衛隊の護衛艦「いなづま」と「はたかぜ」

清水港の日の出埠頭に来ました。海上自衛隊の護衛艦「いなづま」と「はたかぜ」が停泊しています。今回のツーリングの目的である護衛艦の一般公開がここで開催されています。

護衛艦「はたかぜ」の一般公開レポートは、別ページに掲載しています。

三保の松原のバイク駐車場

清水港の先にある「三保の松原」まで走ってきました。さすが観光名所だけあり、バイク駐車場も広く綺麗に整備されていました。

静岡県の「三保の松原」にある松林の中を抜ける歩道

敦賀の「気比の松原」、唐津の「虹の松原」、京都の「天橋立の松原」、そしてここ静岡の「三保の松原」と日本三大松原は全て訪れましたが、ここは良いですね。何より歩道に観光客がほとんどいないのが良いです(笑) 過去のロングツーリングレポートを見て頂けた方なら判ると思いますが、観光地化されて静けさも品も無い松原が多いのは残念です。多少、寂しい雰囲気があっても、松原はのこのくらいもの静かな景色の方が好きです。

「三保の松原」の海岸

松原の先は、三保の海岸線が広がっています。砂浜ではなく丸石の砂利が敷き詰められた海岸線です。やっぱり、天候がいまいちです・・・。

三保の松原の上空を旋回する鳶

上空をひっきりなしに鳶が舞っていました。

三保の松原から見た対岸の伊豆半島

対岸に見えるのは伊豆半島です。位置的には戸田あたりでしょうか? ここ清水からは伊豆半島の土肥までフェリーが運航しています。この航路はなかなか乗る機会が無いのですが、いずれは一度くらい乗船してみたいと思います。

上空に漂う厚い雲と悪化する天候

昨日に引き続いて今日も天候が良くありません。午前中はうす曇りだったのですが、午後から急激に上空に厚い雲が覆われてきました。3月下旬にしては気温が低く、昨日と同じで雨に降られると帰りが辛いので、早めに帰路につくことにしました。

圏央道の厚木PA

天候が良ければ、この後に日本平と御殿山を回る予定だったのですが、これは次回のツーリングにお預けにします。

清水ICから東名高速、圏央道を使って、さくっと帰ってきました。やっぱり、圏央道が東名に繋がったおかげで便利になりました。これなら静岡方面にも気軽に走りに行けます。

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