鈍器祭り

鈍器祭りとは、2002年 5月31日から全鯖共通で土曜日の20:30～22:00に開催された「鈍器を使用した狩り」イベントです。実際には、鈍器を装備できるアコプリ職だけではなく、BS(BlackSmith)のスキルAR（アドレナリンラッシュ）が適用される斧もこのイベントの対象武器に含まれているため、マーチャント・ソードマン・アサシンも参加していました。祭りの集合場所は、全鯖共通でアルデバランでした。

私は、2004～2010年の鈍器祭りに参加していました。集合時間は、20:00～20:30ですが、20:00から待っている人は少なく、20:10を過ぎた頃から人が集まってきます。土曜日に仕事をしている人もいるため、遅れて途中参加するメンバもいました。ses鯖では、途中参加するメンバのために、複数アカウントを持っている人が狩り出発後に看板（チャット）を立てていました。

参加者が集まったところで狩場を決めます。ses鯖の場合、ほとんど「言ったもの勝ち」で、多数決を取らなくても自然に決まります。良く行く狩場は、火山、監獄2F、騎士団、古城、時計4F、ピラB3、天津3F、コモド、崑崙、亀島、等でした。原則として、一般プレーヤーの邪魔にならないように、過疎っている狩場を選んでいます。

ses鯖では常連の参加者が多く、2004年から2006年中期までは、2パーティーに分けることが多いほど賑わっていました。参加者のレベルはバラバラなため、公平パーティーは組めません。

鈍器祭りでは、みんなで雑談しながら狩っています。だいたい、どこへ行っても数の暴力で押し切っていました。ses鯖の場合、支援プリは皆無で、ほぼ殴りプリしかいません。支援は薄いですが、それでも数で勝負です。

22:00になると、アルデバランへ帰還して戦利品を精算します。レアドロップが出るとオークション形式で買取者を決めます。そして、ses鯖恒例の精算行列、BSさんの前に一列に並んで分け前を受け取ります。この時にBSさんに手数料として何か一品を渡すのですが、いつからか珍品を渡すのが恒例行事になっていました。私はいつもジュースなどの回復アイテムを渡していました。

精算が終わると一旦解散します。ここから残ったメンバで二次会へと移ります。二次会も基本的に鈍器祭りでしたが、時々、本気狩りや蜃気楼などの不定期イベントにも参加していました。

ses鯖の鈍器祭りは、時々 全滅します。

そもそも、過疎っている狩場を選んでいるため、ぐるぐると周回していると自然とモンハウができます。そこへ何の躊躇もなく突っ込んでいくため、全滅することがありました。

デスペナを気にしていたら、ses鯖の鈍器祭りには参加できません（笑）　とは言え2004年の頃は、発光直前のLv97～98で1Mのデスペナは痛手でした。

毎週1時間半も狩っていると、BOSSに遭遇することもあります。この回は、ニブルヘイムでLord of Deathが出ました。当然、鈍器では太刀打ちできないため、一旦鈍器祭りを中断して、本気狩りモードになります。槍に持ち替えた騎士さんやアサシンさんにより無事に討伐。

ses鯖は、毎回ネタでパーティー名を付けるのが恒例になっていました。だいたい、あんこの人（後述）の仕業です。ses鯖鈍器祭りのパーティー名一覧を掲載しておきます。

当時鈍器祭りに参加していたプレーヤーは全員引退しているはずなので、今ならこの場で紹介しても大丈夫でしょう。一応、キャラ名は伏せておきます。鈍器祭りには、様々なプレーヤーが参加していましたが、全てのプレーヤーは紹介しきれないため、古参メンバの中でも比較的に長い期間参加していたメンバを中心に紹介します。

煙草の人

ses鯖の鈍器祭りと言えば、この人。千葉の煙草の人です。いつも、ぶっ飛んだ発言で場が盛り上がります。メインキャラは、カウボーイハットの槍騎士ですが、途中からBSで参加していました。ソロギルドを組んでいる一匹狼。

凶アコの人

当時、ses鯖には3人の発光アコ（Lv.99でカンストしたアコライト）がいました。その内の一人です。メインはシニョンキャップの殴りアコですが、サブの赤色アルケミストとモンクが強キャラでした。超ネタ武器「フロストバーニングストーンカーシングメテオライトメイス[4]」の持ち主。同人誌作家でもあり、コミケにも参加していました（煙草の人はブースで本を買っていました）。ROのイラストや漫画も多数あり。唯一、現在でもSNSで生存確認できるメンバです。

宝石の人

odin鯖の住人ですが、何故かses鯖の鈍器祭りに参加している埼玉の博士帽アルケミストさん。隙あらば幼女（フェアリーフ）を召喚する。煙草の人と宝石の人がいると、いつもおかしな方向でチャットが盛り上がります。

白髭サングラスの人

白髭とサングラスを常備しているアサシンさん。ses鯖の鈍器祭りメンバで最初に発光（レベルカンスト）したプレーヤーです。頑なにグラサンを外さないため、彼の素顔を見たことがある人は、ほとんどいません。

郵便局の人

頻繁に頭装備を変えてくるピンク髪のBSさん。狩り終了後には、率先して戦利品を精算してくれました。郵便局勤務で年末は多忙。

あんこの人

いつも取っ散らかっているses鯖の鈍器祭りを取り仕切ってくれる広島のプリさん。狩り出発前に雑談が始まり収集が付かなくなると、あんこの人が仕切ってくれます。後に作成した鈍器祭り用ギルド Saturday Night Feverのギルマス。実は、毎年年末の有馬記念に大金を突っ込む隠れギャンブラー。

第87回ses鯖鈍器祭り(2005年 1月22日) - PDB3F（ピラミッドダンジョン地下3F）

ごつミノ狩りです。水武器一本で処理できるため狩りは楽なのですが、ごつミノのハンマーフォールでスタンした途端に死が近づきます。ここは、プリが忙しい狩場でした。

第88回ses鯖鈍器祭り(2005年 1月29日) - コンロン3F

途中まで平和に狩っていたのですが、黒蛇王が登場してから一転、パーティーが半壊して全滅寸前まで追い込まれました。

第89回ses鯖鈍器祭り(2005年 2月 5日) - 火山2F（ノーグロード）

この日も火山にはモブが溜まっていました。何度か死にかけましたが、無事に1時間半をクリア。それでも何人か犠牲者が出ました。

第91回ses鯖鈍器祭り(2005年 2月19日)

この回は、転生二次職が実装された直後の鈍器祭りでした。アコさんが2人（内1人は転生アコ）、マーちゃんが1人参加していたため、ses鯖では珍しく、2パーティーに分かれて別々の狩場へ行きました。私の殴りプリは、二次職転生を控えていたため、1次職パーティー側に支援で入りました。

第92回ses鯖鈍器祭り(2005年 2月26日) - 監獄

この回から、転生二次職の赤アコライトで参加しました。SPの消費が激しいですが、それでも監獄ならアコでも戦えます。たっぷり経験値を稼がせてもらいました。

第93回ses鯖鈍器祭り(2005年 3月 5日) - アマツ3F

季節限定、アマツのひな祭り雛人形の前で記念撮影。宝石の人（アルケミスト）がお約束の幼女（フェアリーフ）を召喚。

第95回ses鯖鈍器祭り(2005年 3月19日) - コンロン3F、騎士団

一次会は、コンロン3Fでお馴染みの黒蛇王と戯れ、二次会は騎士団でした。私は、転生アコで参加した一次会の途中でJob Lv50に到達、二次会は転生したハイプリーストで参加しました。

ses鯖とlydia鯖の間には、交流がありました。一時期、互いに相手方のサーバに遊びに行って鈍器祭りに参加するというイベントも実施していました。同じ鈍器祭りでもサーバにより若干ルールの違いもあり、lydiaの鈍器祭りに参加した時は新鮮に感じました。

鈍器祭りだけではなく、殴りアコプリ祭りもses鯖からlydia鯖に移動して参加することもありました。ROはシステム的にはサーバが異なるプレーヤー同士が交流する場が全くないのですが、こうしてプレーヤーがイベントを企画することで交流が実現していました。

私は、サービス開始と同時に休止と復帰を繰り返していましたが、2007年以降はワンデイチケットを使って主に鈍器祭りだけ参加していました。ses鯖は、比較的に長く鈍器祭りが続いていましたが、それでも2010年には古参メンバですらほとんど会わなくなりました。そして、2010年12月末を最後に鈍器祭りを含むROから引退。アカウントは残していますが、現在はログインしていません。