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2024/03/01 作成

タイトルタイトル

星野楽器製造 PTS

星野楽器製造のパイプラックシステムPTS(Power Tower System)を使用した楽器用のマウント機材

音楽機材のマウントには、星野楽器製造のPTS(Power Tower System)を使用しています。PTSは、もともとドラマー用に開発されたパイプラックシステムです。マウント用の各種パーツが販売されていました。残念ながら、現在はPTSシリーズの製造は終了しており、個別パーツは入手不可能です(ドラマー用のセット機材は入手可能です)。

星野楽器製造のパイプラックシステムPTS(Power Tower System)を使用したキーボードスタンド

星野楽器のPTSは、パーツの組み合わせ次第で様々な用途に対応できるため、キーボードスタンドとしても利用しています。

カタログ

星野楽器製造のPTS(Power Tower System)の製品カタログ(パーツカタログ)

星野楽器製造のPTSは、販売代理店が幾つかあり、自分は東急ハンズで購入していました。当時のカタログが残っていました。

星野楽器製造のPTS(Power Tower System)の製品カタログ(パーツカタログ)

PTSは、様々なパーツが個別販売されており、ありとあらゆる楽器のマウントシステムを組み上げることができました。パーツの組み合わせにより、長さ、高さ、角度、傾き等を自由に調整できる点が優れています。

星野楽器製造のPTS(Power Tower System)の価格表

カタログには価格表も添付されています。PTSの価格は、正直に言って高いです。しかし、この製品は価格以上の価値があります。

パーツ

星野楽器製造のPTS(Power Tower System)の38.1mmアルミパイプ

私が使用しているパーツの一部を紹介します。最初は、一番重要な基本パーツであるパイプです。PTSは、素材、形状、径の違いから 7種類のパイプがありました。主に使用するのは、アルミの38.1mmです。標準品の長さは、150mm~2,000mmの12種類がありました。

星野楽器製造のPTS(Power Tower System)のパイプキャップ(CP)

パイプの先端に取り付けるキャップです。形状と径の違いからCP、MCP、CP28の 3種類がありましたが、画像はCPキャップです。

星野楽器製造のPTS(Power Tower System)のT型ジョイントJ2L-C、J2R-C

2本のパイプを垂直に接続するT型ジョイントJ2L-C、J2R-Cです。右用と左用でボルトの向きが異なります。最も基本的な接続パーツです。

三段キーボードスタンドに使用されているノブ付きT型ジョイント

これは、PTSシリーズの製品ではありませんが、三段キーボードスタンドに使用されているノブ付きT型ジョイントです。PTSシリーズのノブ付きT型ジョイントは、ノブの形状が多少ことなりますが、ノブが 2つのJ2L-A、J2R-Aと 1つのJ2L-B、J2R-Bの 2種類のパーツがあります。

星野楽器製造のPTS(Power Tower System)のT型フラット・ボトムJ5R、J5L

床に設置する部分に使用するT型フラット・ボトムJ5R、J5Lです。T型ジョイントに接地用の足が付いています。このパーツも右用と左用があります。

星野楽器製造のPTS(Power Tower System)のフラットボトムA9

床に設置したパイプの先端に取り付けるフラットボトムA9です。パーツの底面にはゴム足が付いています。キャスター付いているフラットボトムA9Cもありました。

星野楽器製造のPTS(Power Tower System)のヒンジブラケットA56

2本のパイプを自由な角度で繋げることができるヒンジブラケットA56です。パイプ間の角度は90~180度の間で調整することができます。このパーツは、ブラケットA5とA6の 2つのパーツが一体になっている製品ですが、A5とA6はそれぞれ個別でも販売されています。

星野楽器製造のPTS(Power Tower System)のヒンジブラケットA56

前述のヒンジブラケットを180度まで広げた状態です。この角度調整が非常に便利で重宝するパーツでした。

星野楽器製造のPTS(Power Tower System)のワンタッチ・ブレースMB3~7

2本のパイプの間に補強用として設置するワンタッチ・ブレースMB3~7です。重量のある音楽機材を設置する場合には、安定させるためにこのパーツが役に立ちます。片方の固定部品がボルトではなくワンタッチ式でロック・解除できるパーツが取り付けられています。予備で保管しているパーツが無かったため、現在使用しているパーツの写真を撮りました。

星野楽器製造のPTS(Power Tower System)のキーロックA13

ブラケットにロックすることができる、キーロックA13です。このパーツを頻繁に付けたり外したりするパイプに設置することで、常に同じポジションで接続することができます。つまり、毎回取り付け位置と角度の調整を不要にするためのパーツです。

星野楽器製造のPTS(Power Tower System)のキーロックA13

PTSの各パーツには、キーロック用の凹みがあります。この凹みにキーロックの凸部分を接続します。つまり、キーロック側のパーツは常にパイプに取り付けた状態にします。

キーロックを三段キーボードスタンドで使用している例

これは、三段キーボードスタンドで使用している例です。キーボードの角度(傾き)を一度決めたら、いつでも同じ角度で設置できるためライブなどで頻繁にスタンドを設置するプレーヤーには必須のパーツです。この三段スタンドでは、PTSシリーズのノブ付き樹脂製キーロックA2Aを使用しています。

三段キーボードスタンドで使用されている支えアーム

これはPTSシリーズのパーツではありませんが、三段キーボードスタンドで使用されている支えアームです。PTSシリーズには、同型の製品として支えアームKA400、KA450、KA500があります。

最後に

星野楽器製造のPTS(Power Tower System)のカタログ表紙とパーツ

現時点では、満足できる代替品が無いため、星野楽器製造のPTSシリーズに頼るしかありません。パーツを新規購入できない点は残念ですが、これまでに揃えたストック品を今後も使用していきます。

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