2022/02/04 作成、2022/05/08 更新
国道56号線の地図

2022年 5月 8日をもちまして、国道ルートマップの公開を終了させて頂きます。
四国周遊3国道

国道11号線、国道55号線、国道56号線を結ぶとほぼ四国を一周することができます。厳密には、足摺岬に行くには国道321号線、佐田岬へ行くには国道197号線のようにこの3国道だけでは完結していませんが、四国一周ツーリングする時には欠かせない国道であることには変わりありません。
国道56号線周辺の観光地

国道56号線は、高知から四万十、宿毛、宇和島を通り松山まで四国の西側を時計回りに走っています。国道の周辺に有名な観光スポットは多数あるのですが、ほとんど国道沿いには無く、少し離れた場所に位置しています。観光地と観光地を移動するのに国道56号線は便利ですが、そこから別の国道や県道に乗り換えて移動する必要があります。
桂浜

国道56号線の起点である高知市街地の南に桂浜があります。桂浜は、美しい海が広がる湾上の砂浜です。残念ながら私が訪れた時は悪天候のため、綺麗な景色は見られませんでした。桂浜を出ると高台の上から桂浜花街道こと高知県道14号線沿いに延びる海岸線を見渡すことができます。
四万十市(旧中村市)

四万十市(旧中村市)は、四国観光の拠点としてとても便利な場所に位置しています。四万十市から国道441号線で北上すれば四万十川沿いに走ることができます。反対に足摺サニーロードこと国道321号線で南下すれば四国最南端の足摺岬まで走ることができます。
外泊(高茂岬)、由良半島、蒋淵

四国の西側は、国道56号線から枝分かれてして伸びる半島線がたくさんあります。代表的な道路としては、外泊(高茂岬)へ続く県道34、300号線、由良半島へ続く県道292、318号線、蒋淵へ続く県道37、345、346号線です。足摺岬から北上する場合は、国道321号線から国道56号線に移る手前にある柏島へ続く県道43、357号線もお勧めの道路です。宿毛市から宇和島を通り松山まで国道56号線を淡々と走るのも良いですが、途中でローカルな半島線に立ち寄るツーリングも楽しいです。

国道56号線沿いにある半島線をひとつ紹介します。国道56号線で須ノ川を過ぎたところで愛媛県道292号線(網代鳥越線)に入ると由良半島の先端にある網代まで走ることができます。由良半島を通る県道は途中から道幅が1.5車線程度まで狭くなりますが、交通量が少なく路面も綺麗なため、快走することができます。ただし、本数は少ないですが路線バスが走行しているため、その点だけは注意が必要です。先端の網代は漁港になっており、民家もあります。網代から先は、由良岬衛所跡まで辿り着ける道路がありません。
宇和島

宇和島駅は、片方に車止めが設置されている典型的な始発駅型の駅舎です。国鉄時代は、宇和島機関区に蒸気機関車が配備されていたため、今でもその名残があります。そのひとつがこの機回し用の分岐点(ポイント)と側線です。

宇和島駅の隣には、宇和島機関区の跡地(現在の宇和島運転区)があります。宇和島機関区には、蒸気機関車用の転車台と扇形機関庫が残っています。線路の周囲には雑草が生えており廃墟のような雰囲気がありますが、国鉄時代の機関区の面影が残っている貴重な史跡のひとつです。
松山

国道56号線の終点は、松山の市街地です。ここは、国道11号線 の終点でもあります。道路には、伊予鉄道の路面電車も走行しています。