スマホ向けのコンパクトスタイルで表示しています。

2010/01/17 作成

鉄道博物館

ZZR400 出発!!

2010年の初乗りは、1月 3日の実家からの帰り道だったのですが、実質今日が一発目!

とは言っても、今は1月上旬。この寒さのなか山や海に行く気にはなれなかったので、ちょっとだけ近場を走ってきます。行き先は、2年前にオープンした大宮の「鉄道博物館」。往復で100kmもないでしょう。

今回は、ツーレポになっていません ので、あしからず。

気温 6℃

現在 8:30、晴れている割には放射冷却もなく、気温 6度とやや高めです。冬装備ならこのくらいの温度は問題なし!!

ココです

地理関係がつかめない方の為に、地図を。今日の行き先はココです、大宮駅のすぐ上。電車なら都内から京浜東北線、東北本線、埼京線、川越線といろいろ手段があります。新幹線で行くという離れわざもアリですが。

中央線 武蔵小金井駅 地上ホーム

ここは途中で立ち寄った中央線の武蔵小金井駅です。昨年末に無事、下り線も高架線の運用が開始されて、地上線の運用が終わりました。

使用されなくなった地上ホームは、早速取り壊し作業が始まっています。この跡地がどうなるかも気になりますね。

鉄道博物館 バイク駐車場

2時間弱で着く予定が国道463号線の渋滞にハマり、さらに迂回した県道で道を間違えた為、結果的に16号経由というとんでもない遠回りをしたせいで、予定到着時刻を1時間近くもオーバー!

鉄道博物館は既に開館していますが、駐車場はほとんど空いていました。ここはかなり広いバイクスペースがあるのですが、数台しか止まっていません。ちなみにバイクの駐車料金は無料です。ライダーの皆さんはバイクで行きましょう。

鉄道博物館がオープンした当時は、大混雑のニュースが流れていましたが、さすがにオープンから2年も経過したので一段落したようですね。

鉄道博物館 ミニはやて

駐車場がある北側のエントランスから入るとすぐに、6両編成のミニはやてがお出迎えしてくれます。

ちっこくてなかなかかわいい車体です。これは子供達に人気がありそうだ。

鉄道博物館 ミニ列車

ミニはやてと同じミニ列車のコーナです。おもちゃのようですが、細かいところが妙に凝っていて、なかなか良くできています。

埼玉新都市交通ニューシャトル

ミニ列車の隣を通過する、埼玉新都市交通のニューシャトル。こうして見ると、ニューシャトルもおもちゃっぽいですね(笑)

鉄道博物館 全景

さっそく館内へ。ニュースや雑誌で何度も見た景色ですが、良いですね~。神田にあった交通博物館の時代と比べると、えらい進化です。

C57-135号機

メインは、センターに配置されたC57-135。

これは交通博物館にも設置されていた車体ですが、こうやって綺麗になった鉄道博物館に設置されると見違えます。

←は、ちょうどターンテーブル(転車台)の回転の様子です。なかなか迫力がありますが、やっぱり実際に運用されているものと比較すると見劣ってしまうのは仕方がないですね。都内在住なら一番手っ取り早いのは、秩父鉄道の三峰口駅のターンテーブルを見に行くのが良いと思います。(「パレオエクスプレス編」参照)

JR山口線 山口号 C57-1JR磐越西線 ばんえつ物語号 C57-180

比較の為に、同じC57の写真を2枚持ってきました。左は2006年のC57-1 山口号、右は2008年のC57-160 磐越物語号です。

貴婦人揃い組です。

C51-5号機

もう1台の展示は、C51-5。これは青梅鉄道公園に展示されていた車体を運んできたそうです。ここなら雨ざらしにもならないので、綺麗な状態で保存して欲しいですね。

旧型SLは、国内1号機を始めとして、他にも何両か展示されているのですが、ここでは省略します。

ED40-10 アプト式電気機関車

続いて、電気機関車。

最初は、ED40-10、いわゆるアプト式電気機関車です。左下には、碓氷峠の目印でもある66.7‰(パーミル)の標識がありました。

ED40-10 アプト式電気機関車

鉄道博物館では、車体の下の方が見られるように展示されている場所が何カ所かあります。

ED40の場合は、アプトの歯車が見られるのですが、ここだけ作り直されていました。判りやすく模型になっていますね。

ED42-1 アプト式電気機関車ED42-1 アプト式電気機関車

ちなみに、↑は横川の碓氷峠鉄道文化むらで撮影したED42の写真です。こっちの歯車はオリジナルのままですね。

ED17-1号機

続いてED17、これも鉄道模型でしか知らない車体です。さすがにこれが運用されていた時代は知りません。

EF58-89号機

ゴハチことEF58、私の好きな車体の一つです。旧型電気機関車の代表格ですね。これも残念ながら現役で運用されているところは見たことがありません。

↓のように運転席や心臓部を見ることができます。

EF58-89号機EF58-89号機
EF66-11号機EF66-53号機

続いてEF66-11。ここからやっと私の時代です。電気機関車と言えば、EF65かEF66。中学生の時によくブルートレインの見に行っていたので、馴染みが深い車体です。ちなみに、右上は 1986年に東京駅で撮影したEF66-53号機です。

EF75-775号機EF81-95号機 あけぼの牽引

次はEF75-775。長年、埼玉と東京に済んでいる割には、何故か目にする機会が少なかったりします。東北本線や常磐線を使う機会が少なかったからかな? あけぼののヘッドマークが付いていたので、→に2008年に青森駅で撮影したあけぼの の写真を並べてみました。やっぱりデザインは同じですが、運用されているものとは若干ヘッドマークの形が異なりますね。

ナデ6141ナデ6141車内

ここからは電車です。最初は、ナデ6141、初代山手線です。まだパンタグラフが無いのでトロリーポールが付いていますね。車内もかな~りレトロです。木製車体は味があって良いですね。

キハ41307キハ41307車内

キハ41307の車内です。やっぱり木製のクロスシートだとレトロな雰囲気が出ますね。こういう車内を見ると999を思い出します(時代だな・・・)。

クモハ40074クモハ40074車内

続いてクモハ40074。車体も長くなり、車内にはつり革も設置されて、今の電車の形にかなり近づいてきましたね。行き先表示板の立川の文字に親近感が沸きます。

おちやのみづ駅とうきやう駅
クモハ40074

鉄道博物館になって良いな~、と思うのが、この旧駅舎の再現。

さすがにこの時代は知りませんが、それでもレトロな雰囲気が出てますね。こういう演出はかなり好きです。

「おちやのみづ驛」と「とうきやう驛」です。

クモハ101-902

クモハ101-902です。ここまでくれば、馴染みの車両ですね。ただ、101系はほとんど乗った記憶がありません。記憶にあるのは、103系以降ですね。一般には、101と103なんて大差ないですけどね。

私が小学生の頃は、まだステンレス車両が導入されていなかったので、この手の電車が走っていました。

ナハネフ22-ブルートレインあさかぜ

続いてナハネフ22-1、ブルートレインの先頭車ですね。しかし、この20系も残念ながら記憶にありません。私がブルートレインを見るようになった頃には、もう24系が主流になっていました。あさかぜのプレートが付いていたので、→に1986年に撮影したあさかぜの写真を並べてみました。

クモハ455-1車内

クモハ455-1の車内です。同じクロスシートでも木製とはずいぶん雰囲気が異なりますね。東海道線や東北本線等を使っていた人には、懐かしい車内ではないでしょうか。私も高校時代に青春18切符で大垣行き(今のムーンライト)に乗った頃は、この車内でした。今になって考えると、よくこの硬いシートで一晩寝ることができたな、と思います。もう、都内ではこの手の車内は見られなくなりましたね。

クハ181-45

クハ181-45、L特急という響きが懐かしい時代です。このJNRのロゴも懐かしいですね。古き良き国鉄時代です。

クハ181-45車内クハ181-45車内

いかにも特急の車内です。この時代は良く覚えています。今は座席もかなり改良されましたね。

→の座席表示も懐かしいです。当時は、ほとんどの車両がこの表示を使っていましたね。

万世「万かつサンド」万世「万かつサンド」

ここでお昼御飯、万世の「万かつサンド」です。これは、神田の交通博物館時代を知らない人にとっては、「何故万世?」ですよね。

行き先表示板(LED)

続いて、行き先表示板。

←は、今の一般的なLED行き先表示板。LEDはあっという間に普及しましたね。これはこれで判りやすいのですが、

行き先表示板 回転式

やっぱり、これが味出していますね。LEDには無い味があります。

この種の表示板が使われていたのはかすかに記憶に残っているのですが、残念ながらはっきりとは覚えていません。

行き先表示板 下関駅

←は、2009年に下関駅で撮影した行き先表示板です。

まだ回転式の表示板が使われていました。見た目はかなり綺麗になっていますが、それでも良い感じですね。こういうのは長く残して欲しいです。

時刻表示板

これは見たこと無いな。

ホームの頭上にある乗車位置案内板は今でも残っていますね。

行き先表示板 新幹線 回転式

これは、新幹線の行き先表示板ですが、これも見たことがありません。

「超特急」と書かれていました。超特急と言うとやっぱり999・・・・。

パタパタ回転式 行き先表示板

これは、かなり長いこと使われていたので、今の若い人でも見覚えがあるのではないでしょうか?

パタパタパタっと回転するやつです。そのうちこれすら知らない世代になるんでしょうね・・・。

鉄道博物館 0系新幹線展示棟鉄道博物館 0系新幹線展示棟

去年の10月に展示が開始された0系展示棟です。これも馴染みが深いです。中学校の修学旅行までは、0系に乗っていました。

展示車両の車内は、大勢のお客で賑わっていました。

100系新幹線

0系の時代が長かっただけに、1985年に初めてリニューアルされた新幹線 100系を見たときは衝撃的でした。

すらっと伸びた鼻先が美しいですね。今でも一番好きな新幹線です。

←の写真は、1986年に撮影した初期のX0編成です

コキ50000

このコンテナもレトロですね。貨物は、今でも使われているコキ50000です。

CTC-列車集中制御装置

列車集中制御装置、いわゆるCTCです。

当時の子供向け鉄道本には、かならずと言って良いほど登場していましたね。このメカにある種の憧れを抱いていたものです。

みどりの窓口用発券機

みどりの窓口用発券機です。古いな~、これも時代ですね。

切符 自動券売機

切符の自動券売機です。ここまで古いのは使ったことがありませんが、それでも部分的には面影がありますね。

まず、一番上の黄色で書かれている値段表示は、覚えています。ここまで古くはありませんでしたが、同じ系統ですね。

次に下のおとなとこどもでボタンが分かれているのもはっきりと記憶にあります。こどもの方は、料金ボタンの上に蓋が覆い被さっていて、その蓋を手で開けないと押せない形状になっていました。小学生時代にこども用切符を買っていた時の記憶で覚えています。西武鉄道もこのタイプの券売機でした。

中学生時代にオレンジカードの登場により、あっという間に古い自販機が淘汰されて行きました。

鉄道博物館ジオラマルーム鉄道博物館ジオラマルーム

交通博物館でいつも楽しみだったHOゲージのジオラマルームも健在でした。ジオラマは、かなり綺麗になりましたね。

こういうのを見ると久しぶりに押入からNゲージを引っ張り出してきたくなります。

鉄道博物館 D51シミュレータ鉄道博物館 D51シミュレータ

例のD51シミュレータですが、予想外に空いていました。11:45発券の午後の予約ですが、11:35の時点で待ち人数は 6人、午後の部は定員14人だから待てばチケットは取れたのですが、今日は時間の都合上、止めておきました。このくらいなら、これを目当てにもう一度訪れても良さそうです。

鉄道博物館 パノラマデッキ

最上階のパノラマデッキに出てみました。すぐ隣を東北新幹線が走っています。

←は、なすの272号、東京行きです。

鉄道博物館 パノラマデッキ鉄道博物館 パノラマデッキ

反対側は、高崎線が走っているので貨物を見ることができます。

単機回送中のEF64-1014とその直前の牽引中の1014。

試運転車

すぐ隣に大宮総合車両センターがあるので、ちょうど試運転車が支線で走行試験をしていました。

キハ11-25

最後に屋外展示されている、キハ11-25。この車両は動態保存だそうです。

鉄道博物館外観

予定より遅く着いたにも関わらず、結局3時間ほど滞在していました。

ここは子供はもちろん、大人でも十分に楽しめますよ。

写真掲載の都合上カットしていますが、ラーニングルームも一通り回ってみました。

交通博物館とは、全く別物と言って良いと思います。神田時代に見ている方も、もう一度訪れてみても良いのではないでしょうか。

7491歩

今日の歩数計は、7491歩。

Copyright © 2006-2024 KaK.

このページに掲載されている画像の転載は、再配布条件 をご参照ください。