スマホモードで表示中です。パソコンで閲覧されている場合は、ブラウザの横幅を広げてください。 

タイトル
タイトル

地図
タイトル

ホテルの前には 2台のオフ車が停まっていました。いったいどこを走ってきたんだと考えてしまうほど泥だらけでしたが、昨日までの悪天候を考えれば納得がいきます。幸い、今日は天気が保ちそうです。

まずは、市街地のすぐ側にある水前寺公園こと「水前寺成趣園」へ。ここは新宿御苑や栗林公園ほどの規模ではありませんが、綺麗な庭園があります。7時30分の開門と同時に入園、アヒルと鴨がお出迎えです。誰もいない庭園はひっそりとしてなかなか良い感じの雰囲気でした。新宿御苑とは違って、庭園の中からビル群が見えないのが良いですね。庭園のなかをぐるっと一周散歩します。

水前寺公園の園内には、「出水神社」があります。この先晴れますように・・・。

水前寺公園を出るとすぐ側のお土産屋に立ち寄ります。熊本土産もあらかた買い尽くしていますが、まだ買っていないのが「晩白柚」。晩白柚は、ざぼんのようなボーリング玉程度の大きな柑橘系のフルーツです。熊本だけの名産品というわけではありませんが、九州の中部から南部で採れるそいうです。試食用の晩白柚を食べながら、山積みされた晩白柚のなかから、店のおばちゃんに食べ頃のものをひとつ選んでもらい、辛子蓮根と一緒に実家へ送ります。宛名ラベルを書いている途中で、今度は晩白柚の砂糖漬けを頂きました。

益城熊本空港ICから九州自動車道に乗り、一気に南を目指します。九州自動車道は八代から人吉にかけて23連続トンネルがあります。この辺りはトンネルの中を走っている時間の方が多いかもしれません。

えびのJCTから宮崎自動車道へ入るとすぐに小林ICへ到着。ここから「えびのスカイラン」へ入ると一路今日の目的地「霧島」を目指します。「えびの高原」を通るこの道は気持ちよいワインディングが楽しめます。

やがて「韓国岳」の麓「賽の河原」へ到着しました。

バイクを止めて小高い丘へと登ります。賽の河原は黄白色の岩の隙間から硫黄臭の煙が立ち上がる噴火口の岩山です。地肌が剥き出しになった地面が火山地帯らしいですね。

丘の上に登ると濃紺色の水面をただずませる不動池が見えました。気持ちがよいので河原をぐるっと一周散歩します。

「霧島スカイライン」を走り「高千穂河原」へ。

ここに車を止めて高千穂峰へと向かう観光客で賑わっていました。高千穂峰までは、ここから片道1時間半です。時間がある時にゆっくり登ってみたいのですが、さすがに登山している余裕はないので、今日は麓から山頂を眺めるだけにします。

続いてここから「霧島神宮」へ。

霧島神宮は、朱色の社殿が鮮やかな神社です。周りの木々も綺麗で紅葉の頃には、かなり見応えがあるのでしょうね。

さらに南下して「高千穂牧場」へ。

しかし、ここは想像していたものとは全然違ってました。阿蘇のガンジーファームとはことなり、こっちは本当に行楽地です。でかい駐車場にぎっしりと車が停まっていて、牧場の原っぱには大勢の人がいます。ぱっと見た目では、大きめの公園のようでとても牧場とは思えません。仕方がないのでミルクソフトクリームだけ食べて退散します。

昨日のように、ここにいる観光客がみんな帰り出すと大渋滞になるだろうと判断して、ちょっと早いですが今日はこのまま宿がある国府へ向かうことにしました。

国府市は鹿児島市内から30kmほど離れた小さな街ですが、市内へ入ると市役所や警察署など公共の建物が凄い綺麗なのに気づきます。住宅誘致中と言ったところでしょうか。

今日の宿「セントラルイン国府」も開業 1年半だけあってもの凄い綺麗です。しかし、そのホテルの前は畑でした(笑) 外装も内装も綺麗でこの旅で一番綺麗なホテルです。今日はかなり汗をかいたのでコインランドリーで衣類を全て洗濯。明日の長距離走行に備えて22時に就寝。


地図
タイトル

タイトル

朝 5時起床。今日はこの旅の中で一番走行距離が長いルートです。

5時45分、夜が明けたばかりの国府市を出発、一路南へ。鹿児島湾を右手に見ながら国道220号線をひた走るとやがて桜島が目の前に近づいてきます。桜島の頂上からは上空へ噴煙が立ち上っていました。桜島へと続く戸柱鼻まで来ると今度は桜島を背にさらに南下します。早朝だけあって通行量はほとんどありません。この辺りの道路は、両端に熱帯系の木々が植えられていていかにも南国という雰囲気をかもしだしています。鹿屋、根占市内を通り田之崎を越える大泊へ到着。大隅半島を南へ南へと快走します。

ここから「佐多岬ロードパークウェイ」を通り、10kmほどの小高い丘を越えるとやがて目の前に太平洋が広がり本土最南端「佐多岬」へと到着します。

駐車場にバイクを止め、徒歩で展望台を目指します。展望台へ登り一面の海を眺めると、眼下の岩山から見える海は色鮮やかで、海中には珊瑚礁を見ることができます。絶景でした。展望台の白壁には、数々のメッセージが書き込まれています。日本一周の途中で立ち寄った人、ここで日本縦断の旅を終えた人、原チャで来た人などなど、想い想いのメッセージが綴られています。この本土最南端がいろんな人々の想いでの地になっているのだとあらためて感じました。こうなると最北端の宗谷岬にも行ってみたくなります。

佐多岬の駐車場には、根がむき出しになったような「ガジュマル」の樹があります。かなりの迫力です。

佐多岬にある日本最南端のガソリンスタンドで補給を済ませると、ここから一気に50kmほど北上して鹿屋市の手前まで戻り、一路東へ向かいます。志布志湾をぐるっと一周すると宮崎県へ。

宮崎県の南東に位置する「都井岬」を到着しました。

都井岬は野生馬の繁殖地です。牛馬保護協力金 100円を払い岬の先端を目指します。都井岬へ向かう途中の丘には野生馬の群を見ることができます。さすがに向こうから近寄ってくることはありませんが、こちらから側まで近寄っても大丈夫です。飼育されていない野生の馬が点在しているのも良い雰囲気です。都井岬には馬以外にも野生の動物がいます、猿です。それもいたる所にいて、ざっと3~40匹はいたと思います。日光のいろは坂に住み着いている猿とは違って、人から食べ物をねだることはありませんが、車を全く気にしていないのも困りものです。道路の真ん中でどうどうとグルーミングしてます。邪魔だよ~。

野生馬なのに人に慣れていますね。

これだけ近づいても大丈夫です。

都井岬から先は、右手に「日向灘」を見ながら「日南フェニックスロード」を北上します。ここも南国ムード満点の良い道路です。天気が快晴だったらもっと良かったと思います。

日南を過ぎてさらに走るとやがて海岸沿いにごつごつした直線上の岩場、通称「鬼の洗濯岩」が現れます。波によって浸食された奇妙な岩肌が面白いですね。

この辺りに来るとサーフィンを楽しんでいる人の姿も増え、湘南の様な雰囲気でした。堀切峠を越えると「青島」が見えてきます。青島は海岸から突き出た小さな島で江ノ島のようなものです。

青島の一帯は亜熱帯植物ピロー樹が生い茂っています。青島神社から島の中央へ入ると、熱帯の林の中を通り抜けることができます。天然の植物園のようでした。

宮崎市内に近づくにつれて交通量も増えてきました。埠頭行きの看板が見える頃には、首都圏や関西ナンバーの車やバイクがたくさん集まってきます。

ターミナル目前のコンビニに入り、3食分の食料を調達。ターミナルへ入ると既に大量のバイクが停まっています。さすがにGWだけあり出航2時間半前で既に乗船手続きは始まっていました。もちろん全室満席です。駐車場に止まっていた 40台ぐらいのバイクが一列になって爆音と共にフェリーの中へと入って行きます。はたから見ていたら、かなり豪快な風景でしょう。今回使用するマリンエキスプレスのパシフィックエキスプレス号は、トレーラと一般車が同じ入り口から入り、中で2階建ての車両甲板の上のフロアへと登っていきます。車両甲板にバイクを止めると、さっそく船室へ。一風呂浴びると、疲れていたせいか出航前にさっさと寝てしまいました。

夜中に 2等室を覗いたら、隙間なく人が寝ていてかなり窮屈そうでした。そのせいか、今日は廊下やロビーに毛布と枕を持ち込んで寝ている人達が大勢います。定員いっぱいの乗客を乗せて船は東京へと向かいます。


地図
タイトル

タイトル

朝 8時起床、いったい何時間寝ただろう?

デッキへ出ると朝日がまぶしいです。行きの東九フェリーとは異なりかなり沖合を航行しているせいか海岸線を見ることはできません。さすがに乗客が多く、デッキもロビーも人で溢れています。昼過ぎに再びデッキへ出ると、伊豆七島の大島、新島が見えました。九州航路は、20時間も要するため、今日は洋上で1日のんびりと過ごします。幸い天気も良く、ずっとデッキでひなたぼっこしていました。

やがて三浦半島が見えると、船は速度を下げて東京湾へと入っていきます。

16時40分、予定よりも10分遅れで川崎港に到着。バイクは最後の下船になるため、かなり待たされました。乗船時にバイクの数は40台程度でしたが、車両甲板には100台近いのバイクが乗っています。やがて全てのバイクがエンジンを始動して一気に下船を始めると、甲板にバイクの轟音が響き渡ります。めちゃくちゃ迫力がありました。

川崎から下道を使って、都内へ戻り、今回のツーリングも無事終了です。


Copyright (C) 2006-2016 KaK. ()

このページに掲載されている画像の転載は、再配布条件 をご参照ください。