2014/01/14 作成、2019/12/19 更新
1.ゲーム開始直後に上限まで借入れ
A列車で行こうシリーズは、資金が無ければ始まりません。(株なし等の特殊ルールを除き)ゲーム開始直後に銀行で 上限まで借り入れ しましょう。借入期間は、途中返済が可能なため、最大の10年間で大丈夫です。
ゲーム開始直後に借入する理由は、最も多く借入できるのがこのタイミングだからです。先に線路を敷設すると、借入できる金額が減ります。
2.株式売買で資金増
A列車で行こう9は、初心者への救済策として株式売買ができます。株式売買すれば、破産することはありません。
株式売買の運用資金として、700~800億円ほど手元に残しておきましょう。初心者の方は、株価が600~800円で買い、1300円以上で売り、を目安にすることをお勧めします。上限の 1,000万株×10銘柄で運用すると、1回の売買で600億円↑の利益が出ます。
【余談】
残念ながら、この株式売買が有能すぎるため、A列車で行こう9はゲームバランスが崩れています。そこで、慣れてきたら「株なしルール(※)」でプレーすることをお勧めします。※ゲーム設定ではありません。「自主的に株式売買をしない」という意味です。
3.建設は不景気時に
A列車で行こう9は、景気により用地費用が大きく変動します。ある程度発展した街の土地の場合、好景気時に建設すると不景気時の約3倍(※)の費用を要します。もちろん、敷地が大きい子会社の建設や面積の大きい線路・駅の敷設ほど影響が大きくなります。原則として、建設や敷設作業は不景気時に実施しましょう。
※正確な倍率は、景気の値に依存します。また、過疎地の地価は、景気の影響を受けません。詳細は、地価編 を参照してください。
4.発展していない街は、居住率が低い
A列車で行こう9は、街の発展と共に「居住率」が上昇します。具体的な例で示すと、何も無い町に高層マンション3(最大居住者数 2,530人)を建設しても16人しか入居しません。当然ですが、居住率は駅の乗車人数にも影響します。「バスのある風景」や「鉄道博物館」のような過疎地マップでゲームを始める場合は、注意が必要です。街の発展状況に応じて、適した建物を建設しましょう。
A9の居住率の計算式は、居住率と人口編 を参照してください。
5.資材置き場は、地下に
まずは、基本中の基本。地上には可能な限り集客できる子会社を建設するために、資材置き場は地下に建設するのがお勧めです。資材置き場を地下に建設するとビューの高度を変更しないと資材の量が把握できないというデメリットがありますが、それも序盤だけの話です。会社の経営が軌道に乗ってしまえば、ほとんど問題にはなりません。
6.工場地帯の資材はトラックで運搬
解決方法はいくつかありますが、私のお勧めは 駅の地下に最小のオーバルコースを作成 してトラックを走らせる方法です。この短い道路をトラックが走り回って資材を積み下ろしします。もちろん、地上の道路にトラックを走らせる方法もありますが、地上の道路は勝手に発展(延伸)するため、途中から予想外の挙動になるケースがあります。また、地下にトラックを走行させれば、バスの運行を邪魔することもありません。
図示するとこんな感じです。
貨物列車は、周辺駅への資材運搬に専念します。駅の設定を「積み専用」にすることで効率的に配送できます。一方、駅周辺の資材置き場への資材運搬は、駅地下の配送所をトラックが走り回って資材を運搬します。
この方法で 318個/日 の資材を運搬することができます。配送場の停車時間は、1分です。
7.道路は自分で敷設
PS版のA列車で行こう2001は、道路を手動で開発すると道路が二次発展しないという問題点がありましたが、パソコン版のA列車で行こう9ではこの問題は発生しません。自然発展に頼らずに積極的に手動で道路を敷設する方法をお勧めします。
8.新幹線誘致は、マップの角に
新幹線駅やリニア駅のプロジェクトは、マップの角に誘致することをお勧めします。誘致により自動的に建設される高架線路は、マップの端から端まで敷設されます。この距離が長いほど誘致から開通までに日数を要します。また、この高架線路が街発展の障害になる場合もあります。そこで、マップの角に誘致すれば、最短日数で開通できる上に、街発展の障害にもなりません。
9.ダイヤは原則として1分間隔
ただし、ここでひとつ注意が必要です。発車時間設定による「毎分発車」と、停車時間設定による「1分停車」は、別物です。
A列車で行こう9の設定・表示は「分」単位ですが、実際には「秒」の世界で動作しています。従って、「毎分発車」の停車時間は一定ではありません。この仕様を正しく解釈していないと、後述の問題が発生します。
「1分停車」の停車時間
具体的な例で説明します。
「1分停車(停車時間を00:01に設定)」の場合、全ての列車が 1分間停車するため、列車の車間距離は変わりません。
「毎分発車」の停車時間
「毎分発車(発車時間を00:01に設定)」の場合、時計の「分」が基準になるため、列車の車間距離は変わります。 この仕様により、1つの路線に複数の列車を運行させている場合、事故が発生する可能性があります(詳細は次の項を参照)。
10.折り返し駅で列車同士を正対させない
A列車で行こうシリーズを始めたばかりの初心者プレーヤさんが陥りやすいトラブルが、折り返し駅での列車同士の正対(正面衝突)です。
最初のうちは、何故この問題が発生するのか理解できない場合もあるかと思います。
まず、1)の「発車時間」を設定すると駅の停車時間が一定ではなくなる理由は、前述の通りです。極端に言えば、列車が1回折り返すごとに、列車同士の間隔が最大で 1分58秒詰まります。この差が積もり積もって、やがて列車同士の正面衝突が発生します。
とは言え、乗客数の少ない夜間に列車を駅に停車させる為に、「発車時間」の設定は必須です(夜間に列車を車両基地に留置させる場合は不要です)。そこで、この問題を解消する簡単な方法を後述します。
11.夜間に本線上に列車を停車させない
同じくA列車で行こうシリーズを始めたばかりの初心者プレーヤが陥りやすい問題点が、夜間に本線上に列車を停車させてしまう点です。A列車9にペナルティは無いのですが、やはり見た目が美しく無いため、この問題は解消させたいところです。また、この現象が発生している場合、前述の 1日の始発駅と終着駅が異なる に該当して、結果的に正面衝突が発生する可能性があります。
最も簡単な解決方法は、1日の始発駅と終着駅を同じ駅にする 方法です。ダイヤグラムの設定手順は、以下の通りです。
1)始発駅を決める
2)列車が始発駅に戻ってくるまでの時間を計測する
3)上記2の値の倍数により、運行停止する時間を決める
例えば、上記2の値が 4時間30分の場合、駅の発車時間を「05:00~23:00」( 1日 4周)に設定します。運行終了時間が思い通りの時間にならない場合は、路線距離で調整する方法も効果的です。
この方法の場合、折り返し駅での衝突も、列車の本線上の停止も発生しません。また、全駅のダイヤ設定が同一になる、列車本数を増減させる時も楽です。