2006/09/03 作成
3日目:Go West!!
5:00起床、6:15出発。
金沢を出ると早朝で交通量の少ない国道8号線を快走します。
加賀市に入ったところでメータがジャスト 20,000kmになりました。
でも、2年前の北海道ツーリング中にケースアッシが破損して約1,500kmほどカウントされていない為、実際にはもっと走っています。それでもメータが綺麗に揃うのは嬉しいですね。
中古で購入してからの走行距離は約10,000kmになります。仕事が忙しくてなかなか距離が伸びませんが、次は30,000kmを目指しますよ。
ちなみに、メータが20,000kmになった場所は、ここ「北湯湖」でした。
国道8号線から少し日本海沿いに入ったところです。
路肩にバイクを止めてマップを確認していると地元の方が車を横付けして道を教えてくれました。ツーリングをしているとこんなちょっとした親切が嬉しいですね。
北湯湖からさらに日本海沿いに走ると「東尋坊」に出ます。
日本海の激しい波の海食によりできた絶壁です(「柱状節理」と言うそうです)。
切り立った岩が荒々しく、自然の美しさを感じます。ここには観光船もあり、海側から東尋坊の絶壁を眺めることもできるそうです。東尋坊の先端には橋があり、その先に雄島が見えます。
国道305号線まで戻ると、ここから日本海沿いに一路南へ向かいます。海を眺めながらの快適なツーリングです。「越前岬」まで来たところで昼食にします。「レストハウス呼鳥門」の前には、イカ丼とブリ丼の看板が出てました。どっちも美味しそうだな、と迷っていると店員さんが
「イカとブリと甘エビがのった三色丼もありますよ~」
それはいいな~と、思っていると、
「さらに越前蟹がのった海鮮丼もありますよ~」
商売上手やね(笑)
せっかく松前まで来てるので松前蟹も味わいたいので海鮮丼を注文しました。イカ、ブリ、甘エビ、松前蟹、と地元の食材が一通りのっています。特に厚切りのブリと蟹が美味しかったです。
ここ日本海沿いにはまだまだ自然美があります。
越前岬のすぐ先にある「呼鳥門(こちょうもん)」は、日本海の荒波と海風の浸食により作り上げられた巨大な洞門です。写真で見ると伝わりにくいのですが、この呼鳥門はかなりの大きさがあります。落石事故防止の為、真下を通過することはできませんが、近くまで来るだけでもなかなかの迫力あります。しかし、これを見ていると今にもまっぷたつに割れて崩れ落ちてきそうな気がするのですが・・・。
敦賀市内へ入ると国道を離れ「気比の松原」へ。
日本海の海岸沿いに曲線状の松原が広がっています。
確かに凄い綺麗なのですが・・・・ココはあまりにも騒々しい!!
隣が海水浴場になっていて大勢の海水客で賑わっているのですが、海の家がガンガンに音楽を流しているので、全ての雰囲気をぶち壊してます。
とてもここが日本三大松原の一つとは思えません。ちょっとこれはひどすぎですね、期待はずれもいいところ。夏場にくることはお勧めできません。オフシーズンに来るのが正解かな?
気分を取り直してさらに日本海沿いに西へ走ります。
本郷まで来たところで少し回り道をします。青戸大橋を渡り大島半島へ。全長10km足らずの小さな半島ですが、青戸入江沿いの道が快適でした。ただし、すぐに住宅地の中へ入ってしまう為、和田で再び国道へと戻ります。この辺りのスタンドで給油したら店員さんに「おおきに~」と言われて、もう関西圏に入っているんだと気が付きました。
西舞鶴まできたところで再び回り道です。舞鶴港の西側の金ヶ岬の手前まで続く脇道に入ります。湾の海岸線沿いに道路が伸びています。路肩も無く、道路のすぐ脇に波が打ち寄せてきます。ちょっと大きな波がきたら、道路まで冠水しそうなほど近い距離です。
回り道をしながら金沢市内から約 320km、今日の宿泊地「天橋立」に着きました。
天橋立は、日本三景のひとつで海の中に橋を架けたような一本線の砂浜があり、その上に松林が生い茂っています。
さっそく、天橋立の中へと来てみましたが・・・中から見てもよく判りません。
天橋立は外側から見るからこそ、その形状美が判るのであり、中から見るものではないと実感しました。
← の写真を見ても、これが天橋立とは判らないですよね?
天橋立の入り口で珍しいソフトを発見しました、「黒豆ソフト」です。
見た目でも細かい粒状の黒豆がはっきりと判ります。味はというとこれが結構いけます。ソフトの甘みの中に黒豆がアクセントとなってなかなか美味しい。この日は、気温も高かったので、いっそう美味しく感じました。ソフトを食べながらしばし夕暮れを待ちます。
17:30、かなり日も傾き、松林の中に長い影ができてきました。
海水浴客も減り落ち着いた良い雰囲気になってきました。
18:15、鮮やかな夕焼けにはなりませんでしたが、天橋立の中から見た夕日は綺麗でした。松林のシルエットが絵になります。
ホテルに戻り、天橋立温泉に浸かってから、21:10就寝。
4日目:真実はいつもひとつ!
4:50起床、手早く身支度を整えると、日が昇りきる前に大内峠の「一字観公園」へと走ります。
狭い峠道を登り切った先に公園があり、そこから天橋立を一望することができます。
5:55、夜が明けたばかりの天橋立は、朝焼けの日差しで急激に温度が上がり、朝靄の中にその姿を見ることができました。
写真で見ると判りづらいですが、肉眼ではもっとはっきりと一文字の天橋立を見ることができました。
天橋立は、「丹後半島」の付け根にあります。ここからぐるっと丹後半島を一周・・・と思っていたら道ばたの電光掲示板には、「国道178号線 蒲入~経ヶ岬間 通行止め」、あちゃ~。
とりあえず、伊根まで来たところで道の駅に入りマップを片手に回避ルートを探していると、なにわナンバーのスクータに乗ったライダーさんにここから先の林道は狭いので天橋立まで戻った方が良いとアドバイスを頂きました。2年連続でこの辺りの全道の駅走破されているというベテランライダーさんのアドバイス通り、天橋立まで引き返して、久美浜方面へショートカットすることにしました。
来た道を引き返したとは言え、丹後半島を大幅にショートカットしたことで予定より早く「久美浜湾」へ到着しました。
県道49号線を使って、久見浜湾をぐるっと一周してみます。
日が昇るにつれて気温がぐんぐん上昇してきました。今日も灼熱の一日になりそうな予感です。
今日はここから進路を変えることなく、ずっと西の方角へ走り続けます。
日本海沿いにひたすら西へと走ります。
雲一つない青空と青い海原。心地よいシーサイドツーリングです。
ただし、止まると暑い!!
道ばたにバイクを止めて写真を撮っていると汗が噴き出してきます。
走っているときは爽快なんですけどね・・・。
交通量は多いものの流れは良いので、スムーズに走ることができました。
香住から少し先まで走ると、目の前に道路を横切る大きな朱色の鉄橋が見えてきます。
山陰本線の「余部(あまるべ)鉄橋」です。
余部鉄橋は、明治45年製造という年代物の鉄橋です。
もちろん、ここは鉄道ファンにとって絶好の撮影ポイントになっています。
鉄橋の端には「余部駅」があります。
さっそく余部駅まで登ってみます。橋の高さ41m、駅まで続く上り坂は結構距離があります。
余部駅まで登ると、鉄橋を上から眺めることができます。
鉄橋の端に作られた駅のホームも非常に良い雰囲気が出てます。
こんな歴史のある美しい鉄橋ですが、2010年にコンクリート製の橋に掛け替えが決まっています。
地元香美町の方をはじめとして多くの鉄道ファンが掛け替え事業に反対しています。
眼鏡橋こと碓氷峠の碓氷第3橋梁も今はその姿が保存されていますが、残念ながらその上にはもう鉄道は走っていません。
現役で残るこの余部鉄橋は、非常に貴重だと思います。
この美しい鉄橋を何とか後世に残して欲しいですね。
ここまで昼食を取らずに走ってきたのでそろそろ限界です。
鳥取まで来たところで砂丘脇のレストランに入ると「日本海丼」なるメニューを発見。
小ぶりの丼ですが値段も安いのでこんなもんかな。
腹が満たされたところで、いざ「鳥取砂丘」へ。
広いです。一面の砂です。
目の前の日本海が無ければ、本当に砂漠にいるようです。
大勢の観光客がみな砂丘を歩いていく光景がどことなく非日常的で面白かったです。
砂丘の先に広がる日本海が鮮やかで砂丘の白と青のコントラストが美しい光景でした。
にしても、暑い!!!
真夏の太陽が容赦なく照りつけます。この砂丘も結構なアップダウンがあり、歩いているだけで体力を消耗します。
真夏に来るからこそ、その砂丘の雰囲気を十二分に味わえますが、それにしても暑い~~~!!
このホームページは、Coca-Cola Japanの提供でお届けしています いません!!
鳥取からさらに西へ向かい、今日の宿泊地「米子」を目指します。
日本海沿いには海風を利用した風力発電施設がたくさんありますね。
しかし、今日はほぼ無風状態。
暑さがこたえます・・・。
たまらず道の駅でソフトクリームを購入しました。
左は鳥取砂丘で買った「梨ソフト」、右は道の駅大栄で買った「スイカソフト」です。
どちらも鳥取ならではのソフトですね、味もさわやかで美味しかったです。
今回のツーリングは猛暑のせいか、かなり早いペースでソフトクリームの画像が増えていきます。
道の駅大栄には、コナンの銅像があります。
作者の青山剛昌さんがここ大栄出身ということで、町の中にはコナンの銅像が数体設置されているそうです。ちょうど他の観光客の女性がコナン君のパイプの上にペットボトルをのせて記念写真を撮影していたので、マネしてみました。
今日はアクエリアス大活躍(笑)
こんな看板もありました。何故かバイクに乗っています。
毛利蘭って高校生だから車はダメでも、バイクならOKなのかな?
右下には青山さんのサインが入っていました。
米子市内に入る手前で道に迷ったのですが、マップを見ていたらスカイウェブに乗った地元のライダーさん声をかけてくれて、さらに親切にも駅前まで先導して下さいました。感謝^2です。信号待ちで話をしたところ、どうやらこのライダーさんは元々走り屋さんで600ccのスポーツバイクに乗っていたそうです。
今日の夕食は、江戸兵鮨の「赤貝御飯」です。 御飯が炊き込みになっているのかと思ったのですが、実際にはニンジンやグリンピースなどが入ったピラフのような御飯でした。期待していたものとはちょっと違ってました、残念。
この日の夜の天気予報です。
台風10号と11号の進路予想図がもの凄いことになっています。
10号は、非常に遅い速度で西へ、11号は速い速度で北へ。
この時期の台風は迷走するため進路が予測しづらいのですが、どう考えてもこの先どこかで台風にぶつかりそうな予感がします。