2011/06/08 作成
日光ツーリング
先月末に梅雨入りした関東地方ですが、今週末は久しぶりに天気が良さそうなので、金~土曜日の1泊 2日でショートツーリングに行ってきます。
泊まりがけのツーリングは去年の北海道ツーリング以来、ほぼ 1年ぶりなので楽しみです。
朝 6:15 出発。
今日の目的地は、栃木県の「日光」です。
日光と言えば都内近郊の小学校では、修学旅行の定番スポットです。私も小六の修学旅行以来、久しぶりに日光を訪れます。何年ぶりだ?(笑)
今回は、小学生時代の記憶を辿りながら、日光を東から西へ走ってみます。
まずは、東北自動車道→日光宇都宮道路を使い、いっきに日光市内へ。都内からここまでは走っても150km程度なので比較的に簡単に来ることができます。
東側から日光に入ると最初の定番スポットは、「日光東照宮」です。徳川家康を祀る神社として有名なので、関東以外に在住の方も良く知っていると思います。
表門から境内に入ると案の定、大勢の修学旅行の児童で溢れかえっていました。
それにしてもすごい人数だな、3~4校ぐらいいるかな?
お馴染みの「陽明門」です。
やっぱりド派手です。ここだけ見ると神社とは思えないですね。鳥居が無かったらお寺と勘違いする人もいるんじゃないでしょうか?
ちなみにロングツーリング記にも書いた徳島県 生口島の「耕三寺」は、この東照宮を模して建造していますがあっちは正真正銘の寺院です。
これもお馴染み、左甚五郎作の「眠り猫」です。
これを見たら、小学校の頃にここに来たことを思い出しました。やっぱり再び現地を訪れると、ちょっとしたことがきっかけとなり、当時の記憶が鮮やかに甦りますね。
唐門と本殿は、平成の大修理中でカバーに覆われていました。残念。
陽明門の左手にある「本地堂」です。
この中は撮影禁止なので写真は外観だけですが、中には「鳴龍」が居ます。昔は鳴龍の下で柏手を打てた覚えがあるのですが、現在は柏手禁止で代わりに住職が拍子木を叩いて龍の鳴音を聴かせてくれます。
神厩舎の外壁に居る三猿「見ざる、言わざる、聞かざる」です。
ここでも団体ツアーのガイドさんがいろいろと説明をしてくれました。これだけ修学旅行生や団体客が居るとガイドには事欠かないですね。ここにはこの三猿以外にもいろんな猿の彫刻がありますが、それぞれの猿にちゃんと意味があるんですね。
十分に東照宮を堪能したところで先へ進みます。
国道120号線の名所「第二いろは坂」を登ります。
ここで先日の日記にも書いたコンデジを使って走行中の写真を撮ってみました。が、意外と難しい。これは慣れないと上手く撮れないですね。
他のライダーさんのツーレポを見ていると凄い綺麗に撮れているけど、あれはどうやって撮っているんだろう?
しばらく試行錯誤と練習を繰り返してみたいと思います。
ちなみに、いろは坂は一方通行二車線なので気持ちよく走りたい人でも、のんびりと走りたい人でも楽しめると思います。
明智平を越えて「男体山」の麓まで来ました。
上空は雲の切れ間から青空も覗いて良い天気です。日差しは強いですがそれなりに標高が高いので走っているときは涼しいくらいです。このくらいの気温がツーリングには最適ですね。
日光の定番スポットその3「華厳の滝」です。
岩盤の中を通る全長100mのエレベータを使って駐車場から観瀑台までいっきに降ります。
料金は 530円とやや高いですが、ここはそれだけの価値があります。
圧巻です!! これまでいろんな滝を見てきましたが、やっぱり華厳の滝は格違いですね。
落差は約100mなので、層雲峡の銀河・流星の滝と同じぐらいなのですが、水量が多い分だけ迫力があります。水しぶきがここまで飛んできます。
昨日まで雨が降り続き、水量が増加していたのも幸いしました。
華厳の滝のすぐ先に「中禅寺湖」があります。
湖越しに見る男体山も良いですね。
ここから脇道に入り半月山の上まで登ります。
県道250号線の坂道を登り半月山の途中にある「中禅寺湖展望台」へ来ました。ここもなかなかの絶景です。
やっぱり湖畔が観光地化されていない場所の方が良い景色になりますね。ちなみに、奥に見える冠雪している尾根は、白根山です。
湖畔で昼食を取ります。
この辺りの名物「ゆばうどん」を注文しました。
ゆばと言うと、薄い布状のイメージが強いのですが、このうどんはゆば巻きがまるごと一個浮いてました。
これはこれでありかな。
日光三滝の二番手「竜頭の滝」です。これまた美しい滝ですね。岩肌を滑るように白波を立てて水が流れ落ちていきます。
が、↑の写真はいまいち上手く撮れませんでした。日差しが強すぎて水面が完全に白く飛んでます。反対に周囲の木々があまりにも暗すぎたので、これ以上絞れませんでした。
周囲の景色をフレームアウトさせて水面だけを高速シャッターで切れば、こんな感じに撮れます。
この方が荒々しさが伝わるかな?
竜頭の滝の脇には遊歩道があります・・・・・・あれ?
う~ん、記憶にないな・・・・・昔はこんなの無かったような気がします。
竜頭の滝は、三滝の中ではハズれ的な存在だったような記憶があるのですが、今回のツーリングで大幅にイメージが変わりました。
この遊歩道を登っていくと竜頭の滝の一番上まで歩いていけます。
日光はゆばが名物なのできっとあるだろう、と思っていたら、やっぱりありました。 「ゆばソフトクリーム」です。
←の通り、某メーカのシリーズ物の業務用ソフトクリーム機にありがちな残念な状態でした。これって多分冷やしすぎなんですよね。もう少し溶ければ、ソフトクリームらしい滑らかさになるのですが。
味はバニラベースでした。
バニラの味が濃厚すぎて大豆の風味がしないな。
と思っていたら、口の中に何かが溶け残った食感が・・・。
あ~、ゆばが練り込まれている!!
おまえも直混系のソフトだったのか・・・。
この手の具材の場合は、うにソフトやマグロアイスのように磨り潰されていることが多いと思っていたのですが、たまに直に入ってることがありますね(某所のほたてソフトは論外ですが)。
とりあえず、雑記の ソフトリスト に追加しておきますか。
赤沼から歩いて「戦場ヶ原」に入ります。
ここは湿原なのですが、まだ時期的に早すぎたのか地面がむき出しになっている場所が多いです。夏場になればもっと緑が鮮やかな景色に変わると思います。
国道沿いから戦場ヶ原をパノラマ撮影してみました。う~ん、やっぱり緑が少ないですね。
赤沼側から戦場ヶ原を通り抜けると先端に湯滝がありますが、ちょっと距離があるので一旦駐車場まで戻ってバイクで移動します。
日光三滝の三番手「湯滝」です。放射状に流れ落ちる水が綺麗です。イメージ的には知床のオシンコシンの滝にも少し似てますね。
華厳の滝、竜頭の滝、湯滝と日光の滝はどれも見応えがあります。
湯滝の前には、ご年輩のカメラマンが大量に陣取っていました。ツアー客かな?
皆さんもの凄い熱心に写真を撮っていました。後ろに来た小学生達にもおかまいなしに・・・・。
「良い歳した大人なんだからもう少し気を遣いなさい!!」
(と言いたかった、言わなかったけどw)
ところで、ご年輩の方は何故こんなにニコンが好きなのかな?
しかもほとんどD300S・・・・・なんか異様な光景でした。
(※ニコン批判ではありません。ニコンは良いカメラですよ。)
他の人と同じ物を買う気持ちも判らなくは無いのですが・・・・・・。でも、もうちょっと自分の価値観を持ってカメラを選んで買って欲しいですね。
戦場ヶ原の先にある「湯ノ湖」まで来ました。マイナーな湖ですが、綺麗です。風が吹いていなければ、後ろの「前白根山」の尾根が湖面に映り混んでもっと綺麗だったかもしれません。
日光を東から西へ向かって走ると主な名所はここで終わりです。
ここから先は、しばらく走りを楽しみます。
国道120号線を走っていると、徐々に標高が高くなっていきます。ふと振り返ると後ろに湯ノ湖と高山が見えました。良い景色です。
標高1,880mの金精峠(こんせいとうげ)を越えます。
さすがに標高が高いだけあって 6月上旬なのに路肩にはまだ雪が残っています。この時期にこれだけの雪が残っているとは。
ここは全国の国道の中で3番目に標高が高い場所です。
ちなみに、1番目は国道292号線の渋峠(2,172m)、2番目は国道299号線の麦草峠(2,127m)です。
菅沼まで走ってきたところで、駐車場の片隅に除雪した雪の塊を発見。
おぉ~。雪に縁遠い東京都民には 6月のこの時にこれだけの量の雪を見ると凄いと思ってしまいます。
今日は日差しが強いですが、それでも気温は若干低いです。この辺りの朝晩はもう少し冷え込むのかな?
少し寄り道をして国道の北側にある「丸沼」まで降りてみました。
「沼」とは言っても湖のようですね。ここはマイナーな場所です。湖畔には釣り人ぐらいしかいません。日光周辺はどこへ行っても大勢の観光客がいるので、こういう場所は穴場ですね。ちょっと雰囲気が寂しいところですが、人気の少ないところでのんびりとしたい人にはお勧めかも知れません。
金精峠からいっきに標高1,400mを下って沼田市内へ。そこから国道17号線に入り猿ヶ京温泉の「赤谷湖」まで走ってきました。
時刻は17:30過ぎ、日も傾いてきたのでこの辺りでタイムアップです。
今日は猿ヶ京の手前の湯宿温泉近くの宿で一泊します。
本日の宿「ファーミリオ新治」に着いたら、駐車場の片隅で看板犬を発見!
ゴールデン・レトリーバーでした。
毛並みや顔つきなどの見た目から、割と歳をとっているかな?
人慣れしているのか撫でるのを止めるとお手で催促してきます。
「もっと撫でレ!」、と(笑)
しかし、この子もカメラ嫌いでした。デジカメを取り出したらそそくさと逃げて行くので、コンデジに変更。それでもなかなかカメラ目線をくれません。カメラを向けるとそっぽを向いてしまうので、撫でながらこっそりと撮影。