2007/09/02 作成
8日目:もう一度、帯広へ
朝 4:40起床、さすがにツーリング8日目となるとこの生活サイクルに慣れたせいか、今日はぐっすりと眠れました。朝の目覚めもばっちりです。
いよいよ今日は北海道最終日、夕方のフェリーで戻るために苫小牧港まで戻ります。弟子屈から苫小牧まで約400km、最後の走りを楽しみます。5:40出発。
弟子屈から40kmほど走ると「阿寒湖」に辿り着きます。ここは屈斜路湖や摩周湖と違って湖畔がリゾートになっています。数多くのホテルが立ち並び湖には観光船も走っています。
早朝の阿寒湖は、曇り空。一昨日ほどではないですが、それでも寒いです。阿寒湖を出た後、中足寄のSSで給油したのですが、支払いで事務室の中に入ったらストーブがついていました。暖かくてほっとしますね。
すっかり涼しくなり、暖かい肉まんが美味しい季節になりましたね~。
ほくほくの肉まんを食べると冷え切った身体が芯から暖まります。
そんな8月中旬の北海道・・・・・。
国道241号線を使って西へ走ること約120km、再び帯広まで戻ってきました。2日前は雨でほとんど走れなかった帯広をもう一度走ってみます。
帯広の北部は、道路が格子状に走っています。どの道路を選んでも軽く10kmは続くストレート。走っていて非常に気持ちがよいです。
←は、上士幌と帯広市内を結ぶ国道241号線から一本西側へ入った道道337号線です。国道と比べると道幅がやや狭くてで多少舗装状態の悪いところはありますが、交通量も少なく景色が良いため、こっちがお勧めです。
同じく道道337号線、途中開けたところがあり、奥の農道沿いに防風林が立ち並んでいます。
なかなかの景観です。1枚の写真で全景を収めるのが難しい・・・。
道道337号線の先端(帯広側)から道道133号線に入ってすぐのところに、お馴染みの撮影ポイントがあります。十勝牧場展望台へと続く道の白樺並木です。
ツーリングマップル北海道編を見たことがある人なら見覚えがあるのではないでしょうか。きっとここを訪れたライダーも多いと思います。
道の両側に白樺が植えられた道が1kmちょっと続いています。
天気が晴れていればもうちょっと綺麗に撮れたかな?
この辺りも牧草地帯がたくさんあります。
牧草ロールは絵になりますね。北海道にいることを強く実感します。しかし、この広大な北海道の至る所で牧草ロールを見ますが、これだけ消費する家畜がいるってことですよね? 想像がつきません。
動物注意の看板 もいろいろありますね。鹿/牛/熊/狐の次は馬。九州では猪の看板も見ました。ここまでくると一通り見てみたくなります。全国で何種類ぐらいあるんでしょうか?
こういうところにバイクを止めて写真を撮っていると、あっという間にバイク目がけて虫がたかってきます。虫の中は、光だけではなく熱にも集まる習性がある虫も多いので困りものです。
一番やっかいなのが蜂です。もちろん刺される可能性はほとんどないのですが、やっぱり怖いですね。今回のツーリング中だけでも3~4回遭遇しました。蜂だけは苦手なので勘弁して欲しいです(小学校の時、目の前で蜂に刺されて倒れた友達を見て以来、苦手に・・・)。
帯広をぐるぐると走ったところでそろそろ時間切れです。
あとは日勝峠を越えて日高経由で苫小牧へ戻ります。北海道らしい牧場地帯を見ながら走るのもこれで終わりです。
←の写真は、国道274号線の途中にあるパノラマパークから見た清水町の景色です。
国道沿いに立っている交通状況を示す電光掲示板には、「日勝峠濃霧注意」と表示されています。が、ここを通らずには帰れないので。
日勝峠、ほとんど前が見えませんでした・・・。
これまでにも濃霧の峠は何度も超えてきましたが、ここまで濃い霧が発生していたのも久しぶりです。頂上付近では、前が全然見えず道がまっすぐなのか曲がっているのかもよく判らない危険な状態。少しでも視界を良くするためにヘルメットのバイザーを上げ時速40kmぐらい走行してました。それでも後ろから後続車は追ってこないし、対向車もすごいゆっくり走っていました。霧は怖いですね。
やっと北海道初日に泊まった日高まで戻ってきました。道の駅 樹海ロード日高です。
ここから苫小牧へ戻るには、行きと同じ国道237号線で富川経由で戻る方法と、国道274号線で夕張経由で戻る方法があります。前回は後者を使ったところ渋滞に捕まり最後は道東自動車道を使うハメになったので、今回は行きと同じ富川経由で戻ります。
帰りのフェリーは乗船開始時刻が早いことが多いのですが、今回もかなり早かったです。出航時刻は18:45なのですが、16:15にはバイクの乗船が始まりました。もちろん、一番風呂を狙っていきましたが、湯船には先客が・・・。2番でした、無念。
お盆期間の商船三井フェリーは、にドライバーズルームの半分を一般客用のカジュアルルームとして使っていました。部屋の広さ等はカジュアルルームと全く同じなのですが、ドライバーズルームにはベット上の照明の横にコンセントが付いていませんでした。部屋の隅にコンセントはあるのですが、すぐに埋まってしまうため、タップを用意していくと良いですよ。
夕暮れ迫る苫小牧港、定刻通り18:45出航・・・の前に既に深い眠りについていました。
18:00就寝、次に目が覚めたときは、既に太平洋上でした。
9日目:第7弾ロングツーリング終了
さすがに変な時間に寝た為、2:30にはすっかり目が冴えてしまいました。ツーリングマップルを見ながら今回のツーリングを振り返ってます。
4回目の北海道ということで、今回はできる限りこれまでに走ったことがない道を中心に回ってみました。やっぱり、北海道は素晴らしい直線道路が多いですね。開けた景色もたくさん見ることができました。
ついつい国道をメインに走ってしまいがちですが、一本中に入って道道を走ってみると意外に快走路になっていることが多いですね。ツーリングマップルに記載されたコメントに助けられることが多いですが、自分で快走路を探してみるのも良いと思います。
まだまだ未発見の北海道がたくさんありそうです。
14:00大洗港到着。車両甲板は北海道から帰ってきた大勢のライダーで埋め尽くされていました。
最後の最後までバンダナを巻いたmixiライダーを探したのですが、結局一人も出会うことができませんでした、残念。帰ってきてからmixiのコミュを調べたところ同時期に北海道を走っていたmixiライダーは、少なくとも20人ぐらいいたようです。あの広大は北海道でわずか20人のライダーと巡り会うのはかなり難しいですね。実際、誰にも会えなかったという報告もたくさんありました。すれ違いざまに相手のバイクのミラーにバンダナが巻かれているかどうかをチェックするのも結構たいへんだということが判りました(ライダーサインを交わすので精一杯)。次回のツーリングに期待します。
18:30、茨城からずっと下道を走り、無事、東京まで帰ってきました。全行程で一度も高速を使わなかったのは、これまでのロングツーリングの中で初めてです。スリップサインが丸見えでスリットがほとんど消えかけたフロントタイヤも良く持ちこたえてくれたました(笑)
我が相棒 ZZR-400 に感謝。
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最後までお付き合い下さいまして、ありがとうございました。
このツーリング記が皆様の旅行に少しでも役立てば幸いです。
是非、みなさんも北海道を疾走して下さい。
見渡す限りの大自然とどこまでも続く直線道路が待っていますよ!!
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