2009/06/07 作成
5日目:九州ツーリングの王道ルート
5:00起床、早朝の熊本市内は、若干雲がかかっていますが、それでも天気は持ちそうです。これからゴールデンウィーク後半に向けて天気が崩れるそうなので、いまのうちに走りを堪能したいと思います。
6:20出発。
今日は、熊本を出発してから阿蘇山、九重連山、由布岳を越えて大分県の別府まで走ります。九州ツーリングの定番中の定番、いわゆる鉄板ルートですね。九州へ行くなら取りあえずココを走っておけば間違いなし。
8年前に初めて九州へ来たときは、別府側から阿蘇山を越えて熊本まで走りました。今回はその時とほぼ同じルートを熊本側から逆送します。
熊本市内から国道57号線で約30km、長陽で県道298号線に入り阿蘇山を目指します。
ここが阿蘇ツーリングの熊本側のスタート地点になります。県道に入るとすぐに大きく左右にうねる上り坂をぐんぐん登っていきます。この辺りから道の両側に雄大な景色が広がり始めてきます。
県道に入って最初に出迎えてくれるのが「米塚」です。開けた土地の真ん中にど~んと構えています。
8年前に来たときは、頂上まで登ることができたのですが、今は米塚の周りにフェンスが貼られて登山禁止になっていました。残念。
県道をもう少し上まで走ると、米塚を上から眺めることができます。
こっちの方が全景が判りやすいかな? 頂上付近が椀状になって窪んでいるのが判ると思います。米塚の先には阿蘇市内が広がっており、良い眺めです。この阿蘇周辺の土地の形状は、やっぱり特殊ですよね。他では見られない珍しい地形です。そして美しい。
県道298号線から111号線に入ると、すぐに「草千里ヶ浜」に着きます。
ここも名所ですね。その名の通り、広大な草原が広がっています。
いい眺めですね~。気持ちがよいです。
奥の山は「鳥帽子岳」です。
草千里ヶ浜までくると、阿蘇山はもうすぐ目の前です。
頂上付近からは黙々と煙が上がっています。
う~ん、8年前の悲劇(↓)が思い起こされるな・・・。
今度こそ頂上まで登れることを願いつつ、阿蘇山へ向かいます。
結果は、阿蘇山道路も通れるし、ロープウェイも動いていました。
有料道路を通り、火口まで登ります。さすがゴールデンウィークだけあって、料金所付近はちょっと混雑していました。
火口は、鮮やかな緑色の水面から白い蒸気が沸き上がっていました。さすが活火山。これは見応えがあります。周辺の旧火口も荒々しく見応えがあります。一見の価値ありです。ガス規制で登れなかった時は運が悪かったと思ってあきらめましょう。
阿蘇山から今来た道を戻り、北へ向かって県道111号線→国道212号線を走ります。
この辺りは文句なしの、
絶景ツーリングルートです!
では、しばし写真のみでお伝えします。
う~ん、やっぱり阿蘇ツーリングは良い!!
上空は薄雲がかかっているため晴天とはいきませんでしたが、それでもこのルートは走っていて気持ちが良いです。
阿蘇山から北へ30kmほど走ると「大観峰」に着きます。これまた名所中の名所。ここを訪れるのも8年ぶりです。
今回 2回目のパノラマ写真撮影・・・・・が、すみません全部は繋がりませんでした。まず、撮影の仕方が悪く、右半分と左半分が綺麗に繋がりませんでした。次に、私のPCがパワー不足。E2200(2.2GHz)+2GBのメモリでは、歯が立ちません。と言うことでやむを得ず 2枚に分けます。
上段が右半分、下段が左半分です。どちらも各 6枚の写真を 1枚に合成しています。オリジナルサイズは、12402×2312と10850×2544 です。
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セブンイレブンのおにぎり 105円
セブンイレブンのあんぱん 100円
セブンイレブンの麦茶 100円
大観望で食べるお昼ごはん Priceless!!
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古!! もうこのCM流れてないしね。
今回も大観峰にはライダーが集結していました。
駐車場の入り口からレストハウスまでずら~っと路肩をバイクが占拠しています。
ここから15kmほど先へ行った、やまなみハイウェイと国道442号線が交差する「瀬の本」もバイクの集結地です。今年も大量のバイクと車で大混雑していました。あまりにも観光客と車が多すぎるのでこのまま別府まで抜けることにします。
ちなみにこの混雑するこの時期に休憩するなら瀬の本より長者原の方がまだマシだと思います。
大観峰からやまなみハイウェイを通り、「由布岳」の麓まで走ってきました。
上空にはだいぶ雲がかかっています。天気予報では阿蘇地方は午後から下り坂でしたが、いつ雨が降ってきてもおかしくない天気です。
湯布院ICから2区間だけ高速を使いました。
「別府湾SA」からの別府湾の眺めが良いと聞いていたので期待していたのですが、う~ん、ちょっと距離がありますね。中央高速の諏訪湖みたいな場所をイメージをしていただけに残念。写真だと判らないと思いますが、別府の街の至る所から湯煙が立ち上っています。この写真では伝わらないな。
別府市街まで降りてきたところで、国道10号線→213号線へ入り「国東半島」を一周します。
ちなみに、「こくとうはんとう」ではありません、「くにさきはんとう」です。
「国崎半島(雲仙)」でもありません。
国東半島の入り口の守江湾沿いに「杵築城」があります。この城は再建されたものなのでマイナーかもしれません。
国東半島では、「2009ツール・ド・国東」が開催されていました。国道をもの凄い数の自転車が走り抜けていきます。見たところアスリートから一般らしき方までいろんな人が走っていました。国道は交通規制されていなかったのですが、幸い反対側を走っていたので良かった。
杵築から大分空港までずっと国道を走っていたのですが、残念ながらいたって普通の道でした。そこで、国道よりやや内側を走っている広域農道「オレンジロード」を走ってみることにしました。「オレンジ☆ロード」ではありません。
これが正解でした、なかなかの快走路です。林の中を走るため景色はいまいちですが、交通量がほぼ皆無で疾走できます。ただし路面状態が悪くところどころ段差があるので飛ばしすぎには注意です。雨水用の排水溝の上にかかっている金属板もしっかりと塞がっていないところがあるので気を付けましょう。路面には走り屋のタイヤ痕もたくさん残っていました。
このオレンジロードは全長が50kmほどあります。南側は林を抜けるカーブの連続ですが、北側は長いストレートが続いています。途中 6~7台のバイクとすれ違いました。地元の走り屋らしきライダーが半分、残りの半分はツアラーでした。
広域農道を走り終え国道213号線に戻ったところで、ついにこのツーリング初の雨に遭遇。レイン装備に着替えましたが、雨脚はそれほど強くない為、この程度なら問題なし。時刻も既に 16:00近いので、今日の走りもあと少しです。
国東半島をぐるっと一周したところで、半島の付け根にある「宇佐神宮」に来ました。
ここは全国八幡宮の総本社(総本宮)です。その割には意外に知名度が低いのでは? きっと、関東なら鶴岡八幡宮、関西なら石清水八幡宮の方が有名だと思います。
神社は晴天も良いですが、雨模様で若干薄暗くなると木々の緑と朱塗りの鳥居や建物が栄えますね。時間が遅かった為、参道を歩いている観光客も少なく、静寂に包まれた良い感じの雰囲気が漂っています。
宇佐神宮の表参道で「とらまき」なるものが売ってました。
パッケージはいかにも猛虎ファンが喜びそうな一品。中身はあんこを巻いたお菓子でした。これが、甘い、めちゃめちゃ甘いです!! 疲れたときは甘いものが良いとは言いますが、これは甘過ぎ。渋い緑茶が欲しくなります。
甘いもの食べた後なので塩辛いものを・・・・という訳ではありませんが、唐揚げを買いました。これで私が今どこに居るか判った人は雑学がある方かな?
「中津市」は知る人ぞ知る唐揚げで有名な土地です。唐揚げ激戦区です。どのくらい凄いかと言うと中津市街の半径 2km以内に唐揚げ屋が32店舗、市内全体では計44店舗もあります。香川のうどんや宇都宮の餃子と同じですね。
←は、大吉の唐揚げです。もちろん注文してからその場で揚げてくれます。作り置きなんてそんな都内のスーパーの唐揚げといっしょにしてはいけません(笑)
今日は中津駅前のホテルに泊まり、21:30就寝。