2009/06/07 作成
3日目:南九州を快走
爆睡したせいで5:40起床。普段のツーリングなら寝坊、という時間なのですが、今日のホテルα館は朝食付きなので、ゆっくりと時間を過ごして 7:00に朝食を食べてから出発します。本当は、6:00頃から朝食が始まっていると嬉しいのですが。
ちなみにこのホテルα館は、正規料金が 5,800円/泊ですが、今回は朝食付きで 3,500円でした。ゴールデンウィークの閑散期とは言え、安いですね。実は、今回のツーリングは宿泊費が平均 3,900円/泊と、いつもより安く上がりました。お盆ツーリングだとこんなに安くはならないので、やっぱりゴールデンウィーク効果かな? バイクも計 5台停まっていました。
普段よりかなり遅い 7:20に鹿児島市内を出発です。
鹿児島市内を出るとすぐに渋滞に掴まりました。ゴールデンウィークとは言え今日は金曜日、平日です。出発した時間が遅かったのも失敗かな。渋滞している国道225号線を避けて産業道路に出てみましたが、こっちも混雑していました。
国道226号線まで出ると、いっきに流れがスムーズになります。が、この226号線は、海が見える場所が少ないですね。国道を捨てて内陸側を走る指宿スカイラインを使った方が良かったのかも知れません。
鹿児島市内も道路沿いにヤシの木が生えていますが、南へ走るさらに熱帯植物の数が増えて南国ムードが増していきます。
「魚見岳」で国道226号線から鹿児島県道238号線に入ります。
JR指宿枕崎線の「指宿駅」です。
ここも高いヤシの木とカラフルな花が咲き、いかにも南国らしい駅前でした。なぜこの駅に立ち寄ったかは、のちほど。
再び国道226号線に戻り南下すると、やがて目の前に「開聞岳」が迫ってきます。
これも見事な景色です。やっぱり周りに遮るものが無いと開聞岳がいっそう雄大に見えますね。
今日は天気も良く絶好のツーリング日和ですよ。 気持ちがよいです!
すみません、また鉄道ネタです。
開聞岳の少し手前に最南端駅「西大山駅」があります。2003年に沖縄にモノレールが開業した為、厳密に言えばJR最南端の駅ですが、やっぱり鉄道ファンにとって最南端駅と言えばここ西大山駅というイメージが強いです。
西大山駅は、日本四端の駅の中でも一番景色が良いです。駅と線路の先にそびえる開聞岳が美しいですね。
これで、日本最端の四駅を全て制覇しました! ただし、鉄道は一切使っていません(笑)
鉄道を使わずに四端を全てバイクで回るというのも、それはそれでありでしょう。いつか鉄道でこの四駅を全て回ってみたいと思ってはいますが、これが結構たいへんな旅です。実際にこれを成し遂げた鉄ちゃんがたくさんいますので、ちょっとググれば出てくると思います。
ちなみに、さきほど指宿駅に立ち寄った理由は、西大山駅の記念切符(右端の写真)を買うためでした。指宿駅は無人駅なので、記念入場券はここから3つ手前の指宿駅で購入できます。
西大山駅は、訪れる観光客も多いですね。記念撮影している人達を遠くから見た景色もまた絵になります。
薩摩半島の南端「長崎鼻」にパーキングガーデンがあったで入ってみました。
が、失敗でした。入場料が高い上に中身はたいしたことがありません。親子連れの観光客なら良いかもしれません。ということで、以下略。
長崎鼻から海越しに開聞岳が見られます。これも良い景色です。この辺りは、良い景色が多いな~。
ロングツーリングのお約束、アイス&ソフト、今年も食べまくります!
一発目は、マンゴーアイス。南国と言えばやっぱりマンゴーですね。日が高くなるにつれて気温も上昇してきたのでアイスが美味しいです。
開聞岳の周りにはぐるっと一周している「開聞岳周遊道路」があります。
が、この周遊道路に入るところが迷いやすいです。見事にハマりました。途中で同じように迷って路肩にバイクを停めてツーリングマップルを確認しているライダーさんを見かけました。
川尻方面(北)から走ってきた人は、ゴルフ場の入り口を目印に左折して下さい。ゴルフ場の入り口のすぐ脇に周遊道路があるのですが、これをゴルフ場の正門と勘違いしてスルー(右折)するとハマります。
この周遊道路は、最初に狭くて長いトンネルがあるのですが、これがまるで エースコンバットの最終面 のようでした、気分はまさにメビウス1! もちろん、ブレイズでも可。
開聞岳周遊道路の詳細は、禄太郎さんのツーレポ に詳しく書かれていますので参考にして下さい。
しかし、こんなところまで走ってくるのはやっぱりライダー達ですね。途中、車とは一台もすれ違わなかったのですが、バイクは 4台も会いました。
開聞岳のすぐ北側には、「池田湖」があります。九州で一番大きい湖だそうです。そもそも東日本には湖がたくさんありますが、西日本はあまり湖を見ないですね。
う~ん、晴れ渡る青空が気持ちよいです。
国道226号線を海沿いに西へ走り、JR指宿枕崎線の終点「枕崎駅」まで来ました。
最南端駅は西大山駅ですが、線路を辿っていけばここ枕崎駅がJR路線の一番先端になります。ここから九州→本州→北海道を突き抜けて、一番反対側の根室本線 根室駅まで約3,300kmあります。JRの時刻表と向き合って最長ルートを調べるのも楽しいです。そのへんの話も、いずれ時間があったら別ページに書きたいと思います。
2年前のツーレポにも書きましたが、指宿枕崎線も終点で他の路線に乗り継げない盲腸線、いわゆる行き止まり線です。稚内駅 や 三厩駅のように、単線区間でも終点の駅は二線以上のホームがあるのが一般的ですが、ここ枕崎駅ではホームも一線しかありませんでした。
ホームに布団と枕が干してあるんですけど・・・・。
枕崎駅、陽当たり良好。
鹿児島県枕崎市の名物と言えばカツオ。枕崎市の喫茶店 Cafe THE OLD MAN では、鰹のハンバーガを食べることができます。変わり種のハンバーガはたくさんありますが、具が鰹というのは初めてです。
写真を見ての通り、ハンバーガに大量のカツオ節がふりかかっています。味もなかなか美味しいですよ。
おまけで、Cafe THE OLD MANのおしゃべり好きなマスターさん。
店の裏手の駐車場にバイクが停められます。
南さつまの「にいなはなまる」まで来たところで、本日2つ目のアイス&ソフト、「みかんソフトクリーム」です。
みかんソフトとは言っても、クリームはバニラベースでその上にみかんソースがかかっています。昔は、基本的にクリームにネタが練り込まれていないソフトは邪道と考えていたのですが、最近はこだわらなくなりました。トッピングタイプのソフトでも美味しいものは美味しいです。
朝の出発が遅かったことと、開聞岳周辺でまったりと時間を過ごしたことで、ちょっと時間が足りなくなってきました。
まだツーリング前半、始まったばかりなのでここは無理せずに、野間崎まで行くのはあきらめて北へ向かいます。
枕崎から北へ上がったところに、日本三大砂丘のひとつ「吹上浜」があります。
砂丘と言ってもどちらかと言うと砂浜ですね。おまけに砂浜の大半に草が生えているので、普通の海岸とさして代わり映えしませんでした。。鳥取砂丘のような広大な砂丘をイメージしていると、ちょっと残念な結果になります。手前にある松林にも入ってみましたが、中はいまいちでした。
今日の宿泊先は「川内(せんだい)」です。
今日の夕食は川内市内にある「南天ラーメン」。この店のマスタは熊本のこむらさきでの修行したらしいです。ラーメンは、具にキャベツがたくさん入っており、シャキっとした触感でした。
ホテルにチェックインした後、川内駅まで来てみました。
ここは、JR鹿児島本線との旧鹿児島本線で現在は第三セクター化された肥薩おれんじ鉄道が走っています。
そしてメインは、九州新幹線。ホームに入線してきたのは、800系「つばめ」です。
2004年に新八代~鹿児島中央が部分開業した九州新幹線ですが、新八代~博多間がまだ開業していない影響もあり為、これまで実物を見る機会がありませんでした。開業から 5年経ってやっと見ることができましたよ。
これで現在営業中の新幹線は全部見たかな。全部は乗ったことは無いけど。
2年後の 2011年3月には、いよいよ九州新幹線が全線開業します。これに伴い、新大阪~鹿児島中央間が直通運転されますが、残念ながら東京~鹿児島中央間は直通運転の予定がありません。イベント列車でも良いので実現させて欲しいですね。
川内駅の反対側、東口はこんな感じでした。開通から 5年を経過しても、まだまだ発展途中? 新幹線事業の光と陰を見た気がしました。
ホテルに戻って21:15就寝。