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2010/08/01 作成、2020/02/20 更新

タイトル

10日目:東北自動車道700km走破!!

地図

2010年 7月 4日(日)曇り のち 晴れ

函館 → 東京 759.0km

スマートチェックイン(青森港)

3:40起床、最終日は東京への長距離移動に備えてしっかりと睡眠を取る必要があったので、キャンプではなく、あらかじめ予約しておいた函館駅前のホテルを使用しました。

4:15出発、4:45函館港着。

スマートチェックインQRコード

昨日の日記に書いた津軽海峡フェリーの「スマートチェックイン」を利用します。

事前に用意する必要があるのは、インターネット予約時に印刷したこのQRコードです。

スマートチェックイン(津軽海峡フェリー)

このゲートに設置ある読み取り機にQRコードをかざせばOK!

ディスプレー上に予約内容が表示されるので、内容を確認してからタッチパネルに触れれば、自動的に発券されます。

この仕組みは非常に便利です。バイクから下車しなくてもチェックインを済ませることができるのであっという間に手続きが完了します。1日の便数が多い津軽海峡フェリーならでは機能ですが、他社フェリーも是非導入して欲しいですね。

馬運車(函館港)

ちょうど今は地方競馬シーズンで6/19~8/2までは函館競馬場でレースが開催中なので、函館港には馬運車もたくさん停まっていました。

こうやって見るといろんな種類がありますね。

馬運車(函館港)馬運車(函館港)
函館港フェリーターミナル

出航まではまだ時間があるので、ターミナルの中を散策。

函館港はターミナルも広くて綺麗ですね。カウンターにはこんなディスプレーもありました。今回乗船する5:50発の便は、車=△、バイク=×、2等=×でした。ほぼ満席状態かな?

函館港フェリーターミナル

函館~大間航路は自動販売機で徒歩乗船チケットが買えます。これなら電車感覚で乗れそうです。

でもこれって食券販売機のようなデザインですね(笑)

えさん(2010/07/10引退)

今回乗船するフェリーは「えさん」です。青森~函館航路は全部で 7隻の船が就航していますが、その中でもえさんは古く積載量も少ない船です。

実は、この船は一週間後の 7月10日をもって現役を引退することが決まっています。

つまりこの船を利用するのは、これが最初で最後になります。フェリー好きとしては、こうやって旧船が次々と姿を消すのは寂しいですね。

車両甲板(えさん)

5:20乗船開始、まずはトラックが積まれていきます。

続いて5:25にバイクが乗船開始。

あれ? 2台だけ?

ターミナルのディスプレーでは、バイク=×になっていました、車両甲板はガラガラです。

この船は、壁際ではなく、車両甲板の中央に固定するタイプでした。乗船時間は 4時間弱と比較的に短いのですが、長距離フェリーと同様にしっかりと甲板にバイクを固定しています。

ナッチャンRela

デッキからナッチャンRelaが見えました。

こうやって正面から見るとやっぱりフェリーには見えないですね。船体の下部が空洞になっており、車両甲板は中に浮いた形になっています。これで旧船の倍近い速度で航行して、青森~函館間を旧船の 3/4の時間で結ぶ高速航行を実現できているのだから面白いです。

さらば北海道!!

5:50定刻通り、函館港を出港。

 

さらば北海道!! また来るゾ!!

湾内から見た函館山

洋上から見た函館山周辺は、今日も厚い雲に覆われていました。

次回は、函館山に登りたいですね。

えさんの2等船室

えさんの船内は 2等部屋が 1つしかありません。

乗船客は少ないですね、十数人しか乗っていません。それでも部屋の大半が埋まってしまうほど狭いので、残席の表示が△になっていたのも納得がいきます。

えさんの旅客定員は 78名なので、やっぱりトラック輸送がメインのフェリーなのでしょう。ドライバールームは、別にあります。

津軽半島と下北半島の間

函館~青森航路は途中から津軽半島と下北半島の間を抜けて航行します。船の両側に半島を眺めることができるのですが、下北半島側は、雲と霧に包まれて凄い景色になっていました。荒々しい景色ですね。

青森港

9:30、青森港が見えてきました。

やっぱりこの航路は早いですね。大間航路ほどではありませんが、それでも少し仮眠を取ればあっという間に着きます。

ナッチャンWorld

函館港にはナッチャンRelaが係留されていましたが、青森港には姉妹船のナッチャンWorldが停泊していました。

ちなみに、このナッチャンWorldは、7月17日から8月22日まで期間限定で函館~青森航路を運行します。

それにしても綺麗な船体だな~。

車両甲板(えさん)

函館~青森航路は、着岸前に車両甲板に戻ることができます。

やっぱりガラガラでした。これじゃ赤字では?

2等のスペースを考えるとこれ以上乗船客は増やせないので、やっぱりトラックの積載台数が少ないと採算が合わないと思われます。

暑い!!!

9:40、定刻通り青森港に到着。

本州へ戻ってきましたが、

 暑い!!!

戻ってきてしまったんだな・・・。

東北自動車道 青森IC

青森港から約10km走って、東北自動車道の終点「青森IC」まで来ました。

さて、ここから先が本番です。

 

ここから東京まで約700km!!

 

現在時刻は 10:20。予定到着時間は 21:30です。

行くゼ!!

花輪SA(東北自動車道)

長丁場になるので、無理をせずに、SAでこまめに休憩を取ります。

前半の青森ICから盛岡IC辺りまでは、猛暑との格闘になりました。2年前の東北ツーリングでも同じ区間で、気温36度の炎天下を走った経験があったので、これは十分に想定してはいたのですが、やっぱり暑いですね。

ちょっとスピードを出すと、ZZRの足元から猛烈な熱風が襲ってきます。

ヒメノモチソフトクリーム(紫波SA)

紫波SAの「ヒメノモチソフトクリーム」です。

お米のソフトクリームは、今回のツーリングでも奈井江で食べていますが、これは餅米のソフトクリームです。

食感も少しもちっとしています。フルーツ系のソフトクリームと違いシンプルな味でさっぱりしていて美味しいです。

足立太良SA(豪雨)

仙台南ICを通り過ぎた辺りから激しい豪雨に見舞われました。排水が追いつかず、路面に水たまりができ、前走車の巻き上げる水しぶきをもろに被るほどの雨です。まだ梅雨明け前の為、多少の雨は想定していましたが、ここまで激しく降るとは・・・・・。

東北道は80km制限でしたが、山形道は一部で50km規制がかかっているようです。

那須高原SA

想定外でした。

盛岡までの猛暑、仙台から先の豪雨、そして 3ヶ所の事故発生による渋滞に区間閉鎖と宇都宮周辺の自然渋滞・・・。

結局、SAで気象情報と渋滞情報を収集しながら休み休み走った為、

函館~東京自走ルート(19時間)

函館から東京まで19時間かかりました。

これはフェリーの乗船時間も含んでいるため、青森港 → 東京間の走行時間は 13時間15分でした。当初は11時間を予定していたので、予定より 2時間オーバです。函館港の出港時間が5:50、青森港到着が9:40、東京着が23:15。ちなみに私の自宅は、外環自動車道の大泉ICから約 45分かかります。とりあえず、これで

1日で東京~北海道を移動できるか?

の解答は出ました。

実際に走った感想ですが、やっぱりそれなりに疲れます。しかもこれをツーリング最終日の10日目に走った為に余計に疲れました。やってできないことは無いけど、そこは体力と相談が必要だと思います。

これが往路だとまた話が変わってきますね。

今回は復路だったのでフェリーの出航時間を気にする必要がありませんでしたが、往路だと出航時間に遅れないように走らないといけない為、途中で事故渋滞などのアクシデントが発生すると間に合わなくなるリスクがあります。

いずれにしろ無理の無いツーリング計画が重要ですね。

無事帰宅

23:15自宅に到着、疲れたけど、なんとか今日中に帰ってこられました。

今回のロングツーリングも無事に終了です。

お疲れさま!! > ZZR400

とりあえず、軽く車体を洗ってから寝ます。 疲れた~。

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 最後までお付き合い下さいまして、ありがとうございました。
 このツーリング記が皆様の旅行に少しでも役立てば幸いです。
 今年は、林道だけではなく一般道にも熊が出没しているそうです。
 今夏に北海道へ行かれるライダーさんは、注意して下さい。
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2010年北海道ツーリング終了

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