2010/08/01 作成、2020/02/20 更新
4日目:道東へ!!
3:30起床、外は既に明るくなり始めています。
北海道の朝は早いです。今日の富良野の日の出時刻は 3:51、これが東京だと 4:27と 30分以上差があります。ちなみに鹿児島だと 5:15、かなり差がありますね。これから早寝早起きの健康的な一週間が始まります。テントを撤収して 5:00出発。
今日はここから南東へ向かい、約270km先の釧路を目指します。
早朝の富良野市内は深い霧に包まれていました。
広域農道こと道道298号線で富良野市内を南へ向かいますが、霧で前方がよく見えません。
国道38号線で南東へ向かい「勝狩峠」を越えます。
富良野市内からここまでずっと濃霧の中を走ってきました。それでも日勝峠に比べればまだマシです。日勝峠は頻繁に霧に覆われる上に見通し悪いので厄介ですね。濃霧の中、急カーブが連続する峠道は越えたくありません。どうしても走らなくてはいけないときは、ずっとヘルメットのシールドを開けて走りますが。
市街地を離れると道ばたにコンビニまでの距離を示す看板を良く見かけますが、この看板に書かれている距離は、
↑ 711m
なんでこんな細かい距離表示? って一瞬考えてしまいましたが、「あ~、セブンイレブンだからか」。鈍かった・・・。
北海道のコンビニと言えばやっぱりセイコーマート。
「いらっしゃいませ~
セイコーマートへようこそぉ~」
これを聞かないと北海道に来た気がしません。
たまに、いらっしゃいませ~、しか言ってくれない店もありますが、そんな時は何も買わずに外へ出ます(嘘です)。
セイコーマートの100円 500mlペットボトルは種類も多くて良いですね。
十勝清水から道東自動車道を使います。
なんでこんな所で高速に?
と、思うかもしれませんが、今日 6月28日から高速無料化が実施されました。ここも無料化対象高速のひとつです。
道東自動車道は 10年前にも使ったのですが、そのときは交通量が皆無でした。十勝清水から池田まで乗って追い越し車はゼロ台、対向車も数台しか走っていませんでした。あまりにも車が少なすぎて、高速なのに対向のバイクとライダーサインを交わすことができたほどです(笑)
が、しかし、状況は一転しました。
今日は車が凄い多いです。もちろん無料化初日の影響もあると思いますが、一般道より多いのでは? と思ってしまうほど車が走っていました。国道38号線は帯広市内をパスするのに多少時間がかかるので、ここが無料化されたのは良いかも知れません。
無料化の効果を確認したところで、1区間だけ走って芽室ICで降ります。ちなみに、ETCで料金所を通過するときの電光表示は、「二輪 0円」でした。
芽室公園の脇にこんな看板がありました。リスの動物注意標識です。
動物注意標識はいろんな種類がありますが、リスは初めて見ました。辺りを見回したけど、残念ながらリスは見つからず。リスは都内でも野生のリスを見られる場所があるので、ここは先を急ぎます。
帯広周辺は直線道路がたくさんあります。3年前は帯広の北側を走ったので、今回は南側を走ります。
北と南に共通して言えるのは、どちらも平坦で直線が長いこと。帯広周辺は防風林が多いため、多少見通しが悪いところがありますが、それでも道の両側には綺麗な景色が広がっています。
国道から 20km弱、ほぼ一直線の道がをずっと走り続け、南側の端、八千代牧場の手前まで走ってきました。
この辺りは広大な畑が広がっています。今日は天気にも恵まれて気持ちがよいです。
道の駅なかさつないで「カマンベールアイス」を食べました。
チーズ系アイスはいろんな種類がありますが、これもなかなか美味しいです。チーズとアイスの相性も良いですね。
今日は日差しが強く気温も高いのでアイスが美味しい~。
北海道名物、牧草ロール。
牧草ロールが点在する景色は北海道ならどこでも見られますが、こういう並べ方をしているのは珍しいですね。牧草ロールを7つ横に並べてました。
豊浦まで走ってきたところで、「はるにれの木」に立ち寄ります。
2本のニレの木が合わさり一体化しています。ここもマイナーな観光スポットですね。ここを訪れるのは 2回目ですが、前回も今回も、私以外には誰もいませんでした。個人的には好きな場所だったりします。
国道38号線をさらに走り太平洋岸の「直別」まで来ました。そしてそこからすぐ先にある「しらぬか恋問岬」へ。
ここを訪れるのは 3回目ですが、晴れたのは初めてだったりします。
過去 2回は、大雨の中ここまで走ってきて、道の駅の洗面所で冷えきった手をお湯で暖めてました(もちろん真夏の話ですよ)。
釧路周辺は、晴れることが少ないですね。釧路はこれまで何度も訪れていますが、ほとんど雨か曇りです。これまでの経験だと、中標津についで晴れることが少ない地かもしれません。そもそも道東はこれから先の時期に雨が降ることが多いんですよね。
釧路市街に入ったところで、月並みですが、釧路の「和庄市場」へ。
現在12:40、ちょうどお昼時ということもあり場内は賑わっています。とりあえず、場内を一周してお土産にできそうな物を探し、今がシーズンのトキシラズとカニを買って実家へ送ってから、自分用の昼飯を探します。
おなじみの「勝手丼」です。
今回は、御飯250円、具が1100円、締めて1350円の丼になりました。トロだけ200円で、後は全部100円のネタを九品。欲張って具を詰めすぎたせいで二層になっています。これなら御飯をもうひとつ大きなサイズにしても良かったかな。
ここから釧路湿原の周りを走ります。
新釧路川沿いの道路は、今も通行止めなんですね。両側に釧路湿原が広がっている良い道路なんですが、残念。でも、湿原を保存するためには仕方がないかな。乗鞍高原スカイラインもそうですが、全国には走りたくても走れない道路が多いですね。
国道391号線で釧路湿原を反時計回りに走って、達古武(たっこぶ)から脇道に入り「細岡」まできました。
ここから細岡展望台までは、2kmのダート道になります。以前に来たときは、かなり荒れたダートだった為、あきらめてここで引き返したのですが、今回はかなり綺麗に整備されていました。これならオンロード車で十分に走ることができます。
ダート道を 2km走って、「細岡展望台」に来ました。
細岡展望台から見た釧路湿原です。広大な釧路湿原とその湿原の中を走る釧路川。
釧路湿原展望台から見た景色も綺麗ですが、ここはそのちょうど反対側に位置します。湿原の中を散策するのも楽しいですが、こうやって上から眺めるのも良いですね。
今回のツーリングで 3匹目のキタキツネを発見。
前の 2匹は、出会ってすぐに逃げられてしまいましたが、今回のキツネはのんびりと歩いていたので写真を撮ることができました。
かなり綺麗なキツネですね。まだ若いかな? 北海道で出会うキツネは、薄汚れて黒ずんでいることも多いのですが、今回のキツネは比較的に綺麗なキツネ色でした。
達古武沼です。
細岡展望台への通過点になっている為、ここで車を止める人はほとんどいません。人気が無いところがかえって良いですね。上空も雲一つ無い青空が広がっています。
途中で立ち寄ったセイコーマートで買った「ソフトカツゲン」です。
最近はテレビでも取り上げられているので、知っている方も多いと思いますが、北海道では定番の飲み物です。ソフトカツゲンは、乳酸菌飲料で言ってみればカルピスやヤクルトのような類ですが、味はかなり甘いものの、割と飲みやすいのでゴクゴクと飲めます。北海道以外で販売しないのは何故だろう?
シラルトコ湖を越えた辺りから急に上空に黒い雲が広がってきました。気温も徐々に低下して風が強くなってきました。
時間も押し迫ってきた為、今日はこのまま弟子屈方面へ向かいます。
今晩はどこに泊まるか悩んだのですが、風が強く夜半にかけて天候が悪化する可能性があったので、無理はせず多和平はやめて前回と同じ屈斜路湖畔の「和琴野営場」にしました。ここは国営野営場と湖畔キャンプ場の 2つのキャンプ場が並んでいるのですが、湖畔の方は釣り客が多かったので野営場の方にしました。どうやらライダーは同じことを考えているようで、向こうには1台もいなかったのに、こっちはバイク 2台、チャリ 1台が停まっていました。テントは自分も入れて計 6張り。名古屋ナンバーの隼乗りさんはかなり旅慣れた様子。三河ナンバーのBMW乗りさんは、これが 2回目の北海道ツーリングだそうです。
屈斜路湖の夕焼けは、雲に邪魔をされて綺麗には見えませんでした、残念。気温はかなり下がってきましたが、半袖、短パンでシュラフにくるまればちょうど良い感じです。19:30就寝。