スマホ向けのコンパクトスタイルで表示しています。

2015/05/20 作成、2020/02/13 更新

タイトル

11日目:5年ぶりの北海道上陸!!

地図

2015年 5月 4日(月)曇り のち 雨

陸奥 → 室蘭 311.9km

ゴールデンウィークの天気予報

う~ん、残念ながら天気予報は変わりませんでした。

今日は全国的に雨が降りそうです。ここまで10日間、1回も雨に降られなかっただけでも奇跡的なので、良しとしましょう。

冬用のライダーパンツ

ここから先は、ライジャケだけではなく、パンツも冬用を使用します。

旅行用の衣類パックに入れて圧縮していたライダーパンツを開封します。これが今回の荷物で一番やっかいでした。圧縮してもそれなりのサイズがあります。

JR大湊線の大湊駅

まずは、JR大湊線の終点「大湊駅」に来ました。

ここが青森県の下北半島側の終着駅になります。ちなみに津軽半島側の終着駅は三厩駅(みんまや)です。三厩駅の方が大湊駅より北に位置するため有名ですが、列車の本数も乗降客数も大湊駅の方が多いです。ホームには、ちょうど野辺地から来た始発列車が到着したところでした。

JR大湊線の大湊駅JR大湊線の大湊駅
海上自衛隊 大湊地方総監部

続いて、大湊基地こと「海上自衛隊 大湊地方総監部」に来ました。

ここは、海上自衛隊の5つの総監部(横須賀、呉、佐世保、舞鶴、大湊)の1つであり、元々は「大湊警備府」が存在した場所です。7日目に訪れた舞鶴と比べると、ここ大湊は所属している艦隊が少ないです。現在は、第15護衛隊の「はまぎり」、「おおよど」、「ちくま」等が所属しています。ちなみに、ここ大湊は日曜日だけ見学ができます。

正門の前で記念撮影していると、自衛官の方に声をかけられました。バイクを一目見て「400?」と聞かれました。ZZRの250、400、1100の違いがすぐ判るということはライダーかな?、と思ったら案の定、ライダーさんでした。

余談ですが、私は艦これを大湊警備府サーバでプレーしています。
 (2015/5/20現在、Lv150が 1艦、Lv99が 63艦)

ロングツーリング中はネットを一切使用しないため、帰ってから春イベに挑戦しますが、バケツ 3,000個あるので大丈夫です!(笑)

海上自衛隊 大湊地方総監部海上自衛隊 大湊地方総監部
下北半島を陸奥湾沿いに走る国道338号線

国道338号線を使って下北半島を時計回りに走ります。

左側に見えているのは陸奥湾です。この国道338号線は地図上では海岸線沿いを走っているように見えますが、実際には内陸の山間部を走っている為、海が見える場所は限られています。

下北半島の名所「仏ヶ浦」

下北半島の名所「仏ヶ浦(ほとけがうら)」に来ました。

仏ヶ浦は、荒波によって浸食された巨大な岩が連なる景観地です。今日はうっすらと霧がかかっており、より一層、神秘的に見えます。

広角で撮影した仏ヶ浦の奇岩

仏ヶ浦の駐車場からこの海岸まで降りてくるには、長い坂を下る必要がありますが、ここは降りてくるだけの価値があります。

海岸まで降りると、奇岩のすぐそばまで歩いて行くことができます。しばし、この絶景を眺めて歩いていました。

高くそびえ立つ仏ヶ浦の奇岩と小さく見える観光客白い岩肌を見せる仏ヶ浦の奇岩
縦方向に幾重もの筋が入った仏ヶ浦の奇岩壮大な白い岩肌を見せる仏ヶ浦の奇岩
大間フェリーターミナル

下北半島の先端、大間崎にある「大間フェリーターミナル」に来ました。

いや~、綺麗になりましたね。元々、大間~函館航路は東日本フェリーが運行していたのですが、現在は津軽海峡フェリーが運行しています。東日本フェリーが運行している2004年の頃は、こんな綺麗なターミナルは無く、小さなプレハブ小屋だけが存在しました。あの頃に比べると雲泥の差です。

津軽海峡フェリーのスマートチェックイン

津軽海峡フェリーが便利なのは、この「スマートチェックイン」。

あらかじめ印刷しておいたQRコードを読み取らせるだけで、瞬時に乗船手続きと発券を終えることができます。スマートチェックインを使用するのはこれで 2回目ですが、やっぱり便利ですね。他のフェリー会社も是非採用して欲しいです。

津軽海峡フェリーの大函丸

津軽海峡フェリーの大函丸(だいかんまる)です。

2013年に就航した新造船です。それまでは、東日本フェリーの「ばあゆ」が運用されていたのですが、このばあゆは、1988年建造の老朽船で2004年に乗船した際にも、その古さが際立っていました。

大函丸へ乗船するバイク

10:50、最初にバイクの乗船が始まります。

大函丸の車両甲板に止めるバイク

大函丸は大間港側では、左舷の船首から乗船して、そのまま船首の壁際にバイクを止めます。

大函丸の車両甲板に固定したバイク

短距離フェリーは、乗下船の作業がスムーズで良いですね。

荷卸しする必要も無いので、あっという間に固定完了です。

綺麗な大函丸の船内にある売店

大函丸の船内です。

まだ就航して 2年しか経過していない為、内装も綺麗です。さすが新造船ですね。

大函丸のファーストシート

今回は、ファーストシートを取りました。

ファーストシートは、12席の専用ルームになっています。座席が大きくリクライニングできるのでゆっくりとくつろぐことができます。大函丸は、別室にカジュアルシートも20席あります。

 

大函丸のスタンダード

ここは、大函丸のスタンダードです。

閑散期ならここでも十分なのですが、ゴールデンウィークのような繁盛期は小さなお子さん連れの家族もたくさん乗船するため、落ち着いて船内で過ごしたい方は、ファーストシートかカジュアルシートをお勧めします。

大函丸の船首にあるスタンダード

どうしても安く済ませたい、という方はこの部屋をお勧めします。

大函丸の船首にあるスタンダードルームです。ここもスタンダードなので追加料金なしで使用できるのですが、場所が船首の階段を上がった2階部分にあるため、意外と知らない方が多く、この日もこの部屋の方がすいていました。おまけに船首に位置しているので眺めも良いです。

乗船デッキ切り離し

11:35、乗船デッキ切り離し作業が始まりました。

いよいよ出航です。

大間港を出港する大函丸

11:40、定刻通り大間港を離岸。函館へ向けて出航しました。

 

さらば、本州!!

大函丸のデッキから見た函館山

ファーストクラスのシートがあまりにも心地良くて、寝過ごしました。

12:53、デッキに出ると既に船の後方に函館山が・・・。さすが、最短航路。乗船時間がたったの90分のため、起きたら既に函館、と言う場合もありそうですね。

ツーリングマップルを東北編から北海道編へ

着岸10分前に車両甲板が開放されました。

短距離フェリーの良いところは接岸前に車両甲板に戻って下船の準備ができるところです。

ここでツーリングマップルを東北編から最後の一冊、北海道編に変えます。これで 7冊持参したツーリングマップルを全部使ったことになります。

函館港に接岸した大函丸の車両甲板の扉が開くところ

13:10、定刻通り、函館港に接岸。

船尾の扉が開いて北海道の景色が見えてきました。この瞬間のワクワク感がたまりません。気分が高揚します!

北海道上陸、函館港に降り立ったバイクで記念撮影

北海道上陸!!

バイクで北海道に来るのは、5年ぶり 6回目です。

雨が降り出した国道 5号線

函館から国道 5号線で北上していると、今朝の天気予報通り、雨が降り出しました。

今回のツーリングで初のレイン装備です。ここまで一度も雨に降られなかったのは、恵まれていました。

室蘭のホテルの駐車場に停めたバイク

途中から雨脚が強くなったため、今日は無理せず、そのまま室蘭のホテルへ直行しました。途中、静狩峠、礼文華峠越えでは、前走車が霞むくらい濃い霧が発生していました。

気温が高かったため、雨には降られましたが、この時期の北海道でも難なく走ることができたのは幸いでした。むしろ、今朝、下北半島を走っていた時の方がはるかに寒かったです。

北海道と言えば、ソフトカツゲン

北海道と言えば、「ソフトカツゲン」。北海道に来るとどうしてもこれが飲みたくなります。

夜になると雨はさらに激しくなり、一晩中降り続けました。

そう言えば、走行距離が佐多岬の標識に書いてあった 2,700kmを超えましたが、宗谷岬まではまだまだ距離があります。

日本列島縦断ツーリングルート11日目雨が降り続ける室蘭のホテルより

12日目:早春のオロロンライン

地図

2015年 5月 5日(火)快晴

室蘭 → 天塩 434.5km

ツーリング12日目

ツーリング12日目です。

昨日の函館~室蘭間は雨に降られてどこにも立ち寄る余裕が無かったため、今日が実質、北海道ツーリング1日目です。久しぶりの北海道でワクワクしています。

さすがに早朝はチョークを下ろして暖気しないとエンジンがかかりません。

チェーンに給油

まずは、出発前にチェーンに給油します。

3年前の四国一周ツーリング時は、初日から雨に降られたせいで途中でチェーンが錆びてしまいました。今回は、しっかりルブを持参してきました。さすがクリーナまで持参すると荷物が増えるのでルブだけです。ちなみにルブ以外には、タイヤの空気圧を調整するためのエアーゲージとエアーチャージホースも持参してます。

苫小牧の道の駅「ぷらっとみなと市場」

室蘭から国道36号線を北東に向かって走り、苫小牧の道の駅「ぷらっとみなと市場」へ来ました。

苫小牧のフェリーで到着したライダーが真っ先にここへ来る場合も多いですね。私もここへ来るのは 2回目です。

苫小牧の道の駅「ぷらっとみなと市場」のみなと寿しで「しあわせ丼」

みなと寿しで「しあわせ丼」を注文しました。

しあわせ丼は、950円、1400円、2300円、3300円の 4コースがあり、どのコースでも 4品を選ぶことができます。今回は朝飯なので1400円コースで、苫小牧名物のホッキと甘えび、白身、マグロの 4種類を選びました。

朝から海鮮を堪能して満足です。

国道234号線、274号線、337号線

苫小牧からできる限り市街地を避けて北上します。

国道234号線、274号線、337号線を使って日本海側を目指します。この辺りは、北海道にしては信号が多いですが、それでも本州に比べればはるかに走りやすいです。

国道231号線の距離標識、留萌108km、浜益50km

石狩市内で国道231号線に入りました。北海道でも屈指の快走路「オロロンライン」のスタートです!

ここからオロロンラインを北上して稚内を目指します。

日本列島縦断ツーリングルート12日目正面に日本海が見える国道231号線と道路脇の暴風柵
強風が吹き荒れる日本海

今日は、快晴で天気は良いのですが、強風が吹いています。

日本海の海面も波しぶきで白く光っていました。

稚内まで182kmの標識(看板)

【↑ 稚内 182km】

ついに標識に「稚内」の文字が!!

いよいよゴールが近づいてきました。

上平グリーンヒルウィンドファーム

毎度おなじみの「上平グリーンヒルウィンドファーム」です。

このホームページでも何度も紹介しているオロロンラインの名所のひとつですね。

ゴールデンウィーク(5月)のオロロンライン

オロロンラインは、これまでに何度も走っていますが、ゴールデンウィーク(5月上旬)に走るのは初めてです。

やっぱり、春の北海道と夏の北海道では全然景色が違いますね。この時期は、まだ緑が少ないです。ただでさえ荒涼とした草原や湿地が広がっているのに、枯れた草木や地面が剥き出しになっていると、一層と寂しさを感じます。個人的にはこういう景色も大好きなのですが、初めて北海道へ来るライダーさんは、やっぱり夏に来た方が良いですよ。

夕暮れが近づく

まだ日は高いですが、それでも徐々に影が長く伸びてきました。

北海道を走る場合、400km/日かそれ以上でも楽勝なのですが、さすがに今日は出発した時間が遅すぎました。

北海道と言えば、セイコーマート

セイコーマートで食料を調達して、今日は天塩に泊まります。さすが道北、ホテルの部屋にはこの時期でも暖房器具が準備してありました。

ここまで来れば、ゴールの宗谷岬は目前です!!

日本列島縦断ツーリングルート12日目天塩のホテルの暖房器具

Copyright © 2006-2024 KaK.

このページに掲載されている画像の転載は、再配布条件 をご参照ください。