トライアル世界選手権

今年のトライアルコースです。全13セクションで構成されており、前半の第1~6セクションが道沿いに、第 7セクション以降が森の中に設置されています。特定の選手を追って全セクションを回る人もいますが、混雑が予想されるので観戦ポイントを絞って回りたいと思います。
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1日目
2日目
Day 1 Section 7

セクション6から先は、もてぎの森の中にコースが設置されています。遊歩道はハイキングのコースみたいですが、距離はそれほど遠くないため、気軽に回ることができます。

遊歩道沿いにはこんな看板が「ヘビに注意」。

セクション7は、森の中に開けた小さな沼の周りにコースが設置されています。

セクション間を移動する選手も森の中の坂道を昇り降りしてここまで走ってきます。

セクション7は、こんな感じで大きな岩が点在しています。ほぼ平地で斜度が少ないコースですが、最後だけ坂になっています。

TRIAL 2クラスのFrancesc Moretのトライです。岩と岩の間を縫って走ります。

Eddie Karlssonが豪快にフロントを持ち上げて岩を超えていきます。

ちょっとしたミスで岩にハマると、こんな感じでスタックします。ここも難易度が高いセクションです。

Jorge CasalesとJack Priceがルート取りで相談しています。こういうシーンもトライアル競技ならではの光景ですね。

TRIAL GPクラスのマーカは、前半にこの大きな岩超えがあります。

Jorge Casalesのトライです。この大きな岩も難なく超えていきます。さすがGPクラス。

GPクラスの難関は、2つ目の岩超えです。ここで多くのライダーがストップしていました。

Jorge Casalesに続きJack Priceも2つ目の岩を超えられずストップ。アシスタントがフロントタイヤを押さえてバイクごと地面に落ちるのを回避しています。

Alexandre Ferrerも1つ目の岩は豪快に超えていきましたが、2つ目の岩でストップ。

Miquel Gelabertも2つ目の岩でストップ。さすがのGPライダーもここを超えるのは厳しいか。

Adam Ragaもバイクを直立させてリアのトルク全開で岩をよじ登りますが失敗。

Franz Kadlecも丁寧に岩を超えていきますが、2つ目の岩を超えられずストップ。

藤波貴久がセクション7に来ました。念入りにルートを下見しています。

Benoit Bincazは、1番目の岩超えで思わぬミス。アシスタントがフロントフォークを押さえています。

慎重に行ったJaime_Bustoも2番目の岩は超えられませんでした。

王者Toni Bou登場。岩の上に登ってコースの状態を確認しています。

黒山健一も2番目の岩でリアが横滑りしてバイクごと落下。GPクラスはアシスタントもたいへんです。

藤波貴久のトライが始まりました。1番目の岩は難なくクリア。

スルットルを開けて2番目の岩にアタック!!

超えた!!
足つき1回の減点 1ptで見事に超えました。

残念ながら自分が観戦していたポジションからは良く見えなかったのですが、この先の岩から岩へ飛び移るところで藤波貴久はストップしました。←の写真の左上に赤いGPクラスのマーカが付いた岩が見えると思いますが、この岩へ飛び移ったところで失敗していました。

Toni Bouのトライです。1番目の岩も豪快なウィリーで超えていきます。

2番目の岩も超えて、3番目の藤波貴久がスタックした岩もクリア。足つき1回の減点1でToni Bouがこのセクションをクリアした最初のGPライダーになりました。

残るはToni Bouがクリアできなかったセクション3をクリアした2人。まずは、Jeroni Fajardのトライですが、残念ながら2番目の岩超えでストップ。

最後は、James Dabill。慎重に1番目の岩をクリア。

しかし、2番目の岩越えで落下。James Dabillのアシスタントがフロントフォークを掴んでバイクの落下を防いでいます。

TRIAL GPクラスLEG 1のセクション7のリザルトです。結局、このセクション7をクリアできたGPライダーは、Toni Bouだけでした。

雨によるコンディションの影響により、LEG 1は減点数が大幅に増えています。ここまでセクション2が平均4.90pt、セクション3が4.76pt、そしてここセクション7が4.81pt。セクション1~7のクリーンは、わずか13回という状況です。
一旦競技会場の外に出て昼食を取り、午後のLEG 2はコース後半のセクション14へ移動します。