トライアル世界選手権
今年のトライアルコースです。全13セクションで構成されており、前半の第1~6セクションが道沿いに、第 7セクション以降が森の中に設置されています。特定の選手を追って全セクションを回る人もいますが、混雑が予想されるので観戦ポイントを絞って回りたいと思います。
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1日目
2日目
Day 1 Section 14
初日の午後は、セクション14で観戦します。比較的に難易度が低いセクションですが、全セクションで最大の高低差がある、もてぎの名物セクションのひとつです。
コースはこんな感じです。全セクションで最も短いコースで、TRIAL 125とTRIAL 2クラスは、急勾配を登りきるだけのセクションです。TRIAL GPクラスは、前半に180度ターンが入ります。
←の写真を見れば、どれだけ急勾配かが判るかと思います。このセクションは、排気量の少ないTRIAL 125クラスの方が圧倒的に難しいコースです。前半のスロープを登りきっても、後半の急斜面が滑りやすくTRIAL 125クラスのライダーには厳しいセクションになっています。クリアには、コース取りも大きなポイントになります。午前中のLEG 1は、TRIAL 125クラスのライダー14人中、クリアしたのはわずか 2人、クリーンはゼロという結果でした。
TRIAL125 クラス
まずは、TRIAL 125クラスの挑戦です。Jake Eleyがスロープを登っていきます。
Lorenzo Gandolaのトライ。ふらつきながらもクリーンで通過。
Carloalberto Rabinoも序盤のスロープは難なくクリア。
Eric Miquelも綺麗にジャンプしてクリア。
大半のライダーが斜面左側のルートを選択する中、山崎頌太は、果敢に右ルートを選択。
残念、リアが滑ってこらえきれずストップしました。
一見すると前半のスロープまでは簡単そうに見えますが、そうでもありません。Julius Ilmbergerは、助走に失敗してスロープに差し掛かる前にスタック。
ここまで減点50ptでTRIAL 125クラス首位のBilly Greenは、難なくクリア。
磯谷郁も助走に失敗して、スロープの手前で脱落。
Jarand Matias Vold Gunvaldsenは、ぬかるんだ斜面で何度も足を付くもののなんとかクリア。
悪コンディションのLEG 1で、セクション14を最小減点の1でクリアしたKieran Toulyは、天候が回復した午後はクリーンでした。
Fabien Poirotも減点1でクリア。結局、TRIAL125クラスは、午前中のLEG 1から大幅にスコアを伸ばし、14人中 8人がクリア、内 4人がクリーンで平均 2.71ptでした。
TRIAL 2 クラス
続いてTRIAL 2クラスです。最初は、Marc Riba Lazaroのトライ。片足を上げてバランスを取りながら助走を付けます。
スポット参戦の岡村将敏も午前中のLEG 1で超えられなかった斜面を越えていきました。
Timmy Hippelは、斜面の傾斜でバイクが大きく右に傾きこらえきれずストップ。
この急斜面なので途中で止まると体勢を回復させるのが難しいです。そのまま下まで滑り落ちることもしばしば。
アシスタントも身を乗り出してライダーにライン取りを指示します。
スポット参戦の永久保恭平は、斜面でふらつきながらも足を付くことなくクリーン。
Dan Peaceは、バイクから身を乗り出してバランスをとっています。同じくクリーン。
スポット参戦の磯谷玲は、助走に失敗して後退、残念。
Jack Peaceは、バランスを崩したこの体勢から根性で立て直し、減点2でクリア。
Gabriel Marcelliは、余裕のウィリーでクリア。
トップゼッケンを着けるIwan Robertsもここは余裕のクリーン通過でした。
結局、TRIAL 2クラスのLAP 2も、午前中のLAP 1から大幅にスコアアップして29人中 25人がクリア、内16人がクリーンでした。
TRIAL GPクラス
最後は、TRIAL GPクラスです。GPクラスは、最初に斜面で180度ターンする必要があります。
1番手は、Jack Price。勢いよく斜面を駆け上ります。
マーカで180度ターン、余裕でクリアです。
野崎史高も余裕でクリア。さすがGPクラスのライダーになるとこの程度の斜面は苦にしないですね。
Matteo Grattarolaは、大きくジャンプしてターン。
魅せるEddie Karlssonは、やっぱり大きくジャンプ。さすが、Eddie!!
Eddie Karlssonは、単にトライするだけではなく、観客に魅せるライディングをするので見ていて楽しいです。観客と対面のターンも一際大きなジャンプを見せてくれます。
Alexandre Ferrerも鮮やかにターン。
黒山健一もここまで98ptで、スポット参戦している日本人3選手の中では一番手に付けています。
藤波貴久も難なくクリア。クリーンで最後のセクション15へ走っていきました。
Arnau Farreも余裕のウィリーで観客の前を通過。
黒山健一と同じくここまで98ptで通過のFranz Kadlec。
93ptの 8位で通過のAlbert Cabestany。
ここまでクリアしたセクション数が9と苦戦中の小川友幸、頑張れ!!
5位のAdam Ragaに13pt差を付けられて現在 6位のJaime Busto。7位のJorge Casalesとは 2pt差です。
ぶっちぎりのトップ通過は、王者Toni Bou。ここまでクリーン14の48ptで圧倒的な強さを見せつけています。
セクション14の全結果が出ました。GPクラスのLAP 2は、全員クリーンでした。さすがですね。TRIAL 2クラスとTRIAL 125クラスも午前中のLAP 1から大幅にスコアがアップしています。
初日の最後は、セクション15と表彰式です。