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2017/06/14 作成

タイトルタイトル

トライアル世界選手権

FIMトライアル世界選手権 第2戦 日本グランプリ(ツインリンクもてぎ)のセクションマップ

今年のトライアルコースです。全13セクションで構成されており、前半の第1~6セクションが道沿いに、第 7セクション以降が森の中に設置されています。特定の選手を追って全セクションを回る人もいますが、混雑が予想されるので観戦ポイントを絞って回りたいと思います。

 

↓ のリンク画像をクリックすると、各セクションのレポートページに飛びます。

1日目

2日目

Day 2 Section 15

セクション15

初日に続いて二日目も最後はセクション15で観戦します。コースは、初日と同じため、説明は割愛します。

フィリッポ・ロッカ(Filippo Locca)

最初にTRIAL 2クラスのトライをさわりだけ。

Filippo Loccaが岩場を登っていきます。TRIAL 2クラスは中央から入って右側の崖の岩を登りますが、TRIAL GPクラスは一番左の大きな岩を登ります。

柴田暁(Akira Shibata)

柴田暁が最初の岩場を走り抜けます。ここはほとんど問題なし。

柴田暁(Akira Shibata)

最後に斜面の頂上で軽くジャンプ。

TRIAL GPクラス LAP1(午前)

ツインリンクもてぎの名物、トライアル競技セクション15の滝登り

では、TRIAL GPクラスのトライを見て行きましょう。まずは、午前のLAP 1から。

ツインリンクもてぎのトライアル世界選手権セクション15のTRIAL GPクラスのコース

 TRIAL GPクラスのマーカは、こんな感じで設置されています。中段の岩にはほとんどスペースが無く、そこから一番上の岩に飛び上がるところが難関です。左の滝の水量は少なく、水しぶきで濡れているのは一番下の外側だけでした。

コースを下見するFranz KadlecとEddie Karlsson

Franz KadlecとEddie Karlssonが念入りにルートを下見していました。

フランツ・カドレック(Franz Kadlec)

最初にトライするのは、Franz Kadlec。ウィリーで崖に挑んでいきます。

フランツ・カドレック(Franz Kadlec)

中段の岩から上段に登るところでストップでした。

オリオール・ノゲラ(Oriol Noguera)

Eddie Karlssonのアシスタントが指でルートを指示しています。

エディ・カールソン(Eddie Karlsson)

Eddie Karlssonがジャンプ、最後の岩でバイクのリアタイヤが右側へ落ちて足つき1回の減点を取られましたが、無事にクリアしました。

アルヌー・ファレ(Arnau Farre)

Arnau FarreもEddie Karlssonと同じく、一番上の岩でリアが右側に落ちてそのままストップ。

外れたテープとコースマーカを修正するスタッフ

マーカやテープがたびたび外れるのでObserverもたいへんです。ここが最終セクションなので次にトライする選手の残り時間が少ないと急いで直す必要があります。

マテオ・グラッタローラ(Matteo Grattarola)

Matteo Grattarolaも最後の岩が越えられず、アシスタントがフロントフォークをがっちり掴んでバイクをキャッチ。

アルベルト・カベスタニー(Albert Cabestany)

Albert Cabestanyも最後のジャンプが右寄りになりましたが、かろうじて足つき1回のみでクリア。

アダム・ラガ(Adam Raga)

Adam Ragaは、さすがです。ほとんどブレずに安定したジャンプでクリア。

クリーン通過で「0」のフラグを揚げるジャッジ

TRIAL GPクラスのLEG 1は、Adam Ragaが最初のクリーン通過になりました。

野崎史高(Fumitaka Nozaki)

野崎史高は、リアが中段の岩と岩の間にハマってスタック。

ロリス・グビアン(Loris Gubian)

続くLoris Gubianも同じ場所でストップ。ここから最後の岩へジャンプするところがかなり難しそうです。

小川友幸(Tomoyuki Ogawa)

小川友幸のトライは、一瞬クリアしたかのように見えたのですが、MatteoやAlbertと同じでバイクが右に傾き足つき。それでもリアがほぼ岩の上まで到達していたため、この体勢から抜け出して減点1でクリアしました。

ハイメ・ブスト(Jaime Busto)

Jaime Bustoは、最後の岩に飛びついた時点で既にバイクが右に傾いていたためそのままストップ。

藤波貴久(Takahisa Fujinami)

藤波貴久は、最後のジャンプで後方にバランスを崩して、すかさずアシスタントがキャッチ。ここまで 3位タイの15ptで来ていただけに、ここで減点 5ptは痛い。3位と 4pt差の 4位でLEG 1を終えました。

ベノー・ビンカズ(Benoit Bincaz)

Benoit Bincazも最後の岩で右にバランスを崩しました。やっぱり、同じパターンですね。ここをまっすぐ乗り越えるのは相当難しそうです。

トニー・ボウ(Toni Bou)

Toni Bouのトライです。

トニー・ボウ(Toni Bou)

あっさりクリア!(笑)

 

もう、見事と言うしかありません。Adam Ragaに続いて2人目のクリーンです。

ジェロニ・ファハルド(Jeroni Fajardo)

Jeroni Fajardoは、若干左から攻めましたが最後の岩を登りきれずストップ。

ジェームス・ダビル(James Dabill)

最後にJames Dabillがトライしましたが、やっぱり右に傾いてストップ。午前のLEG 1は、21人中 6人がクリア、平均点は 3.86ptでした。このスコアは、全15セクション中 3番目の難易度です。

TRIAL GPクラス LAP2(午後)

トライアル選手権日本グランプリの最終セクションに集まる大勢の観客

 14:43、二日間に渡って開催されたトライアル選手権 日本グランプリも残すところはこのセクション15のみ。セクションの周辺には、大勢の観客が集まっています。

小川友幸(Tomoyuki Ogawa)

小川友幸のトライは、中段でストップ。LEG 1は減点1でクリアしていただけに残念。

ハイメ・ブスト(Jaime Busto)

LEG 1にスタックしたJaime BustoもLEG 2では、見事にクリア。

ジャンプして空中で半回転するハイメ・ブスト(Jaime Busto)

そして、最後の斜面で半回転ジャンプ!!

マテオ・グラッタローラ(Matteo Grattarola)

同じくLEG 1でスタックしたMatteo GrattarolaもLEG 2では、見事にクリア。

マテオ・グラッタローラ(Matteo Grattarola)

そして、半回転ジャンプ!!

ベノー・ビンカズ(Benoit Bincaz)

Benoit Bincazも足つき1回の減点1でクリア。

ロリス・グビアン(Loris Gubian)

Loris Gubianは、残念ながら最後の岩が越えられませんでした。

ジャンプして空中で半回転する黒山健一(Kenichi Kuroyama)

黒山健一も減点1でクリア、そしてジャンプ!

ジェロニ・ファハルド(Jeroni Fajardo)

Jeroni FajardoもLEG 2は、クリアしました。

ジェームス・ダビル(James Dabill)

James DabillもLEG 2はクリア、ジャンプ!! 午前のLEG 1でクリアできなかったライダーも続々とセクション15をクリアしています。LEG 2は、かなり平均スコアが上昇しそうです。

斜面で踏み切る藤波貴久(Takahisa Fujinami)

そして、藤波貴久もクリーン!! 最後の斜面を踏み切ります。

大きくジャンプして空中でひねる藤波貴久(Takahisa Fujinami)

一際大きなジャンプを見せてくれました。

トニー・ボウ(Toni Bou)

そして、Toni Bou!! クリーンでクリアするのは、もう当たり前。

優勝を決めて大きくジャンプするトニー・ボウ(Toni Bou)

有終の美を飾るジャンプ!!

トニー・ボウ(Toni Bou)と駆け寄るアシスタント

この瞬間、Toni Bouの日本グランプリ完全制覇が決まりました。斜面を駆け上ってきたアシスタントとがっちりハグして去っていきました。

表彰式で掲揚されるスペイン国旗

最後は表彰式です。

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