Go!プリンセスプリキュア

作詞：大森祥子、作曲：渡辺亮希、編曲：渡辺亮希・池田大介

今回の曲はGo!プリンセスプリキュアより、礒部花凜さんが歌うオープニング曲「Miracle Go!プリンセスプリキュア」です。

礒部さんは、歴代11人目のプリキュア主題歌ボーカルです。久しぶりにプリキュアシリーズでOPとEDの二人のボーカルが一度に新しい人に変わりました。これは、6年前のフレッシュプリキュア以来ですね。同時に作曲もプリキュアシリーズ初の渡辺亮希さんと山本清香さんが担当しています。曲調もこれまでのシリーズとは一線を画しており、新鮮さを感じますね。

イントロは、グリッサンドから始まります。↑の譜面はギター用のTAB譜で書いているため、上段がスライドになっています。

この楽譜は、上段がメロディ、中段がメロディにコードを付けたものとバッキングの複合でピアノやキーボード用、下段がギターのTAB譜面になっています。この曲はギターパートが無いため、下段は適当に書いたもので原曲には無いパートです。

この曲はキーがＣなので、他のプリキュア主題歌に比べれば、小さなお子さんでもピアノで簡単に弾けると思います（Ｂメロは別ですが・・・）。

吉田さんのラジオ「キュアキュアプリティ」で流れたのはフルコーラス版のため、イントロの前奏パートが18小節もあります。おそらく、アニメ本編のショートバージョンでは、もっと短くカットされていると思います。

19小節目でサビから歌が始まります。

出だしの 4小節（19～22小節目）は、特に問題ないのですが、

5～6小節（23～24小節目）が、初めて聴いたときにちょっと違和感を感じるかもしれません。

F→G→A♭→Am7と全音→半音→半音で上がっていきます。繰り返し聴いていれば、すぐに慣れると思いますが（笑）

続いて、Ａメロです。これがまた曲者で１回目と２回目（リピート）でコード進行が異なります。

まずは、１回目ですが、2小節目のC/Gは、ベースがＣ→Ｇにスライドしていますが、ピアノで弾くときはベース音は無視しても大丈夫です。

↑がＡメロのリピート時の楽譜です。

コード進行が、1回目の C→C/G→Am→Em から C→Caug→C6→C7 に変化しています。

小さなお子さんがピアノで弾くときはコードでは判らないと思いますので、Ａメロの出だし 6小節のコードを音階に展開しておきます。

↑のような感じで、一番上の音が半音ずつ上がっていきます。

このコード進行さえ判っていれば大丈夫です。

さて、この曲の最大のポイント、Ｂメロです。

ここで、4拍子から 3拍子に変わります！ さらにキーがCからCmに転調します。

Go! プリンセスプリキュアは、その名の通りプリンセスがテーマなので、プリンセス → 舞踏会 → ワルツ → 3拍子、と言ったところでしょうか？ ちなみに、エンディング曲の「ドリーミング☆プリセンスプリキュア」も 3拍子と 4拍子が混在しています。

で、3拍子に変わるだけなら問題ないのですが、やっかいなことに 3拍子は最初の 3小節だけです。
4小節目で再び 4拍子に戻ります。３－３－３－４なので、普通に ３－３－３－３でリズムを取ると、1拍足りなくなるので注意して下さい。

Ｂメロを超えてしまえば、あとは問題ありません。

サビは、イントロとほぼ同じです。

最後にアウトロです。

残念ながら吉田さんのラジオで流れたフルコーラス版も途中で切れている為、アウトロは判りませんでした。

↑のアウトロは、フルコーラス版の間奏からTV版のショートバージョンでは多分こうなるだろう、という勝手な予想で書きました。何の裏も取っていませんので、ご容赦下さい。　アニメの本放送後に楽譜を修正します。